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映画「15時17分、パリ行き」アメリカ海兵隊員が遭遇したテロ事件の実話

2018-07-12 16:16:12 | 映画

            
 2015年8月21日乗客554名を乗せたアムステルダム発パリ行きの列車タリス車内で起こった「タリス銃乱射事件」を、クリント・イーストウッドが事件に遭遇した本人たちに自身を演じさせて話題となった作品。

 ヨーロッパ旅行中に事件に遭遇したのは、アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーンの幼馴染で海兵隊員たち。この三人の幼少期から描かれ、クライマックスのテロリストとの格闘へと盛り上げていく。だが残念ながら緊迫感に欠けるせいか平板な印象で終わる。

 「これは実話です」とか「実話を元にした物語です」というキャプションがあるが、実話に特化すると、テロリストを取り押さえただけでは料理でいう「コク」が薄められて満足感が得られない。

 実話を元にするとラヴ・ストーリーやテロリストの詳細も加える潤色も出来る。当初は俳優による作品を考えていたが、最終的にクリント・イーストウッドの裁量で本人出演となったいきさつがある。

 イーストウッドが「演技なんて誰でもできる」と言うが、この映画の程度、心に悩みを持っているとか、苦渋の選択、悲しみなどの表現が必要ないレベルならいいかもしれない。この映画はそういう意味では成功している。それにしてもイーストウッド映画は赤字を出さない。
  

  

  

  

  
監督
クリント・イーストウッド1930年5月カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。2004年「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー賞監督賞受賞。

キャスト
アンソニー・サドラー出自未詳 
アレク・スカラトス出自未詳 
スペンサー・ストーン出自未詳
コメント
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