波風/この詩、どう?短歌は感覚的だけれど、この詩は情緒的だと思う。
ママヨ/面倒臭い詩。こんなに周りくどく書かなくてもいいのに。
波風/周りくどい?どこが?
ママヨ/だって、自分が嫌いな人の幸せは「半分くらいでいい」んでしょう。そう書けばいいのに。
波風/うーん、そうゆう読み方があるのか。確かに、3連目を「きれいごと」として4連目に続いていると読むのが普通かもしれない。俺は、最初の3つの連と、4から5に続く連を4つの独立した願いとして読んでいた。最後の願いが、前の3つの願いと違い、少しだけハッとさせるのが印象的だと感じた。
ママヨ/そういう読み方もあるんだね。
波風/俺の読み違いだな、きっと。ママヨさんの衝撃的な読みが正しいと思う。だけど、腹黒い心でなければそうは読めない(笑)。
ママヨ/ブログとかに書かないでね。私が腹黒いとか、意地悪いとか(笑)。
※このブログを読まれた方、どちらを支持しますか?短歌集『えーえんとくちから』(笹井宏之)にあった印象的な詩。じっくり読みたいと思い、スケッチブックに鉛筆で書き、白のクレパスで一旦塗りつぶした後、文字をひとつづつ掘り出した。