栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のボツ予想(1)~漆黒のステイヤー

2015-07-18 22:19:08 | 血統予想

南相馬は◎ソールインパクト
母父Exchange RateはトムフールH(米G2・ダ7F)勝ちなど短距離で活躍、DanzigにボルキロにBroadwayですからアジュディケーティングのような血統です
そこにディープインパクトで「父中距離×母父マイラー」の配合形、体型は父似ですが脚捌きはややDanzig的になり、斬れるというより機動力ある脚質になったのは順当
だからこの馬、中山では高値安定で、京成杯もホープフルも差のない4着、ブラックバゴとはいつも接戦
しかしこれが東京だと、ドスローの東スポ杯こそ差のない3着でしたが他はだいたい追って味がなく、これって典型的な内回り向き小脚使いの戦績で、となると東京→福島で甘さ払拭の可能性大
相手は○ウインインスパイアと▲パリカラノテガミ、このブライアンズタイムの孫でRobertoが表現されている2頭を本線に

北海は◎サトノメサイア
先日セレクトセールの展示を見ながら、「ドイツ血統が強い馬ってみんな真っ黒やなあ…」という話をしていて、だいたい伸びのある無駄肉のない体つきで、足の先まで全身真っ黒というイメージ
それって単にエイシンフラッシュのイメージちゃうんかい…と言われそうですが、パッと思いつくところではホッカイルソーとかノーブルジュエリーとかエイシンエルヴィンなんかもなかなか真っ黒で、そもそもAlchimist≒Aditi≒Arjamanの独Dark Ronald三銃士がいずれも黒いんですね((Alchimist=blk,Aditi=br,Arjaman=blk/br)
ドイツ血統とはザックリ言うと「Dark Ronald三銃士を使った強力な3/4同血クロスとその緩和」で成立しているようなもんですから(緩和するときに導入する血のチョイスもなかなか絶妙)、だから真っ黒な馬が多いんかなあ…と
サトノメサイアの母ダリシアは芝2000mの独G3勝ちで、その父AcatenangoはG1を7勝したドイツ競馬史上に残る名馬
ハーツクライを真っ黒にしたような馬で、戦績を見てのとおりとにかくバテたことは一度もなく、前走も岩田が勝負どころで外に持ち出して捲りにかかると、一気にビュンと加速して捲り上げるのではなく、一頭ずつ一頭ずつジワジワジワジワ抜いていって、抜け出してからもずっと同じ脚色で走りつづけて、ゴールが近づくに連れて後続を離してゴール
「ああ…これはギュスターヴクライみたいなステイヤーや、Hyperionとドイツで走るステイヤーのお出ましや」

他のレースは明日早起きして予想しますが、「No.1予想」では函館記念を、「馬券総合倶楽部」では函館記念と下北半島特別を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土曜のボツ予想~雨の中京ダ1800、Seattle Slewの行った行った行った

2015-07-18 09:23:27 | 血統予想

安達太良は◎クライスマイルはスクリーンヒーロー産駒で本来は小回りのほうが合ってそうな脚質、東京マイルで圧勝するのは能力がオープン級だからで、Halo≒Drone的捌きで走るので軽いダートがベター
○ロワジャルダンはゴールデンチケットの全弟でキャプテントゥーレやアルティマトゥーレのイトコで、配合に素直なキンカメ×サンデー、牝系譲りの小脚で走る機動力型に出たのは順当
前走を見てのとおり小回りの捲りが本領で、東京以外では[3.1.0.0]でランウェイワルツに惜敗しただけですから準オープンでも勝ち負けになる
▲トミケンユークアイはメイショウボーラー×アフリートでナスキロ+Tom Foolのクロスですから軽いダート向きのスピードと揉まれ弱い性格を受け継ぎ、外枠なら番手でもOKですがここは行ききれそうなメンツ、あとは機動力抜群な◎○にどれだけ可愛がってもらえるか
△ブラインドサイドは母母がBramalea≒Beautillionの3/4同血クロス3×4で母がHail to Reason3×4とRobertoの両親をクロスしていて、これも配合に素直なキンカメ×サンデー、曲飛でRoberto的機動力で走るタイプに出て、昨年のこのレースは重馬場を7-8-3-3と捲って2着、鞍上は当時と同じ戸崎
というわけで、あれこれ能書きタレた結果は人気どおりの印ということですね、はい次いきましょう

信夫山はこの人気ならば、またまた◎エイダイポイントとともに2分40秒の苦行を積む時間です(^ ^;)
まあ今さら岩部がどうこう言っても仕方ないので、スムーズに運べた潮騒では○ディスキーダンスと半馬身差、そこから3キロもらってる計算ですからこれだけで◎の根拠になる

中京は現在芝重ダ不、これまで上級条件(1000万下以上)で行われた中京ダ1800m重不は計5鞍あって、この勝ち馬の4角順位が2,1,1,10,2
となると、Seattle Slewが表現された胴長体型で中京ダに実績十分の◎エンキンドルと○フリークエンシーと▲エイヴィアンボスが兼ね合えば、この行った行った行ったが濃厚ではないかと
△プリンスダムはこないだ府中で見たときに思ったんですが、Hornbeam≒パロクサイド的な、HyperionとNasrullah的な、ドゥラメンテ的なしなやか体質は一切受け継いでおらず、Hyperionだけを受け継いだような硬肉で粘着力だけで走る馬で、それはトニービンが入らないぶんという言い方もできるのですが、でもクロスや配合形がいいのでHyperion的な粘着力と成長力だけで準オープンまで這い上がってきました

函館は今週からBコース、湯浜は1800mへの短縮で▲エイシンノーディスの粘りが増しそうですが、◎サブトゥエンティは母ライラプスをよりパワー体質にしたような馬で小回り1800mがベスト、手先の強い走りからも夏の洋芝でパフォーマンスを上げてきそうなイメージで、ここは先行ならば面白い
ちなみに全姉プロクリスは昨年函館1800mのかもめ島で逃げてオツウの2着、半姉アナスタシアブルーも札幌1800mの500万下を3-3-3-3で勝っています

「No.1予想」ではマレーシアCを、「馬券総合倶楽部」ではマレーシアCと臥牛山特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします

コメント (84)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする