WIN5が4年半ぶりのキャリーオーバーということで、急きょ「ウマい馬券」にてWIN5予想コラムを書かされることになり、つまり今日の夕方までに日曜の対象5Rの予想を終えなければならず、しかしまだ何も手をつけてないので(^ ^;)、今日は競馬観ながらそれやってる感じです
中山6は少頭数ですが今日も3歳ダート戦はなかなかハイレベル、Liable≒Kingmambo3×3のナダル産駒クレーキングはピック馬なので頑張ってもらいたいですが、フジワラ自慢のアルデバラン肌にシニスターが配されたセットアップの半妹ヒットミーや、元旦トニーのダンツファイターなんかもなかなか骨っぽい
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中山最終は◎ウインイザナミ
一口ピック馬で、デビュー戦はミリオンローズ、エンプロイダリー、クライスレリアーナ、エストゥペンダにつづく5着
東京向きとは思えないのにこれなら、すぐに勝てるんじゃないかと思ったんですが意外な足踏みです
ここ2走をみても、短距離のHペースを追走するとちょっとしんどい感じで、モーリス×コスモネモシンでサンデーサイレンス~HaloとSadler's Wellsのクロスですから、中山マイルのここで真価を問いたい
というところまで原稿を書いて寝たんですが、起きたら2人気になってますねさすがに
相手も人気どころで決まりそうですが、穴っぽいのはモーリス×ダイワメジャーでノーザンテーストとRobertoのクロスで、これも血統的に中山>東京な▲バレドラパンですかね
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京都4Rは平場にしてはフルゲートの好メンバーで、3歳ダート路線の層の厚さが実感できます
一口ピック馬ロードラビリンスは前走Hペースでナルカミと競って共倒れ、巻き返しを期待したいですが、狙ってみたいのはリアライズオーラムの初ダート
母母Champagne Royaleはフレンチデピュティの娘で、アーカンソーダービー(米G1・ダ9F)勝ちDanza、ゴールドCアットサンタアニタS(米G1・ダ10F)勝ちMajestic Harbor、JRA3勝(全てダ)エイシンパライソなどを産んでいる優秀な繁殖です
そしてオルフェーヴル×フレンチデピュティといえば、以下のようにダートの猛者が続出した配合で、芝[14-25-15-222]連対率14.1%、ダ[35-32-31-307]連対率24.2%、リアライズオーラムも脚元や走りを見てもダートで更にの見立てはできるかと
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エリカエクスプレスの母エンタイスドは愛ダービー馬Capriの全妹にあたり、名門三嶋の勝負繁殖といっていいでしょうが、そこにエピファネイアでSadler's Wells4×3ですから堂々の中長距離血統
スペシャルウィークとAnabaa(ゲイメセン)を通じるAureoleの薄いクロスをもちますが、エピのAureole魂ってのは周りに馬がいると怖いので行きたがるんですよね
フェアリーSのエリカも最初かぶされてかかり気味、しかし離れたポツン3番手になったら力みが抜けて、戸崎さんはああいうのをなだめるのは上手い
直線抜け出すのを見ながら、ああこういうAnabaaどこかで既視感あるなあ…と、後でお風呂に浸かりながら思い出したんですがAnabaaといえばクイーンズリングですわ
クイーンズリングもデビュー時から中距離っぽい雰囲気やったんですがマイルで気の張ったレースをする馬で、しかし古馬になってエリ女を勝ち、引退レースの有馬はルメールが乗ると、きれいな好位差しでRiverman斬れを発揮し2着
Anabaaというのはフレンチな斬れがあって非常に日本向きなDanzig血脈ですが、母父がゲイメセンですからなかなか繊細で難しい血でもあり、ルメールがソフトに乗ったらついに有馬で2着というのを思い起こしても、エリカエクスプレスのデビュー戦にルメールを配し、2戦目はルメールの次にソフトな戸崎さんを配したのは陣営のヒットといえるかもですね
Anabaaといえば女傑Treveの母父でもあり、改めてAnabaa肌の成績をとってみたら、南半球でシャトルされたのもあり牝馬とセン馬の活躍馬が多いことを確認できます
