花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑧

2005年10月01日 | パース滞在記
〔9月10日・掃除、洗濯、お買い物〕
この日は大家さんご夫妻が、パースでのお買い物、穴場のお店を紹介してくれると言うので、我々も予定を入れずに家で待機していました。

朝食は主人お手製のスクランブルエッグです。
私はコーヒーを沸かし、野菜を切ってお皿に盛り付けるだけ---「休暇なのに、妻だけにおさんどんを押し付けられてはたまらない」と口をすっぱくして言った甲斐がありました
デザートは庭のみかんとオレンジです。特にオレンジが食べ頃で美味しかったこと

これらを、太陽さんさんの東側の窓辺でノンビリ食べたかったのですが、パースの家はどこも太陽を遮るような設計になっています。
日本と逆の南半球、日当たりは北側が良いのです。でもパースは日の光が強いので、リビングやダイニングは南側にあるのです.嗚呼~ややこしい、頭がこんがらがる~~

暖房を入れても、天井の高い石の家はなかなか温まりません。
我々夫婦は日当たりの良い北側の寝室にいるとホッとしたものですが---食堂は薄暗くて、寒くて足元ストーブが欲しいくらいでした。

Mさん夫妻が来るまで、掃除、洗濯とやる事がいっぱいあります。
洗濯機は中に棒のあるカクハン式でしたが、主人が使ったことがあるのでどうにか動きました。ところが掃除機がどこを押してもかかりません。

Mさんに聞いたら「ここを足で蹴飛ばすくらい強く押さないとだめ」と言われました。繊細な日本の電化製品と大分違っていますわ
でも家のコンセントの一つ一つにスイッチがあって、出かけるときは抜かなくても、スイッチを消せばOKなのは便利です

出発の時、Mさんが我が家のレンタカーのタイヤがパンクしているを見つけました。
ヒエ~、何かとトラブルのある車です。
幸いスペアータイヤが入っていたので,すぐに交換できましたが---

大家さんの案内で、まず最初に
アジアンフードの専門店「ライ
オン」に行きました。
看板には「ナントカ公司」と
書かれているので、多分中国
系のお店でしょう---
日本、韓国、中国の食品が揃っ
ています。
コシヒカリのお米が10K20A$
(1800円)、安い

Mさんの所と5kgずつ分ける事にしました。
これはオーストラリア産だから安いそうで、その他の見慣れたうどん、そば、調味料などは、日本で買う値段の約2倍で売っています。

冷凍ですが、おでんの具や納豆までありました。
日本食が恋しくなったら、このお店にくればOKですね。

次に訪れたのは水産加工会社。
土曜日の9時から午後1時まで、お魚の小売をしているのです。
ナント、マグロのお刺身が---パースはインド洋が近いので、マグロの本場でしたね
早速夜のおかず用に買いました。

Mさんが、シャケを一匹買ったので、4分の1ほど分けてもらう事にします。
こちらも、タスマニアで採れる本場物---私たちは袋詰めになった鮭の燻製を多めに購入しました。

次に連れて行かれたのが
パース駅の北側にある中華街
のような一角です。
車を止めた所の看板に「焼鼠」
と書かれていたのでビックリ
ここでは肉類が塊で安く買える
そうです。
それに大根やきゅうり、オクラ、
ゴボウ、ほうれん草等の馴染み
の野菜も売っています。

これらの野菜、スーパーでは見かけませんでしたもの。

この中のお店で昼食をする事になりました。
中華料理店というより、ベトナム料理のお店と言う感じです。
「焼鼠」は焼き豚の事のようで、ホットしましたが---

私たち夫婦は「海鮮麺」を頼みましたが、ここでは麺は玉子麺にするか、ライス麺にするかを選びます。夫婦で両方を食することにして、2種類頼みました。

ベトナムのフォーという麺なのでしょうか?色も食感もシラタキを食べているような感じでしたが、慣れるとさっぱりとしていて、なかなかの味でした。
玉子麺は、日本のラーメンと同じに見えましたが、味と食感が微妙に違っていましたね。

食事をしながらA子さんの悩みを聞きました。
体を壊して里心がついたけど、2人の子供を育てるには断然パースの方が良いと思う事、
でも自分にとっては日本の方が「刺激ある日々が過ごせる」と思った事、日本語を理解できるが話せない孫---両方の両親を思うとつらい事,などなどです。

異国に根を張って、真面目に生きてきたこの若い女性の真摯な姿に感銘を受けると同時に、その悩みも理解できました。
「日本はエキサイティングで、世界中の美術館展が催される文化的な国」コスモポリタンA子さんの日本評は意外でしたが、納得できる点もありました。

最後に案内されたのが、
巨大な「アーミーマーケット」。
懐かしい量り売りの小売店が
たくさん入っていました。
週末にしか開いていないそう
です。
Mさんご夫婦が場所を熱心に
教えてくれましたが、全部は
とても覚えられなよ~~


最後のお茶タイムは車で30分の郊外のお店でした。
奥さんのA子さんの話では、パースにはケーキの美味しいお店が見あたらないそうです。
「ここのケーキが日本のケーキに近いかな」
パースの街が見下ろせる自然の中にあるこのお店、ドイツ人がやっているとか---

このカフェのすぐそばに、主人の弟子のJさんの家があるそうです。、
電話したら、すぐにやってきました。
「日本庭園は完成したか?」と主人が聞くと、後もう少し---との返事。
「最終チェックしたい」と言うと、4~5日待ってくれとの事、「師匠に見せるにはまだ自信がない」とも言っていました。
2月に主人が図面を書いて、5月に材料を整えて、いまだに完成しないとは
これがオーストラリア式とも言うのでしょうか

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする