昨年の4月にオープンして以来、瞬く間に繁盛店となり、開業前の段階では、「 決して良い立地とは言えないし、少しずつファンを増やしておこうね 」 と、店主であるヨネちゃんと話していたのが嘘のようなほど予約を取るのも大変となっている 「 八十八 」 さん。
この店がオープンしたのを待っていたかのように木倉町ではそれ以降次々と飲食店がオープンし、さらに繁華街のあちこちに新たに若い店主による和食店も立て続けに開店するといった具合に、「 八十八 」 はある意味、ひとつの流れのきっかけとなった店であることに間違いないと思う。
といった前説はさておき、とにかく久しぶりに先週そんな 「 八十八 」 へガレタッソメンバーとともにお邪魔したのであります。
※この日もまたとても楽しかった前回の模様は → こちら
アペリティフには、とある酒蔵で頂いたばかりの出来たて吟醸酒の原酒を持ち込まさせてもらって乾杯。
発酵を感じさせる微微炭酸で香り高く、柔らかい味わいで後味もさわやかな酒でした。
先付を飛ばしての凌ぎには 「 白子と銀杏の蒸し寿司 」
先日食べた 「 はちや 」 のものとは別のアプローチながら、やはり鉄板な旨さ。
椀物として季節先取りな「合馬たけのこ」と見附島のワカメとともに出てきたのが、なんと、なんと 「 みかん真薯 」!
真薯(しんじょ)と言えば、海産物系をすりつぶしたものしか思いつかないおっさんには思いつかない発想で、とにかく新鮮な驚きでありました。
この日の造りは、地物の甘海老、〆サバをはじめ、梅貝、生本まぐろといった四点盛りで、ちょこっとずつのポーションが嬉しいです。
そしてそうこうしているうちに、突如としてドドーンと登場してきたのが金沢港に揚がったばかりのそれは、それは立派な 「 地物ズワイガニ 」
それを 「 誕生日祝いです 」 との一言を添えてだったので、感謝、感激 雨あられ…。
日頃 「 ズワイ より 香箱 やね 」 と言っておきながらですが(汗)、やはり身が詰まってて重くて甘い ズワイ ほど旨いものは、地球上そんなに多くないぞ!
ホンマ、ありがとね (__)
続いてはこれまた朝どれ活き〆の見たことのない大きさだった 「 特大穴子の白焼き 」
これまた、旨いのなんのって、いやはや堪らん旨さ!
こんな風に山葵だけでなく、ふきのとう味噌との相性も抜群で、酒が進む、進む(苦笑)
そして箸休め的に中野農園さんのシャッキシャッキでめちゃ瑞々しい大根とともに出てきた、お見事な自家製のからすみ ( ちなみに 「 からすみピザ 」 はここんちの隠れた人気メニューです ) を味わった後は
まさにゴールへラスト1週の鐘が鳴る、お馴染みのスペシャリテである 「 和牛テールほちゃほちゃ蒸し焼きポン酢 」
これを特製生七味と食べ合わせると、思わず笑顔となり続けたのでありました。
というわけで、今回はちゃんとしたコースではなく、スペシャルなお任せとなってしまったのだけど、相変わらず研究熱心なヨネちゃんらしい創作性も高く、そして何よりも細かな心くばりが伝わってくるひと時だったのでありました。
日によっては予約が取りづらい日もあるようなので、前もって連絡することをオススメでありますが、とにかく食事を終えた後に笑顔が自然とこぼれ、人気のほどを納得出来るはずなので、機会があればまた是非!
相変わらず強くお勧めなのであります。
旬肴 旬菜 宵酒 八十八( はとは )
金沢市木倉町6-6
076-260-8166
17:30 - 24:00
日曜定休
[ 地図 ]
今日の1曲 “ Love in Vain ” : The Rolling Stones
中学生の時に買ってからの愛聴盤である 「 Let it bleed 」を昨日の夜久しぶりに聴きながらライナー・ノーツを読んでいて、この曲に当時20歳過ぎだったライ・クーダーがマンドリンで参加していることを初めて知ってビックリ。
確かに彼らしい演奏なんですが、いやはや他にもいろんなミュージシャンが参加している中、なんだか嬉しくなって、今日の1曲なのであります。
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