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海外テレビドラマ「ウェスト・ワールド」映画「スイッチ・オフ」でのエヴァン・レイチェル・ウッド

2019-10-06 16:02:19 | 映画

                      

 美人女優にしばらく虜になった。その美人女優は、エヴァン・レイチェル・ウッド。白い肌のスラリとした肢体にうりざね型の顔、上品な小さな唇に青い瞳は魅惑的ではある。彼女を観た「ウェスト・ワールド」から映画「スイッチ・オフ」につながる。

「ウェスト・ワールド」は、SF作家、映画プロデューサー、映画監督、脚本家、テレビプロデューサー、医師の顔を持ち、全世界で1億5千万部もの作品を売ったベストセラー作家のマイケル・クライトンが1973年に初監督した作品。マイケル・クライトンは、テレビドラマ「ER」や映画「ジュラシック・パーク」でお馴染みの人。砂漠に建設された巨大遊園地「デロス」。そこは西部開拓時代のガンマン。中世ヨーロッパの騎士、帝政ローマの豪傑という三つの体験ができるテーマパークなのだ。

その映画からスピン・オフしたテレビドラマの「ウェスト・ワールド」は、ロバート・フォード博士(アンソニー・ホプキンス)が創設した西部開拓時代を満喫できるテーマパークとなっている。そのテーマパークに暮らすのは、ホストと呼ばれるアンドロイド(人造人間)だ。テーマパークに入る人はゲストで、入場料はかなり高額。その代わりに何をしてもかまわない。気に食わないといってホストを撃ち殺してもいい。

 ホストはリアルな人間と寸分違わない。エヴァン・レイチェル・ウッドは、ドロレスという名のアンドロイドだ。アンドロイドはすべてが管理されている存在。スタッフのリアルな人間が、タブレット端末で自由にホストをコントロールする。しかし、これも長続きしない。ホストが自由を求めて反乱を起こす。先頭に立つのがドロレス。

 多分、近未来にアンドロイドの実現可能性に疑問を挟む余地はないだろう。近年のAIロボットの発達をみていると、リアルな人間に近いアンドロイドを作りたいと思う研究者も多いはず。実際のところ、食べず眠らず病気にならず、故障だけが要注意の人間の存在は、危険な場所、夜間の仕事、超重労働の仕事、戦場での慰安婦などの用途が数えられる。そして戦争そのものがアンドロイドの代理戦争になりかねない。そんなことを連想させたドラマだった。2020年にはシーズン3も公開予定らしい。2016年、2018年制作

               

         

監督
ジョナサン・ノーラン1976年イギリス、ロンドン生まれ。

キャスト
アンソニー・ホプキンス1937年12月イギリス、ウェールズ生まれ。

エド・ハリス1950年11月ニュージャージー州生まれ。

エヴァン・レイチェル・ウッド1987年9月ノースカロライナ州生まれ。

ジェームズ・マースデン1973年9月オクラホマ州うまれ。

ジェフリー・ライト1965年12月ワシントンDC生まれ。

                       

エヴァン・レイチェル・ウッドの出演映画「スイッチ・オフ」は、緊急停止装置が作動し発電所の機能が停止、次々と電力網がシャットダウン、3億人に被害が及ぶ大規模停電となる。3億人と言えば、アメリカ合衆国の人口そのものだ。街に行くのに徒歩だと3日間かかるという深い森の一軒家に住む父と姉妹。父はチェーンソーで太ももを切り失血死を遂げる。残る姉エバ(エヴァン・レイチェル・ウッド)と妹ネル(エレン・ペイジ)が必死に生きようとする。

 しかも、ネルのいないときにエバはレイプにあう。ショックが大きく食べ物もが喉を通らない。陰鬱な時間が過ぎていく。そんな時エバが妊娠していることが分かる。相手はあのレイプ犯の男だ。ネルは、発電機を動かしてパソコンで妊娠中絶を模索する。ところがエバの答えは、「子供を産む。誰も殺したくない」

 雷雨の夜中、異様な音で目覚めた二人。屋根の梁が崩れ落ちた。ここは危険と森の中の小さな小屋へ。その小屋で姉妹は出産という命の誕生に立ち会う。男の子が生まれた。一軒家に戻ったエバは、「ここには住めない。子供を育てるには危険すぎる。燃やしてしまおう」残っていたガソリンを撒いて火をつけた。その光を背にネルとエバと子供は森の小屋へ。壮絶なサバイバルの終わり。

 この映画の原作は、1997年刊 ジーン・ヘグランド著「森へー少女ネルの日記」である。「突然、電気も電話も使えなくなり、町へ行っても食料やガソリンが手に入らなくなった。大きな戦争や災害が起きたためだという噂が流れていたが、本当のことは誰もわからない」という状況設定になっている。

 従って映画では、停電事故で被害人口3億人、停電は1年以上も続く設定になっている。そうではあっても、父親の失血死にネルとエバは、穴を掘って埋めるが、宗教的儀式が一切ない上に姉妹の別れの言葉もない。(違和感を感じる)

 そして出産。子供を育てる。これには問題がはらんでいるように思える。正しい選択だったのか。疑問を残した。成長した子供が「僕のお父さんどんな人だったの?」の問いに、どう答える。姉妹の絆と不測の事態を生き抜くサバイバルと人間愛。

 主役は、エレン・ペイジでエヴァン・レイチェル・ウッドは、準主役といった役どころ。批評家は、物語よりも二人の女優の演技を高評価している。このエヴァン・レイチェル・ウッドは、1998年のデビューでベテランといえる。韓国の国技「テコンドー」の黒帯を持っている。2015年制作

                       

監督
パトリシア・ロゼマ1958年8月カナダ、オンタリオ生まれ。

キャスト
エレン・ペイジ1987年2月カナダ、ノヴァスコシア州ハリファックス生まれ。

エヴァン・レイチェル・ウッド

 


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