カメラ仲間のSさんとカメラ片手に「朝比奈の切通し」から歩き出し
「浄妙寺」でナツロウバイのお花を撮影した後は、
すぐ近くの竹寺として有名な「報国寺」に行きました。
足利尊氏の祖父、家時開基と伝えられる臨済宗の禅刹です。
昨秋、高校時代の友人とここに来た時は真っ赤な「彼岸花」が咲いていましたが
風薫る5月は緑鮮やかな風景が見られました。
ご本尊は釈迦三尊、本堂前で帽子を脱いでお参りしました。
”足腰丈夫でいつまでも歩けますように・・・”
GWでの庭仕事と畑仕事、そして亡き母の箪笥を運んだ影響で、ずっと腰が重かったのですが
この日、歩くのに支障がないのが分かって少しホッとしましたよ。
(ただPCなどに長く向かっていると、腰が痛くなり辛いものがありましたが・・・)
松ぼっくりの赤ちゃんでしょうか?
それとも松の花?
Sさんが「セッコク」を見つけました。
鐘楼横にある木戸の上です。
枝に寄生するだけでなく、木ならこんなところにも
去年、2人で行った「海蔵寺」でたくさんのセッコクを見ましたね。
歴史を感じる古い石仏がいっぱい・・・
石仏の前で、今度は私が「黒花ロウバイ」を見つけました。
これまた「ナツロウバイ」とは全然趣の違うロウバイです。
報国寺といえば「竹林」が有名
(ミシュランの三ツ星に選ばれていて、外人さんにも人気のスポットです)
カメラで捉えそうな光芒を探しながら、あちこち移動しましたが・・・
なかなか上手くは行きません
その内外人さんの団体さまご一行がやってきて、とても無理と悟りました。
アベノミクスとやらで円安となり、今までより鎌倉にも外人さんの姿が多く目立つようになりました。
世界遺産の登録は残念ながら見送られたようですが・・・
「これ以上観光客が増えたら、市民の日常生活に支障をきたす」と
鎌倉に住む友人はクールに述べていました。
鎌倉時代に建立された神社仏閣はあちこちにありますが
鎌倉幕府の政治が司られた所の遺跡がないのがマイナス点になったようですね。
午後4時近くになり、私たちは報国寺を見終わってから鎌倉駅までバスで行きました。
お蕎麦屋さんでのお食事とお喋りの1時間半を入れて丁度5時間の、
ノンビリ撮影しながらの鎌倉散策を楽しむことが出来ました。
速報!「鎌倉文学館」のバラ祭り(5月27日)
まだ5月だというのに入梅近しのニュースが流れた今週の月曜日
慌ててバラを見に行ってきました。
鎌倉駅から「大仏方面」行きのバスに乗り、長谷の手前の「海岸通り」で下車
5~6分歩いていくと、深い緑に囲まれた中に「鎌倉文学館」があります。
ここは1890年ごろ、前田侯爵(加賀の前田家)の鎌倉別邸として建てられましたが、
1910年(明治43年)火事により消失・・・
その後1936年(昭和11年)に洋風に全面改築されたそうです。
戦後はデンマーク公使や佐藤栄作総理大臣が別荘として使ったそうですが、1983年に鎌倉市に寄贈されました。
外装はそのままにして内部を改装し、1985年10月31日に「鎌倉文学館」として開館。
2000年には国の有形文化財として登録されました。
その庭園はバラ園として有名で、今年は5月15日から6月9日まで「薔薇まつり」が開催されています。
そして今月の文学館の催しは「太宰治展」
こちらはさらーっと見学させていただきました。
4年前に来た時は、NHKの取材でインタビューを受け、
それが2週間後のお昼のニュースのローカル版で流されたらしい・・・
私本人は見ていませんでしたが、あちこちから「見たわよ」と言われ
恥ずかしい思いをしたものです
その時の顛末はこちらです。
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盛りは過ぎていましたが、まだまだ見られるバラも多々ありました。
前回は6月9日に来ているのですが・・・
今年のお花はすべてが早すぎて、追いかけるのも大変です
この「鎌倉文学館」のバラ祭りの様子をデジブックに纏めました。
お時間とご興味のある方はご覧下さい(画像は全部で20枚です)
デジブック 『鎌倉「文学館」の薔薇』
関東も昨日の5月29日に入梅となりました
史上3番目の早さだそうですね。
これからの季節、バラに替わって主役になる紫陽花もすっかり色着いて・・・
鬱陶しい雨の季節を心癒してくれそうです。