栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

ショウナンダイチが今さらながら連勝したので、ディープのLyphardクロスについて久しぶりに

2013-09-01 21:12:59 | POG

ショウナンダイチが今さらながら2連勝と、トモがパンとしてやっと軌道に乗ってきたので、とりあえず「ディープインパクト好配合リスト(2012)」から再録

◎ビートリックスキッド10…母はノネット賞(仏G3・芝2000m)勝ち馬で、その父Victory Noteは仏2000ギニー馬。Lyphard4×4にFairy King=Sadler's Wellsを合わせるのは、トーセンラー=スピルバーグやパララサルーで成功している。粘りと機動力で走る長めマイラー。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104465/

この馬を推奨した理由は下記エントリでも書いていますので詳しくはそちらを

そしてこの馬のように「Lyphardをクロスし、しかも母系にSadler's Wells=Fairy Kingを持つ」ディープインパクト産駒は、トーセンラースピルバーグと、パララサルーと、そしてこのショウナンダイチだけ

4頭中3頭がオープン馬ですから、ダイチくんも2連勝ぐらいで威張っててはダメですよ

このパターンが外さないのですから、「ディープ×ドナブリーニ」や「ディープ×ハブルバブル」が外さないのは当然で、その理由も下記エントリに書いてます

ではDVD鑑賞に戻ります

ディープのLyphardクロスにおいて暗躍する「Northern Dancer+Fair Trial+Never Bend」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/e39b87d84d22fa9a751400148d2a07a0

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8/31~9/1の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2013-09-01 20:49:05 | POG

『望田潤のPOG好配合馬リスト』で取り上げたプリンスダム(キングカメハメハ○評価)が日曜新潟5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました

○プリンスダム(母マリーシャンタル)
母母ダイナカールはオークス馬でエアグルーヴの母でもあるから、ルーラーシップやアドマイヤセプターと似た配合。こちらは間にトニービンが入らないので Hornbeam≒パロクサイド6×4となる。キンカメ産駒でHornbeam≒パロクサイドのニアリークロスを持つ馬は10頭中7頭が勝ち上がりだから、それだけで考慮の余地はある配合。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104076/

ルーラーシップやアドマイヤセプターと3/4同血で、Hornbeam≒パロクサイドのニアリークロスらしくしなやかで重厚に斬れました
明らかに東京や外回り向きですが、新潟記念でヨーイドンになると11.4-10.8のところで取り残されて、勝負がついてからやっと追い込んできそうなタイプでもあります(^ ^;)

本書で取り上げた馬はここまで11頭が出走し[6.2.0.9]賞金合計4950万円、1走あたり291万円という成績です(・∀・)

■土曜小倉5R3歳未勝利 インプレショニスト(ディープ好配合・望田)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104315/
■日曜函館3R3歳未勝利 フリティラリア(一口・栗山)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104504/
■日曜新潟9R村上特別 ショウナンダイチ(ディープ好配合・望田)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104465/

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日曜の重賞回顧~今年も小回り巧者のワンツー

2013-09-01 16:53:49 | 血統予想

新潟11R 新潟記念
◎1.サンシャイン
○11.ブリッジクライム
▲3.ダコール
△8.ファタモルガーナ
×9.エクスペディション
×10.ニューダイナスティ
注7.カルドブレッサ
昨年のオークスの予想は「2400mならばジェンティルドンナをヴィルシーナが逆転するだろう」というところから入った時点ですでにピントがズレていたのだが、しかしヴィルシーナが勝ちきるシーンも想像しにくいものがあったので、苦しまぎれにもうひとひねりしたのが◎サンシャインだった。「ワンカラットの妹でマイルのエルフィンSに勝ったが、母バルドウィナはアウトサイダー血脈が豊富で相手種牡馬を立てるタイプだから、父ハーツクライのこの馬は前受けしぶとい中距離馬だろう」というのが主な根拠だったが、古馬になって少しずつ馬体に実が入ってきて、ようやく筆者が思い描いたような中距離馬に完成しつつある。中間も馬体はフックラ見せているし、ここはラッキーバニラがスローで逃げそうなメンツで、石橋脩なら前々で運ぶとみて、「サンデー×リファール×ハイインロー」の先行二枚腰に期待。○は冬場は身のこなしの硬さが目立つのに、前走は直線しなやかに斬れたから夏馬なのだろう。稍重ぐらい残るようならファタモル、良まで回復するようならダコールを上位視。