たとえばMotivatorも牡駒は総じて気の悪さがあって走らなかった(のでモチ肌に回って成功した)と聞きますが、すでに難しいAnabaaをクイーンズリングに完成させられるか、陣営の腕の見せどころでしょう
中山芝は時計がかかり外差しも決まるバイアスになってきているので、最終はダート牝系のモーリス産駒○トゥルーサクセサーのジリジリ差しが届きそうな予感も、意外に前が薄い組み合わせにも見え◎ソルトブリーズの好位捲りから入る手も…これもアドマイヤムーン産駒で馬券に絡んだ4回中3回は稍重ですからね
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淀短距離は▲ソンシが強いと思いますが、イン好位で立ち回る一芸で6歳までメシを食ってきた◎アネゴハダが3枠5番、見た目に内が荒れているけどやっぱり外差しはきかない今の馬場もピッタリで、セントウル17人気4着みたいなやつを期待
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中山ダートは凍結防止剤が撒かれたので、初風はひとまずNureyev&Roberto&Mr.Prospectorのトライアングル重視で◎デフィニティーボ
父エピカリスはNureyev≒Sadler's Wells3×3のゴールドアリュール産駒で、母父アメリカンボスがKingmambo直仔なのでNureyev≒Sadler's Wells4・4×5、母にはMr.Prospector3×4があり、エピカリスを更にパワー型にしたイメージの中距離馬
ゴルア系らしく馬群に入ってしまうとイマイチで、1~2枠[0-1-0-3]8枠[1-0-0-0]6枠[1-0-2-0]、この大外枠はむしろ捲りやすいのでは
相手はMonevassia=Kingmambo3×3でNureyev≒Sadler's Wells5×4・5の○レッドリベルタ、あと▲オセアバトルプランも父がMr.Prospector4×3で母父がRoberto系で母母にNureyev、Robertoっぽい捌きで走るし昨年1/13に中山1800で1勝Cを勝ってますから適性は高そう
今日の新馬は中山4ドリームアンコール(一口)と中山5ラムコーク(POG)、ドリームアンコールは1200の内枠で行けないとエンパイア逆噴射かもですが、エスポワールシチーと父系と母系が同じで好配合なので楽しみにしてます
ラムコークは英オークス2着アーキテクチャーの娘で線が細かったんですが、直前の動きは上々で人気になってますね
母母BrihayevがNureyev≒Sadler's Wells2×2・4とMr.Prospector2×2というえげつない配合で、自身はKingmambo=Mossarossaの同血クロス3×4(MiesqueとMassaraatは全姉妹)
ドゥラメンテ産駒としてもかなり攻めた配合で、母父Zoffanyも優秀ですからこれもパドックが楽しみ
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中山11RホープフルS
◎6.クロワデュノール
○12.マジックサンズ
▲16.ジュタ
△15.ピコチャンブラック
×3.ジェットマグナム
×18.マスカレードボール
この世代はバレークイーンの当たり年のようで、ホープフルSにはジェットマグナム、ピコチャンブラック、マジックサンズと、バレークイーン牝系が3頭も出てくる。マジックサンズはそのバレークイーンの重厚さが表現されていて、中山内2000はピッタリのイメージ。ここも勝ち負けだろう。ピコチャンブラックも母がアンライバルドの全妹だから東京1800より中山2000がベターなのはたしかで、今度はマスカレードボール逆転の絵も描ける。とはいえ、血統予想でいくならばクロワデュノールの◎は譲れないところで、母父ケープクロスがダンジグ系のマイラーで、自身はサーアイヴァーやバステッドやワードンのクロスというのはキタサンブラック産駒の教科書的な成功パターンの配合。テスコボーイ≒ウインドミルガールのニアリークロス5×5も評価できる。イクイノックスと似た輪郭の配合で、イクイのように中山の多頭数にも対応できるタイプだろう。
