俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

「となり町戦争」 三崎亜記

2006年10月23日 02時12分21秒 | 時系列でご覧ください
いつの間にか隣りの町と戦争を始めていたことを町の広報誌で知るという秀逸な出だしは、まるでかつての 筒井康隆ワールド。 行政がより良い街づくりのための「公共事業」の一環として戦争を行なってしまうという発想は、確かに面白いと思ったし、一気に読ませてくれるだけのチカラを持った小説だとは思う。 そして翻訳された外国小説的というか、村上春樹的言い回しも個人的には決して嫌いではなく、主人公の「ぼく」同様、こ . . . 本文を読む