「万葉アルバム」は大半が自前の写真です。
1980年代後半の大阪転勤時のものから、その後の関西旅行、それに地元関東が主な写真です。
万葉集の巻別に並べてみました。
万葉集(巻別)卷1-10
巻第1
0001 籠もよみ籠持ちふ串もよみふ串持ち 雄略天皇
0002 大和には群山あれどとりよろふ 舒明天皇
0013 香具山は畝火を愛しと耳梨と 天智天皇
0017 味酒三輪の山あをによし奈良の山の 額田王
0018 三輪山をしかも隠すか雲だにも 額田王 (No.2) (No.3)
0020 茜さす紫野行き標野行き 額田王 (No.2) (No.3)
0021 紫草のにほへる妹を憎くあらば 天武天皇 (No.2)
0027 よき人のよしとよく見てよしと言ひし 天武天皇
0028 春過ぎて夏来るらし白栲の 持統天皇 (No.2)
0037 見れど飽かぬ吉野の河の常滑の 柿本人麻呂
0038 八隅ししわご大君かむながら 柿本人麻呂
0045 やすみししわが大君高照らす日の皇子 柿本人麻呂
0046 阿騎の野に宿る旅人うちなびき 柿本人麻呂
0048 東の野に炎の立つ見えて 柿本人麻呂 (No.2)
0049 日並の皇子の命の馬並めて 柿本人麻呂
0051 采女の袖吹きかへす明日香風 志貴皇子
0054 巨勢山のつらつら椿つらつらに 坂門人足
0064 葦辺行く鴨の羽がひに霜降りて 志貴皇子
0069 草枕旅行く君と知らませば 清江娘子
0078 飛ぶ鳥の明日香の里を置きて去なば 持統天皇 (No.2) (No.3)
巻第2
0089 居明かして君をば待たむぬばたまの 磐姫皇后
0090 君が行き日長くなりぬ山たづの 衣通王
0092 秋山の木の下隠り行く水の 鏡王女
0095 吾はもや安見児得たり皆人の 藤原鎌足
0096 みこも刈る信濃の真弓我が引かば 久米禅師
0097 みこも刈る信濃の真弓引かずして 石川郎女
0103 我が里に大雪降れり大原の 天武天皇
0104 我が岡の龗に言ひて降らしめし 藤原夫人
0107 あしひきの山のしづくに妹待つと 大津皇子 (No.2)
0108 吾を待つと君が濡れけむあしひきの 石川郎女 (No.2)
0111 いにしへに恋ふる鳥かも弓弦葉の 弓削皇子
0112 いにしへに恋ふらむ鳥はほととぎす 額田王
0133 ささの葉はみ山もさやにさやげども 柿本人麻呂
0141 岩代の浜松が枝を引き結び 有間皇子
0157 三輪山の山辺真麻木綿短木綿 高市皇子
0158 山振の立ちよそひたる山清水 高市皇子 (No.2)
0165 うつそみの人なる我や明日よりは 大伯皇女
0166 磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど 大伯皇女
0172 島の宮上の池なる放ち鳥 草壁皇子の舎人
0185 水伝ふ磯の浦廻の岩つつじ 作者未詳
0197 明日香川しがらみ渡し塞かませば 柿本人麻呂 (No.2)
0200 ひさかたの天知らしぬる君ゆゑに 柿本人麻呂 (No.2)
0202 哭沢の神社に神酒据ゑ祈れども 檜隈女王
0207 天飛ぶや軽の路は我妹子が里にしあれば 柿本人麻呂
0208 秋山のもみぢを茂み迷ゐぬる 柿本人麻呂 (No.2)
0210 うつせみと思ひし時に取り持ちて 柿本人麻呂
0212 衾道を引手の山に妹を置きて 柿本人麻呂
0231 高円の野辺の秋萩いたづらに 笠金村 (No.2)
0267 むささびは木末求むとあしひきの 志貴皇子
巻第3
0235 大君は神にしませば天雲の 柿本人麻呂
0255 天離る夷の長道ゆ恋ひ来れば 柿本人麻呂
0264 もののふの八十宇治川の網代木に 柿本人麻呂
0282 つのさはふ磐余も過ぎず泊瀬山 春日老
0316 昔見し象の小川を今見れば 大伴旅人
0324 三諸の神奈備山に五百枝さし繁に生いたる 笠金村
0325 明日香川川淀さらず立つ霧の 笠金村
0330 藤波の花は盛りになりにけり 大伴四綱
0334 忘れ草我が紐に付く香具山の 大伴旅人
0335 わが行きは久にはあらじ夢のわだ 大伴旅人
0356 今日もかも明日香の川の夕さらず 上古麻呂
0378 いにしえの古き堤は年深み 山部赤人 (No.2)
0382 鶏が鳴く東の国に高山は 丹比真人国人
0383 筑波嶺を外のみ見つつありかねて 丹比真人国人
0390 軽の池の浦廻行き廻る鴨すらに 紀皇女
0415 家ならば妹が手まかむ草枕 聖徳太子
0416 ももづたふ磐余の池に鳴く鴨を 大津皇子