いずれにしてもここらは上位人気。多頭数のホープフルはよく荒れるから、ちょっと印の薄いところで取り上げたいのは▲ジュタ。母シャンパンエニワンはガルフストリームパークオークス(米G2・ダ8.5F)勝ち馬で、母父ストリートセンスはケンタッキーダービー馬。さすが高馬という馬っぷりのよさで、トニービンとストリートクライのニックスをもち、ドゥラメンテ産駒でもわりとパワーで走るタイプだけに中山2000も合っているとみた。ドゥラエレーデのようにアッと言わせるか。
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例によってNETKEIBAの全頭解説より1~3着を
クロワデュノール
アースライズの半弟で、母ライジングクロスはパークヒルS(芝G2・芝約13F)勝ち。母父Cape CrossはロッキンジS(英G1・芝8F)勝ち馬でロジユニヴァースの母父でもある。父キタサンブラックは年度代表馬でイクイノックス、ソールオリエンス、ウィルソンテソーロなどを出し成功。母母のところだけNorthern Dancerが入らず、母父がマイラーというのはキタサン産駒の走るパターンだ。東スポ杯は+24キロでも叩き合いで地力をみせつけた。中山でも有力。(距離◎スピード○底力◎コース○)
ジョバンニ
セキトバイーストやマテンロウアレスの半弟で、母ベアフットレディはネルグウィンS(英G3・芝7F)勝ち馬。母父Footstepsinthesandは英2000ギニーに勝ったStorm Cat系。父エピファネイアはエフフォーリア、デアリングタクト、ダノンデサイル、ステレンボッシュなどを出す長距離砲。エリキングを差せず2着がつづくが、母系の奥に粘着力ある血が多く、新馬勝ちのように前で受けたほうがいいかも。オリオールの薄いクロスで馬群はイマイチか。(距離◎スピード○底力◎コース○)
ファウストラーゼン
ペイシャフェリシタの甥で、ペイシャフラワーのイトコで、母ペイシャフェリスはアネモネSなどJRA4勝。父モズアスコットは安田記念とフェブラリーSに勝ち、初年度からモズナナスター、リリーフィールド、ベアバッキューンなどを出している。父も母もマイラーだったが、本馬は母父スペシャルウィークの影響で伸びのある体型で、2戦目に芝2000で勝ち上がった。ベストは大箱1800とみたい。パワー型で馬場が渋るのも時計がかかるのもプラス。(距離○スピード○底力○コース○)
今年のホープフルSは前後半61.4-59.1、このようにスロー後傾のホープフルといえば、最近ではドゥラエレーデ(2-2-2)とトップナイフ(1-1-1)の22年、ダノンザキッド(3-5-3)とオーソクレース(3-3-2)の20年、サートゥルナーリア(2-3-4)とアドマイヤジャスタ(2-2-2)の18年で、まあそらだいたい前残りになります
それだけに向正で16番手から一気に進出してファウストラーゼンを先頭に立たせた杉原は好プレーで、母父スペシャルウィークだけになおさら好プレーというべきで、配合どおりモズアスコットをNijinsky的胴長にしNever Bend的立ち肩にしたような馬で大箱1800あたりがベストっぽいんですが、あそこでハナに立ったことが大きかったと思います
モズアスコットもこれでファーストシーズンリーディングではサートゥルナーリア、ナダル、アドマイヤマーズに次ぐ4位、ファウストラーゼンが芝中距離、モズナナスターとリリーフィールドが芝短距離、そしてベアバッキューンが南関ダートとFrankel系らしいオールラウンドぶりで、そして下記エントリでも書きましたがヘネシーってほんとに日本向きのStorm Catですよね
第41回マイルCS回顧~名牝系、緊張→緩和で6歳に大輪
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/abe1100519e9aecb0d799514d09c029f
ジョバンニは地力は確かですがAureoleの薄いクロスをもつエピファネイア産駒で、これまで少頭数のレースしか走ってないのにフルゲートの最内枠を引いてしまい、これは松山難しくなったかと思ったんですが内々を捌いてきたのにはちょっとビックリ
ベアフットレディの仔は、父デクラレーションオブウォーのセキトバイーストも父ダイワメジャーのマテンロウアレスも地力を秘めるんですがちょっと速い脚に欠けるので2着が多くて、これで産駒のJRA成績はトータル[7-22-15-54]となりました(^ ^;)
