俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

季節を感じる天麩羅なひと時 @ 金沢 片町 「 天ぷら 小泉 」

2015年01月27日 11時59分52秒 | 時系列でご覧ください

先週末、「 週刊ポスト 」 にまでついに登場してしまった(笑)よっちゃんと、天ぷらを食べようということになり、久しぶりに小泉くんとこへ…。
そして相変わらずクオリティ高き天ぷらの数々を存分に堪能させてもらったのでありました。



約束の時間にちょっと遅れていったところ、先にビールを飲んでたよっちゃんへの取り敢えずの 「 あて 」 になっていた、ヒラメの皮?



そしてそこからの先付の諸江で採れたセリにナマコ、そしておろし蕪を加え、柚子を散らし、う~ん、と思わず唸ってしまうくらい旨いひと品で、おまかせがスタート。



で、のっけから登場、さっきまで目の前の水槽で泳いでいた甘く香り高い 「 才巻きえび 」。



甘いと言えば、味付けだと否定的に使われることが多いけど、野菜などの食材に対しては褒め言葉となるよなぁと思いつつ食べた、やんわりと甘さ感じる京都の 「 金時人参 」



お馴染み、見た目にも鮮やかな らっきょとトマトとスナップエンドウの3点盛りも、
相変わらずさっぱりした味わいでナイスな組み合わせ。



そして、今の時期しかこの組み合わせはできないねと言いつつ揚げてもらった 「 ずわいの足 」 と 「 ふきのとう 」 のコンビ。
ホクホクふわふわなズワイもいいけれど、技ありで絶妙な揚げ方でいただく蕗の薹に、やはり春を感じます。



春を感じると言えば、「 若ごぼうの新芽とお揚げさんの炊いたん 」のが、箸休めとして、さらっと出てくるところも、さすがなのであります。



さらにこれからが旬の蕾菜もまた、さきほど食べた海老の頭とともに出てきたりして、こうした季節を感じさせてくれるライナップは、やっぱり素敵です。



さらに珍しいものとして、他であまり食べることがない、というか、京都では高級食材として知られる琵琶湖で獲れた 「 ホンモロコ 」。
これがまた、「 琵琶湖の魚で一番美味しい 」 なぁんてと言われているのも納得の味わい。



そして、良い意味でぬめっとした感じがない 「 下仁田ネギ 」 もまた独特の旨さが広がります。



モロコ同様、何だか恐れ多い気がして、自分から食べることはあまりないクリーミーでなめらかな 「 トラフグの白子 」 は、思いのほかあっさりしつつ、ふくよかな旨みを感じさせてくれます。



で、追加で何か? と訊かれ、以前食べて( → コチラ )感動した 「 沢野ゴボウ 」 は残念ながら時期が終わっていたけど、敢えてお願いしたゴボウ、これまた旨しでした。



そして〆の食事、今回は天ぷら茶漬け、人呼んで 「 天茶 」 を美味しい漬物とともに。
揚げたてサクサク天ぷらをご飯にのせ、お茶をかける、ただそれだけなのに、「 なんだろうね、この美味しさは? 」 とつい自問自答してしまったのでありました(笑)



ここまでで十分満足しつつ、デザートはスルーしようと思っていたけれど、隣りで、ただでさえ美味しい 「 ももいちご 」 に小泉くん激賞の和三盆が降りかかっているのを見て、思わずご相伴にあずかることに…。
いやはや、何と言うかこれはアカン旨さ! で、とにかく今回もまた、最後の最後まで堪能させてもらったのであります。
どうもご馳走様でした。



ちなみに小泉くん、今ある店舗での営業は3月10日あたりまでとなり、その後、池田町に移転オープンするとのこと。
例え、場所が変わろうが変わるまいが、金沢では数少ない天ぷらの店として、これからもずっと付き合っていきたいという気持ちが訪れるたびに強くなってくるのであります。



というわけで、例えば店でこうして使われている加藤作助氏の器の話をするも良し、旬の食材の話を聞くのも良し、料理のクオリティは高いながら敷居はとても低くしてくれているので、小泉くんとの楽しい会話も含めて、機会があれば是非!
天麩羅の楽しさや美味しさを改めて知ってもらうといった意味でも、大いにオススメなのであります。




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