俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

パーフェクトマリアージュ!

2007年08月09日 23時20分10秒 | 時系列でご覧ください
Voirin Jumel Champagne Brut Blanc de Blanc Grand Cru 
ヴォアラン・ジュメル ブリュット ブラン・ド・ブラン N/Vグラン・クリュ

シャンパンが造られるフランスのシャンパーニュ地方には321のぶどう畑があり、そのうちで、グラン・クリュと呼ばれる最高級のぶどうがとれる畑は、たった17の畑しかない。
そして、そんな17しかない最高級のぶどう畑の中でも、特に素晴らしいぶどうが出来ると言われている二つの特別なぶどう畑、それが「クラマン」と「オジェ」。
そうした畑で採れた厳選された最高級品質のぶどうから造られるのがこのシャンパン。
造り手は、ヴォアラン・ジュメル。もともと古くからシャンパン造りに携わってきた父方のヴォアランと母方のジュメルが一緒になり1972年にできたワイナリー。
現在は、息子のパトリックが後を継いで、畑やぶどう栽培では有機栽培にこだわり、除虫剤、除草剤は一切使用せずにシャンパンを造っている。
なのに、値段はリーズナブルで、コストパフォーマンスでも注目のシャンパンなのだ。



スペインならカヴァ、イタリアならスプマンテ、そしてフランスだったらシャンパーニュといった具合に世界のいろんな国の所謂スパークリングワイン系を飲む機会が最近特に増えて来た。
そして和食を含めていろんな食事を楽しむときのスターターとして、そんなシャンパン系はとても重宝する飲み物だと思う。

ただそんな中、もちろんオイスターバーで生牡蠣と一緒にというのは当然のことながら何とも堪らん組み合わせだったりするけれど、例えばバーで飲むときなど、そうしたシャンパンとともに幸せを感じさせてくれる食べ物との出会いが残念ながらこれまでほとんどなかった。













ところが、ところが、なのだ。
昨日久々寄った「バー ジョアン」で尾山くんがこの『ヴォアラン・ジュメル ブリュット』とともに出してくれた桃のコンフォートに思わず絶句。

これぞまさに味覚の幸せの「マリアージュ」!
口当たりがよく、なめらかなんだけど、濃厚なぶどうの味わいと酸味とのバランスが絶妙で、しかもしっかりした味わいのこのシャンペンを一口飲んだ後に桃を口に入れて食べたときの驚き。
ガ、ガ、ガーン!
知っている人はもちろんいっぱいいるだろうし、何を今さらと言われるのは承知のうえで、でもでもこれが相性の良さなのだと言うだけでは何とも言い足りないあまりの美味しさ!
とにかく口の中はえらいこととなってしまい、まさに至福の一瞬を思いっきり味わえたのだ。



加えて、カナッペ状態となっている桃の下にさりげなく忍ばせてあったコッテリ系のフレッシュチーズ『ブリアサヴァラン』。
こいつがまた、もうもう相性抜群で、濃厚なんだけどシャンパンと一緒に頂くことによって口の中がしつこい感じにならず、互いに魅力を引き立ててくれるまさに究極の組み合わせ。

そんなにガバガバ、飲んだり食べたりするものではないけれど、とにかくこの3点セットには久々心を打ち抜かれてしまったのだ。
「バー ジョアン」、さすがであります。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