栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

エアトゥーレっ仔が阪神内回りで勇躍

2009-09-14 14:15:55 | 血統予想
馬券総合倶楽部のを再録します~

セントウルS
◎16.アルティマトゥーレ
○8.スリープレスナイト
△3.ソルジャーズソング
×5.ローレルゲレイロ
注6.カノヤザクラ
しなやかさで走るローレルよりもパワーで走るスリープレスを急坂コースなら上位にみたいが、これが57キロで次をにらんだ始動戦なら◎でなんとかならないか。キャプテントゥーレの3/4姉で、こちらはインテントのクロスを持つので短距離向きの体型に出ているが、母エアトゥーレがフェアトライアルのクロスを持つので小回りを先行粘り込む脚質に出たのは弟と同じ。ローカルと内回りコースでは(4.1.0.1)で、負けたのは1400mの阪神牝馬Sと長期休養明けの2戦のみ。土曜の弟と同じ競馬でチャンスはあると思う。

京成杯AH
◎3.ザレマ
○11.ヒカルオオゾラ
▲5.エフティマイア
△14.マイネルスケルツィ
×1.ケイアイライジン
注4.ショウワモダン
○はパワー型で急坂小回りが不向きとは思えないし馬場が渋るのも歓迎だが、ユタカは不器用な馬だと言っている。好位差しならアッサリかもしれないが、どう乗ってくるかが読めないし絶好調で引っかかるかもしれない。◎はマルカシェンクの妹で母は伊1000ギニー(伊G2・芝1600m)勝ち馬。父母のパワーの血を増幅した配合で長い直線で斬れるタイプではないし、1800mだと微妙に追って味がないが、ターコイズS勝ちや阪神牝馬S2着を見ての通り急坂小回りの1400~1600mでは好位からひと脚使える。渋った馬場にも実績があるのでこちらを軸にとりたい。

朝日CC
◎12.コスモプラチナ
○16.サンライズベガ
▲6.キャプテントゥーレ
△8.トーホウアラン
×9.ベッラレイア
×14.マストビートゥルー
注3.アルコセニョーラ
注15.テイエムアンコール
皐月賞を逃げ切った馬がG3で56キロ、しかも開幕週初日の馬場となるとたしかに▲に条件が揃ったかに見えるが、この馬はロイヤルスキーのクロスの影響でアグネスフローラやスキーパラダイスのマイラーっぽさが体型に出ていて、母系のフェアトアイアル的な粘り強さを考慮してもベストは1800mの中山記念タイプだろう。皐月賞もスローなのにゴール前1Fは止まり気味で、マイラーの瞬発力で一気に突き放してしまったお釣りで凌ぐことができた。◎はここ2走は1000m通過が60秒前後の平均ペースの逃げで、これを追走して押しきれるほど2000mのスタミナがあるかどうかはまだ未知数。とすると4角では▲は◎に追いつくだろうが、追いつくまでに脚を使ってしまうと、そこから◎がもうひと踏ん張りして突き放すことも可能と読んでみた。前走は心房細動で度外視、少し渋った馬場で平均ペースで離し気味に逃げれば前々走の再現がありうる。

アルティマトゥーレはアイビスSD後に「弟同様小回り向きの脚質なので、次走が北九州でもキーンランドでもセントウルでも条件好転で有力」と書いておいたのですが、終わってみれば前走新潟外回り(直千)でちょっと内目を走らされてそれでも踏ん張っていたエアトゥーレ産駒が、阪神内回りに替わって勇躍という結果になりましたね~。トニービン×Lyphardというのは、いつも言うように外回りより内回りで買いたい血統です
しかしスリープレスナイトは全然太くなくて凄い馬体でした

ザレマはマルカシェンクの3/4妹で、Nijinsky≒The MinstrelとFlower Bowl≒Your Hostessのクロスになるぶんこちらのほうがパワー型に出ていて、平坦大回りより急坂小回りベターのマイラーだとずっと書いてきたので、ここは筋を通して正解でした
まあしかし、いくら内ベッタリを回ってくると予測したところでアップドラフトには印は回りません(^ ^;)

朝日CCはスローになったので1800馬の格でアッサリでしたね~
たとえば中山1800mならキャプテントゥーレ、東京1800mならブレイクランアウトに黙って◎でいいと思うのですが、阪神2000mでも開幕週のスローなら実質1800mのレースで、やっぱりG1勝つような馬やG1で1人気になるような馬はちょっと違うよという脚でした
コメント (2)
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