男の同性愛者ゲイの世界を、脚本家のラリー・クレイマーの自叙伝的戯曲を元に映像化されている。1981年当時、初めて性感染症のエイズとしての症例がロサンゼルスで報告された。
ニューヨークではエマ医師(ジュリア・ロバーツ)がたまたま取材で訪ねてきたネッド・ウィークス(マーク・ラファロ)に「ゲイの患者がつぎつぎと死んでいく、セックスを控えた方がいいので、ゲイ仲間に呼び掛けて欲しい」と問題を投げかけられる。
ネッドは懐疑的で時間が過ぎて行く。その間にも顔にぽつんと斑点が浮き死者も増えて行った。そこでネッドは、ゲイのニューヨーク・タイムズの記者フェリックス・ターナー(マット・ボマー)に会い情報を求める。その出会いが二人を結びつけた。
エイズ患者を支援するゲイの団体に係わり、募金活動や市に援助要請などを行う。しかし、相手かまわず暴言を吐くネッドに愛想を尽かした仲間が離れて行く。そんなとき愛するフェリックスがエイズで命を失う。
男の愛の物語であるが、私は気持ちが悪かった。男同士のキスや裸のセックス・シーンには辟易する。私にはゲイの気持ちがどうしても理解できないでいる。男ばかりのパーティ、なよなよとした女性的な男。なぜ女性を求めないのか不思議でしょうがない。
とはいってもこの映画、私の好まないシーンがあっても、社会性に卓越しているのは評価出来るわけで「プライムタイム・エミー賞」を受賞している。。フェリックス役のマット・ボマーもゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞している。2014年制作
監督
ライアン・マーフィー1965年11月インディアナ州インディアナポリス生まれ。この人もゲイ。
キャスト
マーク・ラファロ1967年11月ウィスコンシン州ケトーシャ生まれ。2015年「スポットライト 世紀のスクープ」でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。
マット・ボマー1977年10月ミズーリ州生まれ。
ジュリア・ロバーツ1967年10月ジョージア州生まれ。2000年「エリン・ブロコビッチ」でアカデミー賞主演女優賞受賞。