波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

男性週刊誌の広告

2016年01月19日 | 新聞感想
  「SMAP」と「ベッキー」。どうでもいい話だが、『情報』糧に生活してる方々を思う。獲物を高価に売りつけ、地雷踏まないよう細心の注意を払い、広告一つで買い手を釣り上げる。庶民の欲望で情報を提供しお金を手に入れるのは至難なことだろう。
 
 昨日朝刊の週刊誌広告に笑う。【緊急ぶち抜き大特集】の「『爆騰する日本株』これからが本番だ 安値のいまが買いどき、始めどき」(週刊P)、と「『世界経済大異変』に備えよ 日本株大暴落のXデーは3.16」(週刊G)。どっちが本当なんだよ?だが、「富裕層のおこぼれが回ってくる上手い手はないか」と「濡れ手に粟の罰当たりはお天道様が許さない」はどちらも庶民感情だ。週刊誌はこの両方を映す鏡だから、こんなことに文句は言えない。だいたい、週刊誌に広告以上を期待する庶民はいない。そんなことより、大寒前の原油安に〈石油ストーブの目盛り少し上げても良いね〉、株価下落に〈それみたことか〉と、つぶやきつつ未明からの雪に心配するのが庶民だ。
 
 前述の男性週刊誌「平凡パンチ」や「週刊プレイボーイ」の元読者層が支えてるらしい。それにしても、還暦過ぎた秋吉久美子(完全未発表)とホーンユキ(袋とじ)とは古い。「死ぬまでSEX」「「あの素晴らしいSEXをもう一度」(笑)に〈性〉が老人にも永遠の売り物 で、つくづく人間はかわいらしく、男は切ないと思う。こんなマンネリ文化に、へらへらしていなくちゃならないのなら余生は暗いね。
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