戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

ギャオーオーン

2013年12月11日 | 想うこと

 

ハリウッド版『ゴジラ』がリメークされ、今朝、CMを観ました。

渡辺謙さんが博士の役をなされているようで、となると、最終兵器も出てくるのでしょうか。

ゴジラは、ゴジラが登場するまでが勝負ですから、CMを観た感じでは、期待できるような気がします。

ですけれど、リメークされても、ゴジラファンすべてを納得されることは不可能で、結局のところ、リメークのリメークが作られるということになると思うのです。

酷かったのは、80年代に作られた、新作ゴジラです。

久しぶりの復活で、大人の鑑賞に堪える作品ができたと思ったら、最低最悪の作品が登場しました。

唯一の収穫は、沢口靖子さんで、”東宝シンデレラガール”としてのデビュー作品となりました。

もっとも、ゴジラの中では、ものすごいダイコン、といった演技でしたが、それから成長され現在の沢口さんがあるということです。

二作目は、大森一樹を監督に迎え、それなりの作品が作られましたが、結局は、どれもこれも名作にはならず終わってしまったのです。

ハリウッド版も、前作の反省から、などと銘打って作られたとしても、その時点で、駄作になる可能性を持っているわけです。

期待しますが・・・。

個人的は、”ゴジラ”よりも”ガメラ”が好きでして、”平成ガメラ”は、三作とも好きな作品です。

これは、平成ガメラ版の制作の方にも話したことですけれど、ガメラ演出に関しては素晴らしかった思うのです。

ガメラの造形が、かわいらしくて凛々しくみえるし、かつての火炎放射も、昭和版は火炎放射器を使っていましたから、いま考えると、とても危険だったと思いますが、平成版は、RPGでいうところの、ファイアーボールをCGで作っていて、私的には、リアルで満足したのです。

ギャオスも、キレキレの感じがたまらなかったですし。

特撮部分は大満足だったのですが・・・

いかんせん、人間ドラマが、嘘くさくていただけませんでした。

けっか、名作になり得なかったのです。

歴史物でも、SFでも、結局は人間を描くわけですから。

そこを分かっている監督に、ぜひ、”ゴジラ”と”ガメラ”と”大魔神”を日本で復活させていただきたいものです。