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映画 クリスマス前のロンドン、それぞれの愛のかたち「ラブ・アクチュアリー(’03)」

2006-03-15 13:17:39 | 映画
 人生はラブ・ストーリーだと言いたいような映画で、それぞれの愛のかたちが語られる。ただ、一つの恋を除いて。
            
 実力派の俳優が出ていて安心して観ていられる。私の好きなエマ・トンプソン、夫(アラン・リックマン)に裏切られ、一人寝室で涙を流すシーンは、本当に泣いているのではないかと思わせるほど細やかな表情だった。
 それに、バックに流れるジョニ・ミッチェルが歌う「Both Sides Now(青春の光と影)」は、ロマンティックで心にしみる本当にいい曲で画面にぴったり。
 
 素晴らしい歌詞をCDの“ある愛の考察~青春の光と影”から一部を引用すると
  「私は両方から恋を見てきた
  与えたり奪ったり、それなのにどういうわけか
  私に思い出せるのは恋の幻だけ
  恋がどんなものか私にはいまだにはっきりとは判らない

  涙と恐れ、そして誇らしげな気持ち
  大声ではっきりと“あなたを愛しています”ということ
  幾つもの夢と企み そしてサーカスの人ごみ
  そんな風に私は人生を見てきた」

 メロディがないのが残念ですが、もともとフォーク・ソングでギターを片手に歌っていた曲。映画に挿入してあるのはジョニ・ミッチェルの50代後半にレコーディングしたといい、ゆったりと打ち寄せる波のように心を震わせてくれる。

 エマ・トンプソン以外にも、ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン(「シンドラーのリスト’93」)、アラン・リックマン、ローラ・リニー、キーラ・ナイトレイ、コリン・ファースが主なキャストですが、私の印象に残ったのが、リーアム・ニーソンの義理の息子を演じた子役トーマス・サングスター。
             リーアム・ニーソン(左)とトーマス・サングスター

コリン・ファースの恋人役ポルトガル人のルシア・モニスの二人。
             ルシア・モニス(左)とコリン・ファース

 監督はリチャード・カーティス1956年11月ニュージランド生れ。もともと脚本家で、「ブリジット・ジョーンズの日記」などの脚本を手掛けている。この映画が初監督作品。
             リチャード・カーティス

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