栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

エアトゥーレ産駒揃い踏み

2009-09-11 02:38:04 | 血統予想

アグネスタキオンは配合に正直な種牡馬で、Hyperionをクロスすれば粘りや頑張りを、Nasrullahをクロスすれば斬れ味を、Fair Trialをクロスすれば俊敏さ実直さを表現し、相手牝馬の長所を確実に引き出してくる…ということは何度も書いてきました

キャプテントゥーレの場合はロイヤルスキー3×4ですからアグネスフローラやスキーパラダイスのマイラー適性が伝わりやすい配合で、実際体型もマイラーっぽいので朝日杯では◎で狙ったのですが、母エアトゥーレはトニービン×Lyphard×Tudor Minstrelなので「HyperionとFair Trial」的な粘りが豊富で、急阪神内回り1600mの阪神牝馬Sを3番手から抜け出して勝ったように、トニービン産駒ながら前向きさと粘り強さで走るタイプでした
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2005102216/

その特性は産駒にも受け継がれ、アルティマトゥーレもキャプテントゥーレも長い直線をタメ差すというよりは小回りを先行捲る脚質に出ています

皐月賞は前半は61秒4のスローで流れ、後半4Fのラップは12.3-11.2-11.5-12.5。最後が12.5かかっているようにたしかにゴール前は止まり気味だったのですが、マイラーとしての瞬発力で3~4角一気に突き放して勝負を決めてしまったという感じ

というわけで、小回り1600~1800mベストのマイラーでようするに中山記念タイプ、というのが筆者の見立てですが、開幕週なら2000mでも押しきれるとみるか、コスモプラチナの緩みない逃げだと2000mは微妙に長いとみるか。ここが取捨の分岐点でしょう。まあG1馬がG3で56キロは恵まれてはいますけどね~

アグネスタキオン急死
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/dc50cd23376b6e354df59807e3c3ecb6
ディープスカイ&タキオン産駒の配合
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/ccdebc76c641b38499bba2c52480bb0d
ヒカルアマランサスはディープスカイ型
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4e8fceb75d5cd89a14d4beb68f6aacd1

コメント (1)
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