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渋い映像は観終わって心地よい雰囲気に浸れる「ボッシュ シーズン1」Amazon Studios制作

2015-10-18 17:05:11 | 映画

              
 LAPD(ロサンジェルス市警)殺人課刑事ハリー・ボッシュ(タイタス・ウェリヴァー)の時としてルールに外れる捜査、会社の波止場で魚を釣るなという不文律を犯すパトロール警官ジュリア(アニー・ワーシング)とのラブアフェアが立場を不安定にする。

 売春婦の母親が殺され、少年院で育ったボッシュの過去も陰影を添える。元FBIのプロファイラーだった妻エレノア(サラ・クラーク)とは別れているが、何かと助言を求めている。二人の間に娘マデリン(マディソン・リンツ)が生まれ、今では父親のことをハリーと呼ぶ。ボッシュはその話をして複雑な表情を見せる。パパと言われていた頃が懐かしいのかもしれない。

 森で20年前の少年の骨が発見される。その謎を追うボシュ。原作者のマイクル・コナリーが製作総指揮を務め出来の良い刑事物に仕上げている。

 ボッシュが好むジャズも、眺望のいい部屋に流れると断然雰囲気が良くなる。マデリンがはじめて来た時に流れていたのは、アート・ペッパーの「パトリシア」。

 こういう曲は、眼下に光の草原を思わせるLAの夜の風景にはぴったり。こういう気持ちよくさせるところは、さすがにマイクル・コナリーだ。

 ついでにマイクル・コナリーの作品に出てくるレストラン、ビルの名前、地域は実在する。本を読みながら一つ一つ確かめたから間違いない。LAでそれらをめぐる旅が目下の願望だ。さて、シーズン2が楽しみではある。
   
それでは、LAの夜景をバックにアート・ペッパーの「パトリシア」をどうぞ!
   
      
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