ルージュバックの母ジンジャーパンチはBCディスタフなど北米G1を5勝しエクリプス賞の最優秀古牝馬に選ばれた名競走馬で、その父Awesome AgainはDeputy Ministerの代表産駒の一頭でBCクラシック勝ち馬、母NappelonもカムリーS(米G2・ダ8F)など北米17勝の活躍馬です
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104669/
ただしジンジャーパンチ自身はあまり強いクロスを持たず(Red God≒Boldnesian4×4とは表記できる)、Awesome AgainもNappelonも4×4レベルの強いクロスを持たないので、緊張と緩和のリズムでみるとちょっとつかみどころのない配合をしていて、競走能力の高かった両親の長所を緩い父母相似配合で上手いこと受け継いだ女傑というべきでしょう
望田的思考でいうとジンジャーパンチというのは繁殖牝馬としてはそれほど好配合ではなく、たとえば配合診断でジンジャーパンチに合った種牡馬は何かと聞かれるとちょっと困ってしまうのが正直なところで、でもジンジャーパンチが素晴らしい競走馬だったことはゆるぎない事実ですから、ジンジャーパンチに似た娘息子をとりたいのならば、もう一度父母相似配合にするのが一番確率は高い…という方向で考えるでしょうね~
それで頭をひねった結果マンハッタンカフェという正解に辿り着けるかどうかはわかりませんが、ルージュバックの持つ主なクロスを列記すると
Halo≒Red God3×5
Boldnesian5×5
Promised Land5×5
Gulf Stream≒Heliopolis6・7×7
Tudor Minstrel7×7(+RambunctiousのHyperionとFair Trial)
Khaled≒Aimee7×6
Banish Fear6・8×8
Blue Swords6×8
特に膝を叩くようなクロスやニアリークロスはありませんが血統表の5~7代目に同じような血が並ぶ緩い父母相似配合になっていて、多分に結果オーライという側面はあるかもしれませんが両親の高い競走能力が上手く噛み合ってルージュバックに伝わったのだと、私のやり方ではだいたいそういう解釈になりますかね~
たとえばエピファネイアなんかもそうですが、ようするに父母相似配合というのは(特に強いクロスを含まない場合は)大きな変化を求めず現状維持につとめる配合ともいえますから、父も母も一流の競走馬というケースのほうが成功しやすい
脚長でしなやかに斬れるのは多分にPromised Landクロスの影響で若いころのウインバリアシオンをほうふつとさせますが、一方で動きに無駄がなく手先が軽く、何とも涼しげな加速をみせる馬でもあり、このあたりはHaloやBold Ruler系のクロス由来でしょう
ベルーフを音も立てずに斬り捨てたクノイチが、日曜に京都に参上です
どうでしょうかね~。
さて、ボッさん(自分が付けたあだ名。親分と悩みました)
も無事、種牡馬になれました( ^ω^ )
ちなみに、各媒体でボッさん到着時に馬を引っ張ってる写真が出てますが
それは自分ではありません(笑)
ただただ美しい。レースが楽しみです( ´ ▽ ` )ノ
マンカフェ・牝馬ということで
相馬の無い私には、全く手が出なかったな~。
13・14産とディープですが、こちらの相性も気になります。
そんなにうるさいクロスも無さげだし、ノーザンの強気の価格設定からも、矢マキバさんのは走りそうですよね~。
ちなみに私は、高くて手が出ませんでした・・・・。
(Asterus産駒のプール・デッセ・デ・プーリッシュ二着のDulceが共通牝祖、Rambunctiousの父も同様※←+Mr.Proならガルチ?)
母方はAsterus、Case Ace→Raise a Native→Mr.Prospector、Promised Land+Rose of England辺りはDulceのTeddyを継続発展させているような・・・
父のBunty Lawless+Good Example+Olden Times、Wild Risk(Ksar)+Olden Times(Djebel)辺りも好きです。
Dalshaan持ちのダノンシャンティとか、
Aimee+Mr.pro持ちのキングカメハメハ・ロードカナロアとか(Northern Dancer+Raise a Native過多?)
どうかなぁとが思いつきます。