・
これは何だ、ジェイソン・ボーンだ、ジェームス・ボンドだ、いやアンジェリーナ・ジョリーだ。うへっ!
二重スパイ容疑をかけられたアンジェリーナ・ジョリー扮するCIAエージェントのイヴリン・ソルトが、身の潔白を証明するためにCIAやFBIの追跡をかわしながら真相を追うサスペンスアクション。
もともとは、トム・クルーズ主演で準備されていたというこの作品、突然降って湧いたようにスパイの容疑をかけられたソルトがCIA本部の中を逃げ回り、途中で消火器を改造したバスーカ砲?で反撃に転じ、ビルから脱出後はワシントンの街の中を疾走し、ジャッキー・チェン顔負けにトラックからトラックへと次々に飛び移ったり、激しいカーチェイスを行なったりする冒頭の小気味良いアクションの連続は、アンジー姐さんの頑張りもあって大いに魅せてくれる。
とにかくこの時点でソルトは一体何者で、どうして逃げなきゃならないのか? その背景に何があるのか不明のままで話が進む分、まるでボーンシリーズのようにそれからの展開が大いに楽しみで期待が膨らむ、膨らむ。
ただそこからの展開が、うーん、何と言っていいやら。
良く言えば荒唐無稽と言えないこともないけれど、とにかくどこか使い古された物語を、思わず「オイオイ」と突っ込みどころ満載のご都合主義オンパレードで突き進めてくれるものだから、いささか鼻白んでしまったのだ。
とにかく脚本が荒すぎて、その説得力のなさには呆れるばかり。
だが、しかし、それでもなお、アンジェリーナ・ジョリー中心になぁ~んにも考えずお気楽に観る分には(ってか、ほかの役者の見せ場のないことったらありゃしない:苦笑)、そのアクションシーンでの鮮やかな身のこなしは往年の志穂美の悦チャンを彷彿させ、確かに拍手パチパチもので、華麗な?七変化を含めて人によっちゃそれだけで充分楽しめるんだろうなあ。
それにしてもシリーズの次回作へ続きそうな思わせぶりなラスト、本当に作るつもりなんだろうか?
もし可能であれば是非ともポール・グリーングラスを起用してくれ! というのはないものねだりかな、であります。
ともあれ、後には何も残らないもののスパイアクション作としてはそれなりに楽しめるので、アンジーファン中心にとりあえずオススメだったりしますのじゃ。
機会があれば…。
今日の1曲 “ Angie ” : Stereophonics
アンジーと言えばやはりこの曲になるのですが、オリジナルのストーンズヴァージョンではなく今日はステレオフォニックスのカヴァーで。
演奏そのものはどうってことないものの、ケリー・ジョーンズのハスキーヴォイスはやはり大いに魅力的であります。
これは何だ、ジェイソン・ボーンだ、ジェームス・ボンドだ、いやアンジェリーナ・ジョリーだ。うへっ!
二重スパイ容疑をかけられたアンジェリーナ・ジョリー扮するCIAエージェントのイヴリン・ソルトが、身の潔白を証明するためにCIAやFBIの追跡をかわしながら真相を追うサスペンスアクション。
もともとは、トム・クルーズ主演で準備されていたというこの作品、突然降って湧いたようにスパイの容疑をかけられたソルトがCIA本部の中を逃げ回り、途中で消火器を改造したバスーカ砲?で反撃に転じ、ビルから脱出後はワシントンの街の中を疾走し、ジャッキー・チェン顔負けにトラックからトラックへと次々に飛び移ったり、激しいカーチェイスを行なったりする冒頭の小気味良いアクションの連続は、アンジー姐さんの頑張りもあって大いに魅せてくれる。
とにかくこの時点でソルトは一体何者で、どうして逃げなきゃならないのか? その背景に何があるのか不明のままで話が進む分、まるでボーンシリーズのようにそれからの展開が大いに楽しみで期待が膨らむ、膨らむ。
ただそこからの展開が、うーん、何と言っていいやら。
良く言えば荒唐無稽と言えないこともないけれど、とにかくどこか使い古された物語を、思わず「オイオイ」と突っ込みどころ満載のご都合主義オンパレードで突き進めてくれるものだから、いささか鼻白んでしまったのだ。
とにかく脚本が荒すぎて、その説得力のなさには呆れるばかり。
だが、しかし、それでもなお、アンジェリーナ・ジョリー中心になぁ~んにも考えずお気楽に観る分には(ってか、ほかの役者の見せ場のないことったらありゃしない:苦笑)、そのアクションシーンでの鮮やかな身のこなしは往年の志穂美の悦チャンを彷彿させ、確かに拍手パチパチもので、華麗な?七変化を含めて人によっちゃそれだけで充分楽しめるんだろうなあ。
それにしてもシリーズの次回作へ続きそうな思わせぶりなラスト、本当に作るつもりなんだろうか?
もし可能であれば是非ともポール・グリーングラスを起用してくれ! というのはないものねだりかな、であります。
ともあれ、後には何も残らないもののスパイアクション作としてはそれなりに楽しめるので、アンジーファン中心にとりあえずオススメだったりしますのじゃ。
機会があれば…。
今日の1曲 “ Angie ” : Stereophonics
アンジーと言えばやはりこの曲になるのですが、オリジナルのストーンズヴァージョンではなく今日はステレオフォニックスのカヴァーで。
演奏そのものはどうってことないものの、ケリー・ジョーンズのハスキーヴォイスはやはり大いに魅力的であります。
ソルトめちゃくちゃ見たいよ~
すごくおもしろいと聞いたよ~
観たら是非また感想を聞かせておくれ。
アンジー楽しかったろうなあ、、、とか
アンジー目線で堪能しました。
ヤクザ映画を観た後に肩で風切っちゃう人と同じで
今だったら、わたし
どんなヤツでもバキバキ倒せる…気がします(^^)ゞ
であります。
それにしても主人公に同化して映画館を後にすることが出来るなんて、
なんて素敵なんだろう!
昔々、NYのブレーカーシネマで、深作欣二監督特集で映画を見た連中が
カフェで「コーヒーじゃけん」と言っていたことを思い出したよん(笑)