現地にほぼ忠実なトスカーナ料理を提供し、今やすっかり押しも押されぬ人気店となった 「 クアクア 」 が、1周年を迎えるにあたって、トスカーナと言えばフィレンツェ、フィレンツェと言えばやっぱり 「 ビステッカ 」 でしょ! ということで、昨日と一昨日と二日間にわたってフィレンツェを代表する郷土料理 「 ビステッカ アッラ フィオレンティーナ 」( フィレンツェ風 Tボーンステーキ ) を特別に用意してくれることとなり、ならばと、仲間を誘い食べに行き、それはそれは楽しくて美味しい夜となったのでありました。
人が揃うのを待ちながら、いくつか用意されたドリンクの中からスプマンテをチョイス。
女性が多いこともあってか、普段より何だかお洒落な感じだぞ!(笑)
お馴染み、トリュフが入ったサラーメトスカーノタルトゥファートをはじめとするトスカーナ産の生ハムとサラミに、レバーパテ、チーズなどなど勢揃いした 「 トスカーナ風前菜の盛り合わせ 」
ちなみにこれで1人前なので、これだけでワイン2杯は確実やね。
そして多少塩っ気が強い前菜を補う塩を使わないトスカーナ独自のパンだという 「 トスカーナパン 」 は、オーナーシェフである有田くんこと、みっちゃんのイタリア時代の友達が茨城で薪焼きにこだわって作ったものなんだそうで、その独特の風味は、まるでおかずを前にしたご飯のよう。
思えば、金沢でなかなか食べることのできないビスティッカ、この美味しさをいろんな人に知ってもらいたくて、みっちゃんをそそのかしていたものの、まさかこんな感じで実現するとは予想もしていなかったので、言いだしっぺとしては、いささか感慨深くもありました。
ちなみにスタッフのユキちゃんが持っているのは、うちらのテーブル4人分の2Kg の肉の塊でありんす w
ジャ~ン! これぞ肉!噛めば噛むほど旨さ広がる赤身成牛のTボーンステーキ。
血も滴るような赤身肉をほお張れば、あなたも立派なフィオレンティーナ! ということで、同席した女子たちも全員見事に完食。
そしてその肉のお供として良き働きをしてくれたのが、フィレンツェの郷土料理だという夏野菜たっぷりのパンサラダ 「 パンツァネッラ 」
ワインヴィネガーが効いていて、さっぱりしたその味わいがまさに組み合わせの妙、ちゅうやつでした。
加えて、さりげなく添えられた 「 ポテトのハーブロースト 」 もまた、その素朴な味わいが個人的にはかなりツボだったりしました。
最後の締めには、決して甘過ぎず、ミントが良い仕事をしてくれている 「 五郎島小玉スイカのグラニータ 」
これまた旨し! でありました。
というわけで、ビスティッカも勿論そうなんだけど、今回クアクア自体初めて来た人も何人かいて、それぞれの人たちが掛け値なしにその美味しさを語ってくれて、店のスタッフではないけれど、ちょっとだけ手伝わせてもらったものとして、何とも嬉しかったのでありました。ありがとうございました。
そして当日ちゃんと言えていない気がするので、改めてクアクアの皆さん
「 1周年、本当におめでとうございます! 」
そしてご馳走様でした。
来年の2周年が、今から楽しみでしょうがないですよー!
今日の1曲 “ Non Ho L'età ” : Gigliola Cinquetti
イタリアとの最初の思い出となるのが、「 夢みる想い 」 という邦題が付いたジリオラ・チンクェッティのこの歌。
当時 16歳だったジリオラ・チンクェッティはこの曲で 1964年のサンレモ音楽祭で優勝し、また同年のユーロビジョン・ソング・コンテストでイタリアからの出場者として初めて優勝するなどし、その清純で健康的なイメージと歌唱力で爆発的な人気歌手になりました。
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