東京11R NHKマイルC
◎4.メジャーエンブレム
○5.ロードクエスト
▲7.トウショウドラフタ
△3.アーバンキッド
×8.イモータル
×13.シゲルノコギリザメ
注12.ハクサンルドルフ
注15.ストーミーシー
メジャーエンブレムの桜花賞はアルテミスSと同じ罠に陥ってしまった敗戦で、いつも同じことを書いているがダイワメジャー産駒に小細工は無用。58秒を切るぐらいで行って35秒で上がって92秒台で走破すれば、少なくとも例年の勝ち馬ぐらいのパフォーマンスは出せるはずだし、土曜の東京芝は外差しが全くきいていなかった。
ロードクエストはけっきょくはマイネルレコルトのようなキャラに落ち着くのだろうか?東京マイルで追い込みに徹したらスプリングSより斬れそうだし、前走で最内を突いたのがイン伸び馬場で伏線となるか。
トウショウドラフタはジェイドロバリーが母父だけにG1で◎を打てる馬かが微妙で、たしかにサドラーズウェルズ≒ナンバーの3/4同血クロス3×3は光るが、メイショウマンボ(キングマンボ≒ジェイドロバリーのニアリークロス3×3)ほどの大技を使った配合ではないから、G1でカウントスリーを取れるのかどうか、そこが最後まで引っかかった。
イモータルはここからダービーに行くのだろうし、私も東京向きと思うがまたマイルに短縮するのはあまり賛成できない。能力上位は認めるが重い印は回さなかった。
ハクサンルドルフは「ナスルーラとハイペリオン」の組み合わせ特有のナタの斬れが武器で、ちょっと緩慢だが東京向きの末脚は押さえたい。
ストーミーシーの母は全3勝が東京と外回りのマイル戦で、前走はフロックではないしここで更にパフォーマンスを上げる可能性も。
ティソーナは東京なら1400mベストだろうし、ダイワメジャーの先行型だから◎に付き合わなければならないのも苦しいか。
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メジャーエンブレムが各レースで刻んだラップは、アルテミスSが60.8-33.3、阪神JFが58.7-35.8、クイーンCが57.8-34.7、桜花賞が59.6-34.2、そして今日が57.7-35.1
予想コメントに書いたように、58秒を切るぐらいで行って35秒で上がって92秒台で走破すれば、クイーンCやJFと同じぐらいの、歴代のNHKマイルC勝ち馬に匹敵するぐらいのパフォーマンスは出せると思ってました
そしてメジャーエンブレムが横綱相撲で勝つときは他の先行勢は壊滅し、2着3着には差し追い込みがくるのも同じ
ロードクエストはプラン通りには運べたと思うし展開も向いたし、池添はこの馬の持ち味である東京向きの斬れ味を発揮させたと思いますが、体型的には1800前後が適距離で、ダービーとなると後ろで脚をタメれば斬れるだろうし好走するでしょうが勝ち負けまではどうかなと
「こんなにムキになって走っていたのは初めて」と田辺はコメントしていましたが、トウショウドラフタが持つSadler's Wells≒Numberの3/4同血クロス3×3は、リオンディーズが持つNureyev≒Sadler's Wells4×3やレッツゴードンキが持つKingmambo≒ジェイドロバリー2×3同様、前向きな気性を伝えすぎる傾向はあり、SpecialやForliはちょっと生真面目で一生懸命走りすぎるのです
イモータルは出来はデビュー以来最高に見えましたが、明らかにマイラーではなく中距離馬ですから1000mを58秒で追走してしまうと苦しく、今までは60秒で追走して終い斬れるという、1600mでも1800mでも中距離馬のレースをして好走してきた馬ですからね
メジャーエンブレムは「ダイワメジャー黄金配合4ヶ条」を全て満たすプラチナ配合で、下記のようにカレンブラックヒルもコパノリチャードもプラチナ配合
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105840/
(1)ニアリーDroneな血(Sir IvorやCaerleonやPast ExampleやRed Godなど)をHaloに合わせてスピード&機動力アップ
→Polish Precedentの母Past ExampleがTom Fool+ナスキロのニアリーDrone、またRed Godも入る
(2)「Hyperion+Donatello」やLe Fabuleux≒WordenなどをLady Angelaに合わせてPretty Pollyいじり
→母系に入るサンプリンスの母父がWorden(Wordenはコパノリチャードの母系にも入る)
(3)斬れ味に欠けるダイワメジャー産駒が大レースを勝ちきるには先行ごり押ししかなく、Wild Riskの燃える気性を母から取り込み、うなりながら先行するぐらいの馬が大成する
→母キャッチータイトルはWild Risk6×5(カレンの母はLe Fabuleux4×4、コパノの3代母はWild Risk3×4)
(4)マイルG1をうなりながら先行ごり押しするには母父に底力が必要で、本格派中距離馬の肌から大物が出ている
→母父オペラハウスはキングジョージの勝ち馬(カレンの母父Grindstoneはケンタッキーダービー馬、コパノの母父トニービンは凱旋門賞馬)
母キャッチータイトルはオペラハウス×Blushing Groom×ナスキロ2本(Mill Reefとボールドラッド)ですからテイエムオペラオーの母と配合のアウトラインがよく似ていて、Blushing Groomの美点が表現されているのもオペラオーと同じでそこが私好みで、パワーごり押しに見えて最後苦しくなってから全身でしなってストライドを伸ばすことができるのですが、桜花賞やクイーンCはしなる前にビュンと交わされてしまったという負け方でした
だから典型的なパワーマイラーではなく、(やはりBlushing Groomの美点が表現されていて追って美しくしなった)ホエールキャプチャなんかと似た距離適性だろうと思ってます
日曜の重賞回顧~ここも先行押し切り、ダイワメジャー黄金配合ver.2016
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/1e5c8b2d7b4f562fc277005550748582
まあ、桜花賞を落としてしまった時点でNHKマイルに向かうのは仕方ないとも思いますけど
今日の乗り方ならば当然秋華賞も最有力ですね
3歳種牡馬ランキング、キングカメハメハに差されそうだったダイワメジャーが再び突き放しましたね。活躍の場に恵まれないスプリンター・キンシャサノキセキが晩成ステイヤーのハービンジャーに交わされ4位と5位が入れ替わり。
ハービンジャーは4歳・3歳とともに4位になりましたね。
4歳は5位マンハッタンカフェが僅差なので一発でハービンジャーを逆転可能。
ヴィクトワールピサが3歳ランクで6位、エンパイアーメイカーが4歳12位と3歳11位と割と新しい種牡馬が食い込んできています。