「混戦には違いないので、去年のセイウンワンダーのように思い切ったメリハリのある騎乗をしたもん勝ち、という結果になりそうな気もしますが…」
と書いたのですが、まあそれにしても、岩田騎手にはセイウンワンダーと全く同じ乗り方で、最高にメリハリをつけて乗られてしまいましたね(^ ^;)
シンメイフジの母レディミューズはチューリップ賞2着で、その母シンコウラブリイはマイルCSなどに勝った名牝
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007103593/
良血馬らしく一戦毎に力を付けているのはたしかで、フジキセキにミスプロとナスキロを入れると柔らかく緩慢になりすぎる懸念もあるのですが、母が持つBusanda≒StrikingやSwaps絡みのハイインロー継続クロスやHigh Topがもたらすであろう硬さ頑健さとのバランスがいい配合です
ティンバーが入る弱点をあまり感じさせない配合ではあるのですが、いつも3~4角で見せるあの妙なズブさはティンバーらしさが表現されているともいえ、それが相手強化で弱点になりうるのかどうか、この問題を暮れのG1まで何度も考える必要がありそうですな~
フローライゼは「ネオユニヴァース産駒(11)」で褒めたアースガルドを抑えて逃げ切り。能力的には印を回さなければいけない馬でしたが、バクシンオーが強く出た体型走法でベストは1400mでしょう
1400mベストの馬が外差し馬場の新潟外マイルで先行してしまうと、さすがにごまかしがきかないのではないか…と考えたのです
今回に関してはスローで実質1400mぐらいのスタミナのレースになったことと、ダッシュがつかずシンガリからの外差しになったことが結果オーライでしたね
クロフォードとこの馬は、緩ペースを外差しすることで、マイルはちょっと長いのを上手くごまかせたというか、1400m馬やスプリンターとしての素質の良さで好走することができたとみるべきでしょう