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映画 アダム・サンドラー「パンチドランク・ラブ」(02)

2005-07-20 15:11:26 | 映画
 この映画を監督したポール・トーマス・アンダーソンは1970年生まれで非常に若く、いままでに「ブギ―・ナイツ」や「マグノリア」その他を製作していて、作品の評判も良いようだ。

 7人の口うるさい姉たちの末っ子で独身のバリー(アダム・サンドラー)は、すぐキレたり泣き出しそうになったりする精神的な問題を抱え、本人も自覚していて悩んでいる。独身の寂しさからバリーはテレフォン・セックス広告に惹かれて電話をする。その結果、脅しが襲ってきておまけに男が三人カネの取立てにやってくる。バリーはなけなしの500ドルを渡す。

 一方姉に仕組まれて付き合い始めたリナとハワイでデートを楽しむ。ハワイからリナと戻る途中で思いっきり車をぶつけられる。ここでバリーはキレる。襲ってきたのは、500ドルを渡した時の三人のバカ男で、こてんこてんにやっつける。

 ここでは観ている私は快哉を叫ぶ。このごろ現実社会でも詐欺が横行していて、せめて映画の中ででもこてんこてんにやっつけてくれないと気が収まらない。それにしてもバリーはいい時にキレてくれたと思う。おそらくアメリカの映画館だったら、口笛や拍手で騒然としたのではないだろうか。と思うのは私だけか。

 アダム・サンドラーは、1966年ユダヤ人家庭に生まれる。学生のころからスタンダップ・コメディに没頭、「サタデー・ナイト・ライヴ」のレギュラーを5年間務める。

 この「サタデー・ナイト・ライヴ」は、米NBCで土曜夜生放送の番組。コメディ・ショーと音楽ライヴで構成され、大物俳優、ミュージシャン、有名人などがゲスト出演することで知られる。ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、エディ・マーフィーなどの大スターが生まれている。相手役のエミリー・ワトソンは、1967年ロンドンに生まれる。チョットお年を感じさせる。

 まあそれはともかく、この映画は単なる恋愛コメディではない。男は女を守るのが義務だぞ!と言っているようでもある。最後のエンディング・ロールに入っているLADIES Kの曲「WAIKIKI」のハワイ音楽もいい。
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