ジュタはさすがはセレクトの高馬やという抜群の馬っぷりで、私のTLではレース直前になって「ジュタで足りませんかね?」という声が続々と湧き上がってきて、みんなパドック見てジュタを買いたくなったようです(^ ^;)
ペースが上がった3~4角でクロワを追いかけるときに苦しかったので、まあ中山よりは東京の馬なんかなとは思いましたが、大跳びデュラエレーデというイメージですかね、奥のある素材やとは思いますがなんかそのうちダートに行きそうな気もするんですよね(^ ^;)
マジックサンズはスタート後にゴチャゴチャッと接触したときに馬がエキサイトしてしまい、ペースが遅かっただけになだめきれないまま3角まで行ってしまった感じで、ピコチャンブラックは4角で勝ち馬に外から交わされてから急に手応えがなくなったように見え、揉まれるケイバは初めてでしたからね
ファウストラーゼンが行ったのに乗じてスッとポジションを上げたのが本命馬クロワデュノールで、あそこで3番手に押し上げたことでもう負けようがない展開に
若手のホープと言われた北村友一ももう38歳ですか、大変な大怪我から復帰してしばらくは、さすがに以前のようには乗れなくなってしまったのか…と感じた人も多かったでしょうが、今年はあの難しいダノンマッキンリーでファルコンSを差し切ったのを皮切りに、クロワデュノール、シュヴァリエローズ、トータルクラリティ、ビッグシーザーとのコンビで重賞計7勝
今日の騎乗もクロノジェネシスやアルアインで手堅い好位差しで勝っていたころをほうふつさせるもので、そういや斉藤崇史厩舎&サンデーレーシング&ノーザンファームといえばクロノジェネシスと同じチームですか、地道に乗りつづけていればクロワデュノールみたいな馬がまた回ってくるんやなあ…と涙の勝利騎手インタビューを見ながら
前にも書きましたが、クロワデュノールとイクイノックスは配合的な共通点が多く、キタサンブラック産駒として教科書的好配合といえます
・母父(Cape Cross、キングヘイロー)がマイラー質でここを経由してHalo≒Sir Ivorのニアリークロスをもつ(ので中山内回りに対応する機動力兼備)
・キタサンブラックの凄い底力の源泉は下記エントリで書いたように「BustedとTulyarとWordenによる、BlandfordとWild RiskとSolarioとPretty Pollyの組み合わせの増幅」にあり、クロワはそれをBusted5×5とWorden7×7で引き継ぎ、イクイはWorden≒Le Fabuleux7×6で引き継いだ
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/369ba708674e5d2a9924a042f049b705
・下記エントリではテスコボーイ≒Windmill Girlのニアリークロスについて考察しておきましたが、イクイの母母ブランシェリーはトニービン×Nureyevなので、母母のところでテスコボーイのナスペリオンを活かしているのも両者共通します
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/657b10e9be03c70961369bffa048d229
個人的にはトモのバネ感がわりとテスコボーイっぽいなと思ってるんですが、イクイほどWild Risk&ナスペリオンなナタ斬れという雰囲気ではなく、好位から抜け出して長く脚を使うというのがクロワデュノールのストロングポイントじゃないかと思うし、そしてこの血統でこのチームならば成長曲線はまだまだ斜め上じゃないかとも思います
今日の新馬は中山5ブラックジェダイト(一口)、キタサンブラック×Monsunと重々しすぎる血統ですが、泣く子も黙るAlzao≒リリズムのニアリークロス4×5で、先週今週の調教もいい動きで人気になってますね
●Alzaoの母父Sir Ivorとリリズムの母Pass a Glance(父はともにLyphard)
●父系にAlzao、母系にリリズムをもつ馬(JRA既出走)
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではホープフルSとファイナルSとカウントダウンSを予想していますので、本年度オーラスもよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)
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