久しぶりに休日らしい日を過ごせることとなった昨日は、ちょっと隣町へ行く気分で、あっという間に着いてしまう新幹線に乗り富山まで足を延ばし、富山大和跡地にこの夏オープンし何かと話題の 「 キラリ 」 をチラリとハヴァルックだったのでありました。
2階から6階南側には富山市ガラス美術館、3階から6階北側には富山市立図書館本館が入居し、富山第一銀行本店が1階及び7階から10階に入居するといった複合施設となっているこの建物、隈研吾が手がけたことで話題となっていたけど、確かに県産材の羽板をふんだんに使った開放的な吹き抜け構造に圧倒されてしまった。
基本、ガラス美術館と図書館はエスカレーターを挟んでゆるく分けられているのだけど、羽板の多用されている分、まるで木漏れ日を感じさせる柔らかな印象が建物自体から感じ取れ、たまたま昨日は祭日ということで多くの人が来ていたにもかかわらず、その二つの施設がちゃんと共存していることにも大いに感心させられたのでありました。
加えてエスカレーターに乗って移動する途中、こんな風に普段なかなか見ることのできない階と階との間を何気なく眺めることが出来、ヴィジュアル的にも新鮮で、ちょっと映画的だったりもするのです。
とにかく街中の図書館と言えば、以前訪れたに圧倒されたことがあるけれど、それに匹敵するといっても過言ではない、大いに魅力的な図書館に思えたのでありました。
加えて6階の「グラス・アート・ガーデン」ではデイル・チフーリの工房「チフーリ・スタジオ」の作品を常設されていて、
その経歴とかすっ飛ばして、まずは作品を見たけれど、その毒々しいまでにカラフルな色遣いは良くもアメリカ人っぽくて、そのポップでかつ隠微な作品はとても興味深く、大いに楽しませてくれたのでありました。
というわけで、金沢駅から新幹線と路面電車を乗り継いで数十分で付いてしまうこの 「 TOYAMAキラリ 」、それだけでも大いに行く価値ありだと思うし、ついでに富山の美味しいものを食べるも良し、気軽なプチ旅行として大いにオススメなのであります。
加えて、街中にこうした施設を作ってしまう富山市の取り組みって素敵だと思うし、老朽化により小立野の金沢大学工学部跡地に移転が話題となっている金沢の県立図書館のあり方にも大いなるヒントがあると思うけど、どうなんでしょうね。
富山市ガラス美術館
富山市西町5番1号
076-461-3100
開館時間(日~木曜日):午前9時30分~午後6時(金・土曜日は午後8時まで)
休館日:第1、第3水曜日、年末年始
今日の1曲 “ Marrakech Express ” : crosby stills nash
富山までの新幹線の乗車券、前日までの購入が必要となるけれど、運賃が往復で 3,600円というのもなかなか魅力的。
さすがに全席指定で 18分で着いてしまう「かがやき」には乗れないけれど、23分で着いてしまう「つるぎ」や「はくたか」に乗車できるので、富山との距離感はぐっと近づいた気がします。
ということで、今日は CS&N のこの曲を…
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます