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映画「ブルーバレンタインBlue Valentine ’10」劇場公開2011年4月

2012-05-14 17:36:28 | 映画

                 
 身近にある家族崩壊の様に何を思うか。今と過去を交互に描き、人生はしたたかで思い通りに行かない手強いものだと思い知らされる。

 ディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)、それに娘フランキー(フェイス・ワデッカ)の三人家族。フランキーは、ディーンに「パパ、パパ」と言って片時も離れようとしない。学校に遅れそうなのに朝食もディーンと遊びながら食べる始末。

 シンディは心の中で面白くない。と言うのも、ディーンはぶらぶらとしているだけで、何かをしようという意欲がない。シンディは、自分の看護師の収入に頼っている現状に不満が募る。ある日、スーパーで学生時代のボーイフレンドに会って、その話をディーンにしたところねちねちと嫌味を言われる。

 こういう関係や家族はどこにでもある話で新味はない。この映画も二人の俳優で持っているみたいなもの。甘い囁きで結婚しても、日常は辛い。夫婦の新鮮な時期は足早に過ぎ去ってしまう。残るのは惰性の日常だけ。そういう状況を見つめた醒めた映像がむしろ印象的に思える。
            
            
            
監督
デレク・シアンフランス生年、出自不明

キャスト
ライアン・ゴズリング1980年11月カナダ、オンタリオ州ロンドン生まれ。’04「きみに読む物語」でブレイク。
ミシェル・ウィリアムズ1980年9月モンタナ州生まれ。2010年本作でアカデミー主演女優賞にノミネート。
フェイス・ワデッカ2004年3月ニューヨーク生まれ。
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