昨夜は、本年度最後の忘年会がありました。
お年寄り衆ばかりの集まりで、なんの華やかなもののない宴会でした。
しかも、隣の方に捕まった私は、やく2時間ほどお話を伺うことになってしまいました。
これも修行のうちと思い、黙ったままお聴きしました。
お話のなかには、ためになる話もたくさんあり、正直辛かった席ですが、有意義な時を過ごせたともいえます。
一つには・・・
昭和63年と仰っていましたから、やく四半世紀前のことになりますが、岐阜で”未来博”が行われていて、高山でも、”食と緑の博覧会”が催されました。
そのときに、岐阜を全国的にアピールしようということで、岐阜を取り上げた”大河ドラマ”を創ってくれるようにと、副知事を中心に、NHKへ陳情に行ったそうです。
題材は、”円空”、です。
考えてみますと、このような陳情は、各県・市からあるのでしょう。
岐阜もここぞとばかり陳情にいったそうですが、円空だと、一年間持たす話が作られないからと、やんわり断られたそうです。
そのかわり、円空を主人公にしたドラマを一本創る、ということになったそうです。
それが、丹波哲郎さん主演の、1時間30分ドラマになったのです。
ですが、なんせ制作費が足りなくて、無理をいって作ってもらうことになったために、色々と工夫をなさったみたいです。
制作スタッフ・関係者が80名ほどいたそうですが、その宿泊費を、ホテルに無理を聞いてもらって一律最低料金にしてもらったり、○○協会から、○○費等で・・・おっと、これ以上書くと、関係者に迷惑がかかるかもしれませんので、書きませんが、工面なさったわけです。
丹波哲郎さんといえば大スターさんですが、シブチンの制作費にもかかわらず、主演を引き受けてくださいました。
それには、丹波さんのある思惑があり、それも聞かせて頂きました。
その話はいずれ書かせてもらいますが、このドラマ、実は、私もエキストラとして参加しておりまして、昨日お話を聞いているときに、色々のことを思い出しました。
それも併せて、後日記す予定です。