福座ブラック ＆ 直火焼きチャーシュー ＠ 金沢 有松 「 麺や 福座 」

昨日のお昼は、正月に 「 神楽 」 でたまたまたご一緒した際にご本人から２月あたりから限定メニュー化すると聞いていた “ 富山ブラックの福座バージョン ”がぼちぼち始まっているかな？ と思い、福座さんへ…。

そして予想通り、羊の皮をかぶった狼というか、見た目はなるほど 「 富山ブラック 」 ながら、味そのものは似て非なる旨味たっぷりな 「 醤油ラーメン 」 に仕上がっていて、すっかり美味しく頂いたのでありました。



京都の 「 新福菜館 」 のようなラインを目指したらしいけれど、醤油の香ばしさと甘味がより感じられ、優しい味わいとでも言うべきか、ジャンク度が低い分、洗練された味となっていて、コシのあり相変わらず旨い低加水の中太麺にトッピングの白髪ネギとレタスにモヤシという組み合わせも、いささか地味ながら、スープを楽しむには丁度いい感じ。



とにかく見た目のくどさはまったく感じさせず、ついつい完飲したものの、「 新福菜館 」 みたいにあとから喉が渇くこともなかったのも流石でありました。



今回の商品開発に合わせて、豚のもも肉を使った直火焼きチャーシューも登場し、別皿で添えてもらった。



自分でピザ窯を作った「アルベロ」の甲斐くんみたいに料理人という人種は器用にいろんなものを作る人が多いけれど、昼の仕込みの時間を使いドラム缶を材料にたった３日間でこんな素敵なものを作る福座さんも相当に凄いッス！



実はこれまで福座さんでチャーシューだけが個人的には今ひとつ納得しかねる部分があり、特に冷やし系だと些かしんどかったりしたのですが、こうして肉の旨さがギュッと凝縮された直火焼きのチャーシューが登場したのは大いに嬉しいし、これからさらにブラッシュアップされていくだろうから、そういった意味でも大いに楽しみなのであります。
というわけで、機会があれば是非！

麺屋 福座
金沢市有松４－１－１
076-243-2930
11:30 - 14:30 17:30 - 21:00
月曜定休（月に一回火曜日休み）

---

今日の１曲　“ Shenandoah ” : Tom Waits and Keith Richards　

ジョニー・ディップや映画プロデューサーのハル・ウィルナーや映画監督のゴア・ヴァービンスキーらがプロデューサーを務めている船乗り歌のコンピレーション・アルバム 『 Son of Rogue's Gallery: Pirate Ballads, Sea Songs and Chanteys 』。
イギー・ポップとア・ホーク・アンド・ア・ハックショー、パティ・スミスとジョニー・デップ、ベス・オートン、シェイン・マガウアン、マイケル・スタイプとコートニー・ラヴ、ドクター・ジョン、マリアンヌ・フェイスフル、ブロークン・ソーシャル・シーンといった具合に多彩なミュージシャンが参加しているけれど、やっぱりこの二人が異彩を放っているなぁということで…