先日行われた2007年アカデミーで『長編ドキュメンタリー賞』を受賞したアル・ゴア元アメリカ副大統領による地球温暖化に関しての講演を中心とした環境破壊を考えましょう的入門ドキュメント作品。
さすがアップルの社外取締役らしくMacを駆使してプレゼンする講演の様子は、ヴィジュアル的にもツボを抑えていて、1週間程度の旅行でも平気で家中のエアコンディショナーをつけっ放しにして出かけるお馬鹿なアメリカ人ならずともそれなりに説得力はあると思うし、この映画をきっかけに環境問題を真摯に捉える人が増えれば、それはそれで結構なことだと思う。
そして古くは学生時代の頃から地球の温暖化に対して危機感を持っていて、こうして問題提起することによってより多くの人たちに事態の深刻さを知らしめようとするゴア氏の思いもまた、これはこれで頭が下がる思いがする。
しかしながら、と同時に、データの選び方や分析および解釈の仕方にいささか結論ありきというか無理矢理感も少なからず感じてしまい、おかげで今ひとつ納得行かないところもあったりして、趣旨には大いに賛同するものの、どこかもっと大切なことを棚上げにして危機感を煽っているような、そんな居心地の悪さも感じてしまった。
カトリーナがあそこまで甚大なる被害をもたらしたのは、堤防建設の予算をイラク派兵にまわしたためだというのは周知の事実だと言われていて、事実そうなんだろうと思っているけど、この映画で扱われている数多くのデータそれぞれの扱われ方をすべてをそのまま受け入れるのもまた、少なからず危なっかしい気がする。
そして二酸化炭素の削減ももちろん大切なことだと思うけれど、例えばひねくれた意見であること承知で言ってしまうけれど、今乗っているまだまだ走れるクルマから無理やり(多分それを作るために夥しい資源が使われ、CO2を多く発生させたであろう)ハイブリットカーに乗り換えることって、本当にエコなわけ? とついつい思ってしまうのだけど、さて?
本日の1曲 “ Our Town ” : James Taylor
~Time goes by, time brings changes, you change too
Nothing comes that you can't handle so on you go
You never see it coming, when the world caves in on you
on your town, there's nothing you can do ♪
実はこの映画の最後に流れる Melissa Etheridge の“ I Need to Wake Up ”はこれまたオスカーでオリジナル歌曲賞を受賞しましたが、個人的には長編アニメ賞での受賞を逃した「カーズ」の中で流れ、この前のオスカーでランディ・ニューマンとともに演奏を見せてくれたジェームズ・テイラーのこの曲を。
とにかくかつてライ・クーダーやヴァン・ダイク・パークスたちとともにバーバンク・サウンドを支え、今や押しも押されぬ映画音楽コンポーザーとなったランディ・ニューマンの手による名曲であります。
試聴はこちら
映画のシミジミ思い出す動画はコチラから
さすがアップルの社外取締役らしくMacを駆使してプレゼンする講演の様子は、ヴィジュアル的にもツボを抑えていて、1週間程度の旅行でも平気で家中のエアコンディショナーをつけっ放しにして出かけるお馬鹿なアメリカ人ならずともそれなりに説得力はあると思うし、この映画をきっかけに環境問題を真摯に捉える人が増えれば、それはそれで結構なことだと思う。
そして古くは学生時代の頃から地球の温暖化に対して危機感を持っていて、こうして問題提起することによってより多くの人たちに事態の深刻さを知らしめようとするゴア氏の思いもまた、これはこれで頭が下がる思いがする。
しかしながら、と同時に、データの選び方や分析および解釈の仕方にいささか結論ありきというか無理矢理感も少なからず感じてしまい、おかげで今ひとつ納得行かないところもあったりして、趣旨には大いに賛同するものの、どこかもっと大切なことを棚上げにして危機感を煽っているような、そんな居心地の悪さも感じてしまった。
カトリーナがあそこまで甚大なる被害をもたらしたのは、堤防建設の予算をイラク派兵にまわしたためだというのは周知の事実だと言われていて、事実そうなんだろうと思っているけど、この映画で扱われている数多くのデータそれぞれの扱われ方をすべてをそのまま受け入れるのもまた、少なからず危なっかしい気がする。
そして二酸化炭素の削減ももちろん大切なことだと思うけれど、例えばひねくれた意見であること承知で言ってしまうけれど、今乗っているまだまだ走れるクルマから無理やり(多分それを作るために夥しい資源が使われ、CO2を多く発生させたであろう)ハイブリットカーに乗り換えることって、本当にエコなわけ? とついつい思ってしまうのだけど、さて?
本日の1曲 “ Our Town ” : James Taylor
~Time goes by, time brings changes, you change too
Nothing comes that you can't handle so on you go
You never see it coming, when the world caves in on you
on your town, there's nothing you can do ♪
実はこの映画の最後に流れる Melissa Etheridge の“ I Need to Wake Up ”はこれまたオスカーでオリジナル歌曲賞を受賞しましたが、個人的には長編アニメ賞での受賞を逃した「カーズ」の中で流れ、この前のオスカーでランディ・ニューマンとともに演奏を見せてくれたジェームズ・テイラーのこの曲を。
とにかくかつてライ・クーダーやヴァン・ダイク・パークスたちとともにバーバンク・サウンドを支え、今や押しも押されぬ映画音楽コンポーザーとなったランディ・ニューマンの手による名曲であります。
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たしかにちょっと?な部分もたくさんありますね。でも、この映画があのアメリカでアカデミー賞を取ったことに注目。さすがにハリウッドは進歩的というべきか、ようやくお前たちも気づいたかと言うべきか。
コメントありがとうございます。
ゴア氏のプレゼンの上手さにも唸ります。
ただ、やはり何か裏(?)を感じてしまう。
危険信号が頭のどこかで点滅してしまうんです。
政治臭を感じるせいでしょうか。
まあ、この映画がヒットしてエコロジー意識を高めるのに役立てばそれはそれでいいことですし。
大統領選出馬は完全にゴア氏のネタになってますね(汗)
ところで、「ヴァンベール」は夜行った事がないのですが、ランチはいろいろ充実していて美味しいですよ。
ちなみに私が食べたのは「ほろほろ鳥のソテー、春キャベツのマスタードソース」でした。
今日はまたまた食事会で、「ビストロ高柳」に行ってきます。食べすぎですよね・・・(汗)
それはさておき、ミチさん、いいとこ行き過ぎ!
ちなみに私の今日のお昼はかぶと洋菓子店の“ブルーベリータルト”でした(苦笑)。