波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

『きれいごと』の読み方

2019年04月05日 | 読書


風/この詩、どう?短歌は感覚的だけれど、この詩は情緒的だと思う。
マヨ/面倒臭い詩。こんなに周りくどく書かなくてもいいのに。
風/周りくどい?どこが?
マヨ/だって、自分が嫌いな人の幸せは「半分くらいでいい」んでしょう。そう書けばいいのに。
風/うーん、そうゆう読み方があるのか。確かに、3連目を「きれいごと」として4連目に続いていると読むのが普通かもしれない。俺は、最初の3つの連と、4から5に続く連を4つの独立した願いとして読んでいた。最後の願いが、前の3つの願いと違い、少しだけハッとさせるのが印象的だと感じた。
マヨ/そういう読み方もあるんだね。
風/俺の読み違いだな、きっと。ママヨさんの衝撃的な読みが正しいと思う。だけど、腹黒い心でなければそうは読めない(笑)。
マヨ/ブログとかに書かないでね。私が腹黒いとか、意地悪いとか(笑)。

※このブログを読まれた方、どちらを支持しますか?短歌集『えーえんとくちから』(笹井宏之)にあった印象的な詩。じっくり読みたいと思い、スケッチブックに鉛筆で書き、白のクレパスで一旦塗りつぶした後、文字をひとつづつ掘り出した。

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