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大リーグ ヤンキース・デレク・ジーター

2009-04-02 10:42:00 | スポーツ

           
 好きな選手の一人である。バッターボックスに入るときのしぐさ、右手を高く上げて「チョット待って! いま構えるから」といわんばかりに足元を決めてバットを構える。走る姿もやや肩を怒らしたようにして腕を振っている。彼独特のポーズだ。
 走る姿が似ているのが、レッド・ソックスの二塁手ペドロイアだろう。私はそう思う。2000年に二年つづけて“Toast of Town”(街の人気者)を受賞し、「ニューヨークの貴公子」とか、2001年の同時多発テロで11月にポスト・シーズンが行われ、そこで大活躍したため「ミスター・ノーベンバー」とも言われるデレク・ジーター。
 Full Name Derek Sanderson Jeterは、1974年6月26日ニュージャージー州ペカンノックに生まれる。1992年カラマーゾフ・セントラル・ハイスクールを卒業したが、上級生のころの野球の成績は、23試合で打率.508 4本塁打、23打点だった。 結果として、この年のアメリカ野球コーチ連盟の高校年間最優秀選手に選ばれている。そして、マイナー・リーグに入り1994年マイナーでの通算打率.344を記録して年間最優秀選手に選ばれる。
 MLBデビューは、1995年5月29日だった。‘95年は15試合の出場だったが、’96年には157試合打率.314の成績でレギュラーのポジションを手に入れた。‘08年までの通算打率.316、エラーも20個以下の堅い守備力を誇る。ちなみに‘08年は12個だった。
 この何度もゴールデン・グラブ賞に輝くジーターの守備力も、マイナーのころはまったく不安な様子だったそうだ。特訓を命じられたこともあるという。高い評価を受ける守備だが、左方向つまりセンターに抜けるかという打球に弱いというウィークポイントを指摘する向きもある。
 しかし、三遊間のきわどいゴロを捕球して、打者をアウトにする華麗なプレイをまだまだ見たいものだ。ジーターは数々の栄誉に輝いているが、現在のところ唯一彼にしかないものがある。それは、2000年のオールスター・ゲームのMVPとワールド・シリーズのMVPだ。誰にでもあるチャンスとは言えない。運命とでも言うしかないか。
 彼のもう一つの評価できる点は、慈善活動に熱心なことだ。ターン2ファンデーションという組織を立ち上げて、父親と妹が実務を担当しているようだが、ニューヨーク、ミシガン、フロリダ地域で活動している。
 ジーターはまだ独身のはず。最後に残された課題といえる。そして今年もプレイ・ボールが近い。

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