俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

至極真っ当なラーメン&餃子 @ 金沢 尾山町 「平和軒」

2011年11月20日 18時20分04秒 | 時系列でご覧ください

ブログを始めていつの間にか7年余りが過ぎ、
開始当初はどちらかというと映画中心のブログで、食べ物ネタはさほど多くなかったはずなのに、回を重ねるごとに少しずつ映画や本のネタが減っていき、その分個人的に好きな店(特に飲食店)の紹介が随分多くなっているなあと改めて感じる今日この頃。

そうした中、機会あるごとにいろんなお店の人たちからさまざまな話を聞かさせてもらっていると、どうしてもあとに残したい話というか、心に残る話を聞くことも多く、そんな時にはお客としてではなく、ちゃんと取材を行ない何らかの形で残すことは出来ないないかなあと時折考えたりして、特にお店のご主人が年輩の方が多い洋食屋さんや昔からの街場の中華料理屋さんに対してとりわけそんな思いは募る。

そういった意味では今は無き「メルツバウ」があったときによく行っていた尾山神社神門下にある老舗中華料理店である「平和軒」もまたそんなお店のひとつだったするのであります。



先代が昭和22年に彦三で創業し、その後今ある場所に移転し、さらに平成8年に改装してと、65年もの歴史あるまさに老舗の中華料理屋であるこの店、多くの人がご存知のようにもちもちでチュルンルンなワンタンがいっぱいのった「ワンタンメン(880円)」が一番人気なのだけど、昨日はフェイスブック仲間の人から餃子を強くリコメンドされたこともあって、普通の「ラーメン(620円)」と「餃子(420円)」を注文。


久しぶりにここでラーメンを食べた友人がどこかで「こんなに旨かったのか」とネット上でつぶやいていたけれど、ここ数年で急速にラーメンのレヴェルが上がってきた金沢の中でも、それらに遜色を全く感じさせない相変わらずの美味しさは健在。



朝7時半から挽いて作っているという中細ストレートの自家製特製手打ち麺は、シコシコとしっかりとしたこしを感じ、味わいも豊かで、本当に美味しい。



そして豚骨、鶏ガラ、野菜、牛すじなどのスープに生醤油を合わせてあるという清湯スープは、あっさりして口当たりも良いけれど、そのくせさまざまな旨味が深く口の中に拡がり、やっぱり本当に旨いのだ。



そしてそんなラーメンをより美味しくしてくれるのが、サブメニューである餃子。



とにかく“こんがり”といった言葉がうってつけな香ばしさ感じる絶妙な焼き具合、そしてワンタンとも通じる皮の旨さ、さらに肉汁が過不足なく適度に染み出る餡のバランスが加わってと、確かに美味しい餃子なのであります。



そしてそうした餃子を特製のタレ&ラー油に軽く浸して食べ、続いてラーメンをすすると、これがまた味の相乗効果を生んで、別物の美味しさをさらに感じることが出来てウヒヒ!
いやはや、久しぶりにラーメン&餃子という組み合わせの妙を堪能させてもらったのでした。

ということで、金沢でラーメンを語る(なぁ~んて大層なことではなくとも、とにかく)ここは外せないお店のひとつとして大いにオススメであります。
機会があれば是非!


それにしても「チュー」をはじめとするいろんなお店の変遷や『38豪雪』のときの話などなど、ちょうど誰もいなくなった時間帯だったこともあって、いろんなお話を聞かせていただいて感謝感謝でありました。
そしてご馳走様でした。




中華料理 平和軒

金沢市尾山町13-7
076-221-3993
平日11:30~15:00、17:00~20:00
土曜11:30~19:00 
祝日11:30~17:00
日曜定休







今日の1曲 “ 虹 ” : フジファブリック 

ボーカル&ギターを務めてた志村くんが12月24日に29歳という若さで亡くなってもうすぐ2年。
さきほどクルマを運転中久しぶりに出会った虹を見て思い出してしまいました。



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