写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

正夢(話題)

2016年08月08日 | スポーツ・山登り・釣り・遊び

 今年のプロ野球のセ・リーグペナントレースの行方を決めるような大きな試合が昨夜広島で行われた。対戦相手は目下絶好調で7連勝中の2位巨人である。迎える広島カープは、このところやや調子を崩して4連敗中で、3連戦の内すでに2敗を喫している。

 巨人と最大11ゲーム差あったものが、4.5ゲーム差にまで急追されており、昨夜の試合に負けると3.5ゲーム差となり、優勝の先行きは混とんとする場面であった。肝心なテレビ放送はオリンピックに占拠されて放映されない。仕方なく、ラジオのスイッチを入れて聞いていた。

 カープは出だしよく3点を入れたが、直ぐに同点とされた後は、更に加点され、なんとか同点に追いつくも、7回の表には2点をいれられて7対5となった。戦況はカープが押され気味で勝ち目は薄いように見える。「今日は負けだな」と判断し、昼間の疲れもあって早々にベッドに入った。

 カープが勝った日には熟睡できるが、負けた日には寝苦しい夜となることが多い。昨夜は勝負がつかない内に眠ったが、勝敗の行方が気になったのだろう、同じ夢を3回も見た。それは、9回の裏なのか延長戦なのか分からないが、カープが逆転サヨナラで勝つという夢であった。

 これが夢なのか、目覚めに近い覚醒状態だったのか分からないが、夢のストーリーはカープが逆転勝ちをしたということに違いはない。今朝、いつもより早く起きて、直ぐにネットのスポーツ記事を検索してみると、カープが私が夢で見た通り逆転サヨナラ勝ちをしているではないか。

 これには驚いた。「神ってる」とは、この私のことであった。9回の裏、菊池が2アウト後の土壇場でホームランを打って同点とし、四球で出塁した丸を、この日4番の新井がサヨナラ2塁打で8対7と決着を付けた。後日「この日の勝利でカープの優勝は決まった」と言われるような試合過程を、私は夢の中で予言していた。正夢って、本当にあるんですねぇ。