俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

いよいよ冬到来

2014年12月04日 17時06分24秒 | 時系列でご覧ください

進学や転勤など、何らかの理由によってこの4月あたりから金沢に住み始めたニューカマーの人たちにとって、ちょいと辛い時期がやって来た。

思えば、いろんな人が語っているように、実は春から秋にかけて金沢の日照時間は、なんと東京より長いというデーターがあるそうで、さほど長い梅雨があるわけでも、そんなに台風が来るわけでもない金沢というのは、他の地からやって来た人にとっても、時折やってくる厳しい夏の暑さを除けば、基本、気候的には穏やかで過ごしやすいのではないかと思う。



ただ、冬が始まる11月下旬あたりからの今の時期は、吹けよ、風! 轟け、雷! そして雨よ、降れ! とばかりに気候は一変、正直言って地元民にとっても、ちょいとうんざりする天気がしばらく続くことが多い。


とは言え、だが、しかし、それでもだ、そんな風に思うのも今のうち、雷鳴轟かせる雷にしても 「 鰤起こし 」という、これから寒ブリがより美味しくなる合図だと思えばそんなもんだ? し、
雨も夜更け過ぎに、じゃなかったクリスマス過ぎには雪へと変わるだろう ♪ し、
風が吹き荒れることも今のうち、ということで、確かにここ数日の天気で、金沢がちょっとだけ嫌になった人もいるかも知れませんが、今しばらく辛抱して頂けると、また違った楽しみが広がるはず。



そして、以前なら自分でも本当に嫌いだった冬の入り口とでも言うべき今日みたいな天気に対して、実は齢を重ねるごとに、さほど苦ではなくなってきたのが、我ながら驚きです。


こんなこと言うとよく笑われるけれど、50才を過ぎたあたりから桜の美しさをより心から感じるようになり、それとともに、「 あと何度こうして桜を見ることが出来るのだろうか? 」 と思いはじめ、やがて雪ある風景にもそうした思いは繋がり、さらにはこうした厳しい気候に対してですら、何だか愛おしさを感じるようになってきた今日この頃。


そして、こんな風に四季折々の変化をはっきりと楽しむことが出来る金沢というのは、やはり素敵な街だなと、改めて思う、そんな初冬の雨の午後なのです。






今日の1曲 “ 12月の雨の日 ”  : はっぴいえんど


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1 コメント

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Unknown (kinta)
2014-12-04 19:30:03
鰤起こし。北陸の冬の到来を告げる天候の様を表す言葉としては一番適切なものですね。私も今の歳になってこの季節が案外嫌じゃなくなりました。
だって鰤と香箱が食べられますもん。(^^)
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