小倉11R 小倉2歳S
◎1.ラブリープラネット
○7.ハッシュ
▲15.シゲルカガ
△11.マイネヴァリエンテ
×6.ネロ
×12.ベルカント
注2.ダンツブロード
トワイニングはミスタープロスペクターとネヴァーベンドとウォーアドミラルを引くので、サンデーサイレンスと出会うと「サンデー×ミスプロ×ウォーアドミラル×ラトロワンヌ」の黄金配合形がお手軽にできる。ロールオブザダイス、フサイチアソート、ドリームガードナー、セイリオス、ナガラオリオン、スリーアリストなどがこのパターンで、◎はノーザンテーストとフォーティナイナーの伸びのない体型を受け継いだので短距離向きに出たが、追っての味はなかなかのもので、ここは行く馬が揃ったので同父のエピセアロームのように差し切れるのではないか。キャリア2戦以上で差しに回れる馬が穴パターンで、今年は○あたりが狙い目。

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上がり3F33.1はオースミグラスワンが勝った08年(32.9)に次ぐ速さで、特に10.9-10.3-11.9と600~200mが速いです

これでは後ろの組はほぼノーチャンスで、中団より前にいた馬のなかで、10.9-10.3のラップにおいて、馬場のいい外目に斜めに持ち出しながら際立った加速をみせたのがトランスワープ

オースミグラスワンはグラスワンダーのガシャガシャ走法を受け継いで、だから私はずっと本当は捲りの馬なんだと主張しつづけてきましたが、しかし新潟外2000mに出てくると鬼脚で差し切ってしまうので当時は困惑していました

実際戦績を振り返ってみても、内回り小回りのほうが[2.2.2.2]と内容は安定しているんですよね~

つまり新潟外2000mはたしかに直線は長いけれど、あまりにもスローになってみんなが32秒台で上がるような流れを際立った脚で抜け出すには、柔らかくしなやかにストライドを伸ばしていては全然間に合わなくて、小回りを持ったままで捲ってしまうようなRoberto的なパワー加速ピッチ走法で瞬時にトップスピードに乗ってしまわなければならない…と

「新潟記念回顧~究極の上がりを、オースミグラスワンのように」より
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/28c31c40df209505809c9d523965920d

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外回りで直線が長くても、あまりにもスローになると小回り向きの機動力や加速力がモノを言うのだ…というのはまあまあ東京でもありがちなのですが、コスモネモシンはHalo3×4らしい機動力型で、エクスペディションもご存知のように全勝ち鞍が小倉と京都内回り、昨年のトランスワープといい、新潟記念はそういう馬に向いたレースになりやすいのだ…と考えを改めるべきかもしれません(^ ^;)

今年の上がり3Fは11.4-10.8-12.5、残り600mまでは馬群は一団だったのに、そこから11.4-10.8のラップで1,2着馬は完全に抜け出して残り200mでは後続に2馬身以上のセーフティリードをつけてしまっており、この最速ラップのところを22秒前半で駆け抜けたもん勝ち…というのがここ2年の新潟記念

今年は馬場が少し重かったからかゴール前は12.5かかり、ナスキロラトロ+ハイインローの持続力で追い込むファタモルガーナが緩慢なストライドでジワジワ詰めてきましたが、そういう「長い直線向きの持続力ある末脚」では勝てないのが新潟記念なのである…と

