このほど開業20周年を迎えられたガレタッソのすぐ近所にある 「 割鮮 のむら 」 さん。
それを記念して昨日は歴代の常連の人たちが集まってのお祝いの会が行われ、その末席に参加させてもらったのですが、料理はもちろんのこと、笑顔が絶えないその穏やかな雰囲気に心打たれたのでありました。
まずはじめに出てきた前菜に対して、かつてここで働いていて今は白山麓で和のオーベルジュ 「 ふらり 」 をやっている高木くんが、発酵具合が見事だった堅豆腐をはじめ自分で持ってきた食材の説明をしてくれて、途中からこれまたかつてのスタッフで、砺波で押しも押されぬ繁盛店 「 縁空 」 の店主として頑張っている天野くんもまた魚津の毛ガニや生ハムなどの説明をしてくれて、
そこに野村さんが加わるもんだから、まさに三位一体と言うか三者三様と言うべきか、毛利元就の3本の矢のごとき強いつながりをほのぼのとした雰囲気の中で感じさせてくれて、もちろん料理がおいしいことも相まって本当に楽しいったらありゃしない。
で、美味しいと言ったら圧倒的だったのが、なめこに原木椎茸、さらにはシバタケ、そしてトランペット茸にジロール茸という盛りだくさんのキノコが入った 茶わん蒸し。
とにかく出汁が美味しいのなんのって、そしてやわやわな玉子のしまり具合とキノコのバランスもちょうど良く、お見事!
台風直撃といったアクシデントから魚関係は相当に大変だった中、こうしたちゃんとしたお造りが出てくるところもさすがです。
かますってこんなに美味しかったっけ? と改めて思い知らされた 秋かますのけんちん焼き。
この日はゲストが 40人という中、見た目の美しさも素晴らしいです。
多分はじめて食べた オクラの真丈 には白山麓で獲れた秋茗荷が散らされたあんかけがかかり、イワナとラディッシュの空揚げまでのり、高木くんらしいひと品で、思わず 「 ふらり 」 に行きたくなったかと思うと、
続いて富山産の 和牛のほほ肉の煮込み が、砺波しめじ、里芋、トマト、そしてレタサイ!とオール砺波食材とともに登場し、やっぱり 「 縁空 」 にも行かなアカンなと思ってしまうのであります。
〆の食事は、牡蠣としめじのごはん、もしくは 白海老とむかごごはん という究極の二択ながら、前者を選択。
出来ることなら両方食べてみたかった…。
そして最後のデザートには天野くんの奥さんのモモちゃんお手製の激旨な ゴボウのブラウニー まで登場し、その心がこもった料理の数々はいずれも本当に心に残る美味しさだったのでありました。
そして、そして、なによりもかつて共に働いていた二人の姿をにこやかに眺める野村さんが何とも素敵で、そうした場に共に居させてもらい、激しく感謝だったのでした。
ともあれ改めまして、本当に本当に20周年おめでとうございます。
これからもずっとついて行きますので、何卒よろしくお願いいたします。
今日の1曲 “ 名もなき詩 ” : Mr.Children
思えば 20年前って何故か「カウントダウンTV」をよく見ていたりしていました。
そんな中、240万枚というまさに隔世の感ありの驚異的枚数でこの年の売り上げナンバーワンだったのがこの曲だったのでした。
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