私の両親は、まだ健在です。
私も、そろそろ年寄りだと言われる年齢になりましたが、父も母も健康でいます。
ありがたいことだと思っております。
・・・が、高齢ゆえのおかしなことも時々起きるのです。
今朝、父がテレビのリモコンが壊れた、調べてくれないか、と私に言いました。
確かに、リモコンのボタンを押しても、チャンネルが変わりません。
父が言うには、電池が古くなっているから、使えないんだと。
そこで私は一度電池を取り出し、調べてから入れ直し操作をしました。
すると、チャンネルは変わり、問題ないことがわかりました。
電池もリモコンも問題なかったようです。
夕方、父は電気屋さんに電話をしています。
聴けば、リモコンが古くなっているので、替えてほしい、などと話しています。
私は慌てて、ちょっと待ってくれと、調べるからと、電話を切ってもらい、リモコンを操作しました。
すると、父の言うとおりチャンネルが変わらなくなっていました。
となると、電池が古かったのかと、電池を取り出し新しいのに替えて操作をしました。
問題なく、テレビのチャンネルは変わりました。
どうも電池が古かったようです。
ただそのとき、すこし違和感が残ったのです。
30分ほどすると、父は、電池を買いにいくと言い出しました。
どうしてだ、と訊く私に、電池が古いからチャンネルが変わらないのだと、また言いだしたのです。
さっき替えたばかりだから大丈夫だと、リモコンを操作してみると、なんと、チャンネルが変わらないのです。
となると、リモコンがおかしくなっていたのだと、父の言うことは正しかったのだと、私は考えました。
それなら、明日リモコンを買ってくるから、とその場を収めたのですが、なんか釈然としないものが残りました。
そこで、明るいところへリモコンを持っていって、電池を取り出そうと蓋を開けたところ、なんと、電池の+と-が反対になっているのに気がつきました。
入れ替えて操作したところ、問題なくリモコンは使うことができました。
要は、私が直すと、父は、どうしても電池がおかしい、というのが頭にあるため、蓋を開けて電池を入れ替えていたのです。
そのとき、反対に入れ直してしまったというわけだったのです。
何気なく行ってしまっていたのでしょう。
最初から、電池もリモコンも問題はなかったのです。
私も、最初に蓋を開けたときに、反対であることに気がついていれば、時間をとられることはなかったわけです。
まあ、たいしたことではないのですが・・・。