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映画「それでも恋するバルセロナ(‘08)」

2010-03-18 12:38:25 | 映画

 スペインを休暇旅行で過ごすアメリカ娘二人のアバンチュール。男の匂いに弱いクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)、フィアンセのあるお堅いヴィッキー(レベッカ・ホール)の前に現れた画家のフアン(ハビエル・バルデム)は、セクシーで女を平気で誘う男だった。そんな男に惹かれるクリスティーナ、拒否反応のヴィッキーではあるが同行した先で急病になったクリスティーナの隙をつくようにフアンの男くさいセクシーさにころりと参ってしまう。
 勿論、元気を取り戻したクリスティーナともやり放題。そうこうしているうちに元妻マリア(ペネロペ・クルス)が自殺未遂になりフアンが引き取る。ここから入り乱れた男と女という展開。まあ、何のことはない70歳初めのウディ・アレンの性への渇望の表れといえる。
 レベッカ・ホールをどこかで見たようなと思っていると、最近観た「フロスト×ニクソン」に出ていた。もうこんな役? 彼女も認められつつあるのだろうか。
 このセクシーな男を演じるのは、意外に難しいのかもしれない。演技はともかく、全身から発する性的オーラのようなものがないと務まらない。と思う。そういう意味ではバルデムでよかったかもしれない。男から見ると「この野郎、うまくやりあがって!」と思うのが落ちだろう。
 これは女性向け映画だ。私は仕方がないからワインや料理の食べ方に注意を向けた。料理は何を食べているのか判然としないが、ワイン・グラスは、グラスのボディを持って飲んでいた。白も赤も同じ持ち方だった。「サイド・ウェイ」という男二人でワイナリー巡りをする映画ではグラスの脚のところを持っていたように思うが。
 チョット理解に苦しむのは、ヴィッキーの親類の家に身を寄せるが、昼食をテラスで摂る場面。ヴィッキーだけがサングラスをかけていた。テーブルクロスのかかった食卓が屋外とはいえサングラスを一人だけかける、解せない。それにベッドで寝る場所にも。男が左なのか右なのか(この映画に限らず)今まで見た映画では、ほとんど右側だった。それがどうした? と言われそうだけど。
 監督・脚本ウディ・アレン1935年ニューヨーク・ブルックリン生まれ。‘77「アニホール」でアカデミー監督・脚本賞を受賞。「アカデミー賞に興味はない」と言って授賞式欠席。
 ハビエル・バルデム1969年スペイン生まれ。
 ペネロペ・クルス1974年スペイン生まれ。この作品でアカデミー助演女優賞を受賞。それほどの演技だったか?
 スカーレット・ヨハンソン1984年ニューヨーク生まれ。
 レベッカ・ホール1982年イギリス生まれ。
        
        
        
        
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