【前号から続く】得体の知れない文章読む。原発訴訟判決文の数倍長い「特定秘密保護法」※だ。半年前になる。悪い企みの姑息な説明に興味があった。マーカーペンも使い真面目に読んだが意味がわからない。覚えている言葉が一つも無い。難しい言葉、やたら話が長いのは、中身が無いか、隠しごとや誤魔化しの常套手段だがその見本そのもので、中身はというと恐怖煽って庶民の心をじわり縛る代物だった。この、じわりがくせものだ。庶民は国家転覆に通じる情報なんか知らず漏洩もありえない。お上に楯突くと碌なことがない、をじわり広げる手口だ。
判決文と保護法では守るべき「国富」が全く違う。保護法で暗く不安な未来を感じ、判決文でやっと一息ついた感じだ。長期予報ではそう遠くない頃に嵐が来そうなのだが、もう一方の予報は時々は晴れだよ、っていう感じだ。
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庶民の生活を良くする法は、短くてわかりやすいに限る。庶民は忙しく、偉そうな態度やさもったらしさが嫌いだ。時々の政治や法律を横目で見ながら色々考えて生きている。いじめられる側が、いじめる側を迅速・正確に察知できなければ生きていけないのだ。そういう生活を左右する文章が、美しいかおぞましいかは実はとても重要なことなのだと思う。
画像はそろそろ植え替えが必要な観葉植物を上から。緑の重なりが面白い。それにしても寒い初夏。10度に満たない低温で毎日が始まる
谷口ジロー※再読中。この哀感に身をゆだねる安堵感…。