小倉2歳は人気馬が前でレースをつくったので私が想定したようなグチャグチャの乱戦にはならず、1~3人気のきれいな叩き合い

最後は馬場の外に持ちだしながら追ったユタカと、そのままインを走りつづけた和田、これはホウライアキコベルカントのパワーの差ともいえ、そこはWoodmanとオジジアンのラトロパワーがきいてるということでしょう

同じヨハネスブルグ産駒でもネロは母系にLa TroienneがなくNorthern Dancerとボルキロのクロス、たしかに身のこなしがナスキロ柔いので、これは軽い芝向きだし距離も1400mぐらいのほうがいいだろうと

ヨハネスブルグは夏の2歳短距離戦向きの早期回収型種牡馬としてますます注目を集めることでしょうが、1200mベストのスプリンターを狙うのならば、ホウライアキコやフクノドリームのようにLa TroienneやEight Thirty≒War Relic的パワーも増すような配合がベターだろう…という方向性は少し見えてきました

というわけで現時点でのまとめ
・ヨハネスブルグはStorm Catの強いニアリークロスを持つので、自身がみせたような早熟なスピードを産駒に高い確率で伝える
・産駒の代ではこのニアリークロスを緩和する方向、緊張→緩和のリズムにするのがセオリーで、だから母はNorthern Dancerクロスを持たないほうがいい
・小倉2歳やすずらん賞を勝つようなスプリンターを狙うのならば、オジジアンのLa Troienneとか、Eight Thirty≒War Relic的なパワーを増す配合をすべきで、柔らかすぎると短距離のHペースを走るのは辛い

もちろんスプリンター至上主義に走る必要はなくて、ヨハネスブルグにナスキロとスタミナを入れてグニャグニャマイラーを狙うのだという発想もあっていいし、そういう馬も少しは出ると思います

最後グイグイ伸びてきたダンツブロードはマイネルラヴ産駒でSeeking the Gold≒Woodman2×4、こちらは来年の夏のスプリント戦でお待ちしています(・∀・)

そしてキャロット募集馬の「好配合ピックアップ」ですが、今日もしくは明日にはアップするつもりですので、もうしばらくお待ちをm(_ _)m

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日曜のボツ予想・新潟&小倉編~ラトロ硬い馬が余勢を駆りたい夏競馬オーラス

2013-09-01 10:45:59 | 血統予想

スイスチャードの残りでパスタ(・∀・)



先ほど小倉2Rで母父Singspielの“ウォーエン黄金配合”シンハディーバが惜敗つづきに終止符
前にも書いたんですが、母系にSadler's Wells=Fairy Kingを持つウォーエンブレム産駒はここまで7頭が出走し6頭が勝ち上がり、そこにはシビルウォーとローブティサージュが含まれるのです

今日の新馬は、新潟5RにPOG書籍推奨プリンスダム(キングカメハメハ○評価)が出走
追い切りを見た感じだとルーラーシップとアドマイヤセプターの中間ぐらいのタイプに見えましたが、パドックが楽しみです(・∀・)

村上は◎リアリーラヴユー
前走はちょっと後ろからになりましたが馬群を縫いながらいい伸び、In Realityの影響が強い伸びのない体型で1400mベスト、Buckpasserのクロスでややラトロ硬い体質で夏場良績、二度目の騎乗で今度は戸崎が決めそう
イヴピアジェは「パーフェクト種牡馬辞典」のスペシャルウィークのPOG推奨馬なのでいつもレースは見ていますが、Ribot系のクロスで少しパワー型なのとHalo≒Sir IvorやTom Foolクロスの機動力で走るので、外1600mよりは内1400m向きのマイラー
そして○を中山マイルで捲って競り勝った▲ブライトチェリーも、前走は直千競馬に戸惑いながら力の違いで差し切りましたが、本来は1400mぐらいに向く機動力型で、マイネルラヴ×Never Bendですからここは余勢を駆りたい
ヒシアマゾンには全然似てなくて父系のBold Ruler的忍者走法を受け継いだ☆ヒシラストガイまでが上位とみます

小倉最終は◎プランスペスカ
母はブライアンズタイム×Blushing Groom×Vaguely Nobleですからマヤノトップガン的で、自身はLyphard4×5・5にBurghclere≒Aureoleもあり、これは芝の長いところで前受けで出世しそうな馬
小倉のオーラスはユタカに締めくくってもらいましょう

今日はこんなもんかな~、競馬中継とキャロットDVDを見ながら、パスタをすする日曜日

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日曜のボツ予想・函館編~Robertoパワーで先行し、Hyperionを振り絞れ

2013-09-01 08:28:15 | 血統予想

土曜函館の芝1800m以上のレース、後半の8R11R12Rの連対馬6頭の血統表を見なおしてみると、Roberto持ちがなんと5頭、ノーザンテースト持ちが4頭、Flower Bowl持ちが4頭
レッドリヴェールはノーザンテーストは持つもののRobertoとFlower Bowlはないですが、しかしDixieland Bandの母にはAlibhai3×4があり、その父Delta Judgeの母BeautillionはRobertoの母Bramaleaとイトコで3/4同血(Bramalea≒Beautillionのクロスといえばガレオン=オークツリーでおなじみ)、また母父DetermineはAlibhai×MahmoudですからFlower Bowlと同じ組み合わせと、Roberto的な血やFlower Bowl的な血は引いています
Roberto的パワーで進出し、ノーザンテースト&Flower Bowl的我慢強さを振り絞れる馬、つまりブライアンズタイムとノーザンテーストを持つ馬最強や!という決めつけで(・∀・)

となると、8RはノーザンテーストとRoberto持ちでハイインローのBurghclere牝系○ゴースルー、ステゴ×Silver Hawkの△マイネルランスタン、母母オークツリー譲りのRoberto的走法☆レアパルファムあたりが油っこいですが、何といってもダイワメジャー×ブライアンズタイムの◎スリーヴェローチェが血統的にはズンドバ、あと明らかにHyperion的な配合体質脚質の▲ナンヨーユナも買いたい

丹頂はあんまりピンとくる配合馬が見当たらないので、ド不良の水仙賞完勝の実績に加え先週のバンデの大差勝ちをみればMontjeuから入りたくなるのが人情でひとまず◎リリエンタール、つづいてオペラハウス×ブライアンズタイムの○メイショウズシオ、そして極悪馬場の凱旋門賞でMontjeuと叩き合ったエルコンドルパサーにも敬意を表してNureyev≒Sadler's Wells3×2の☆セイカプレスト、このサドラー馬券に、大穴はフォーティナイナーを1/4異系にジャングルポケットとノーザンテーストを通じるHyperion継続クロスの△グラスゴッド

すずらんは◎ヴォラータ
「5代アウトなので強いクロスを持つ牝馬との配合が成功しやすく(後略)」「牝は芝ダ兼用で短距離の勝ち鞍が多く、牡はダ中距離の勝ち鞍が多い。芝道悪は巧者で、牝駒が短距離でよく穴をあける(後略)」「馬券作戦もグランプリエンゼルとヤマニンキングリーを頭に置いておけばだいたいOK」(「パーフェクト種牡馬辞典」アグネスデジタルの項より抜粋)
アグネスデジタル牝駒の芝良連対率は12.8%、重不は[3.7.2.33]22.2%、この馬は母がNorthern Dancer5×3にBuckpasser5×4ですから配合的にもセオリー通りで、しかも牝系は土曜に一発決めてくれたビーナストリックたんと同じLady Be Goodですから、母はBusanda≒Better Self6×5・6でもあり小さな牝馬でもラトロパワー十分、おまけに自身はDanzig4×3とくれば、道悪の芝1200mで買わずにいつ買うのか、いや今でしょ

「No.1予想」では新潟記念を、「馬券総合倶楽部」では新潟記念と小倉2歳Sを予想していますので、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m

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