0426 草枕旅の宿りに誰が夫か 柿本人麻呂
0433 葛飾の真間の入江にうち靡く 山部赤人
0447 鞆の浦の磯のむろの木見むごとに 大伴旅人
巻第4
0496 み熊野の浦の浜木綿百重なす 柿本人麻呂
0501 未通女らが袖布留山の瑞垣の 柿本人麻呂
0513 大原のこの市柴のいつしかと 志貴皇子
0521 庭に立つ麻手刈り干し布(ぬの)さらす 常陸娘子 (No.2)
0709 夕闇は道たづたづし月待ちて 豊前国の娘子、大宅女
0712 味酒を三輪の祝がいはふ杉 丹波大女娘子
0760 うち渡す竹田の原に鳴く鶴の 大伴坂上郎女
巻第5
0798 妹が見し楝の花は散りぬべし 山上憶良
0800 父母を見れば尊し妻め子見れば 山上憶良
0801 ひさかたの天路は遠しなほなほに 山上憶良
0802 瓜食めば子ども思ほゆ 山上憶良 (No.2)
0803 銀も金も玉も何せむに 山上憶良 (No.2) (No.3) (No.4)
0816 梅の花今咲ける如散り過ぎず 小野老
0822 わが園に梅の花散るひさかたの 大伴旅人
0865 君を待つ松浦の浦の娘子らは 山上憶良
巻第6
0917 やすみししわご大君の常営と 山部赤人
0918 奥つ島荒磯の玉藻潮干満ち 山部赤人
0919 若の浦に潮満ち来れば潟をなみ 山部赤人 (No.2)
0922 皆人の命も我れもみ吉野の 笠金村
0924 み吉野の象山の際の木末には 山部赤人
0925 ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる 山部赤人
0947 須磨の海女の塩焼き衣の慣れなばか 山部赤人
0992 故郷の明日香はあれど青丹よし 大伴坂上郎女 (No.2)
1018 白珠は人に知らえず知らずともよし 元興寺の僧
巻第7
1087 穴師川川波立ちぬ巻向の 柿本人麿歌集
1088 あしひきの山川の瀬の響なへに 柿本人麿歌集
1093 みもろのその山なみに子らが手を 柿本人麿
1094 わが衣色に染めなむうまさけ 柿本人麿
1099 片岡のこの向つ峰に椎蒔かば 作者未詳
1101 ぬばたまの夜さり来れば巻向の 柿本人麿歌集
1109 さ桧隈桧隈川の瀬を速み 作者未詳
1112 羽根かずら今する妹をうら若み 作者未詳
1118 いにしへにありけむ人も吾が如か 柿本人麻呂歌集
1123 佐保川の清き河原に鳴く千鳥 作者未詳
1135 宇治川は淀瀬無からし網代人 作者未詳
1194 紀伊国の雑賀の浦に出で見れば 藤原卿
1212 足代過ぎて糸鹿の山の桜花 作者未詳
1213 名草山に言にしありけり我が恋ふる 作者未詳 (No.2)
1215 玉津島よく見ていませあをによし 作者未詳
1217 玉津島見てし良けくも我はなし 作者未詳
1219 若の浦に白波立ちて沖つ風 藤原卿
1222 玉津島見れども飽かずいかにして 作者未詳
1269 巻向の山辺響みて行く水の 柿本人麻呂
1295 春日なる三笠の山に月の舟出づ 作者未詳
1330 南淵の細川山に立つ檀 作者未詳
1335 思ひあまりいたもすべなみ玉だすき 作者未詳
1353 石上布留の早稲田を秀でずとも 作者未詳
1357 たらちねの母がその業る桑すらに 作者未詳
1366 明日香川七瀬の淀に住む鳥も 作者未詳
1369 天雲に近く光りて鳴る神の 作者未詳
1380 明日香川瀬々に玉藻は生ひたれど 作者未詳
巻第8
1418 石ばしる垂水の上のさ蕨の 志貴皇子 (No.2)
1424 春の野にすみれ採みにと来しわれぞ 山部赤人
1431 百済野の萩の古枝に春待つと 山部赤人
1448 我がやどの蒔きしなでしこいつしかも 大伴家持
1500 夏の野の繁みに咲ける姫百合の 大伴坂上郎女
1512 經もなく緯も定めずをとめらが 大津皇子
1517 味酒三輪のはふりの山照らす 長屋王
1537 秋の野に咲きたる花を指折り 山上憶良
1538 萩の花尾花葛花なでしこの花 山上憶良 (No.2)
1549 射目立てて跡見の岳辺のなでしこの花 紀朝臣鹿人
1560 妹が目を跡見の崎の秋萩は 大伴坂上郎女
1593 こもりくの泊瀬の山は色づきぬ 大伴坂上郎女 (No.2)
1616 朝ごとに我が見るやどのなでしこの 笠郎女
1619 玉桙の道は遠けどはしきやし 大伴家持
1623 我がやどにもみつかへるて見るごとに 大伴田村大嬢
1636 大口の真神の原に降る雪は 舎人娘子
1658 わが背子と二人見ませば幾許か 光明皇后
巻第9
1704 ふさ手折り多武の山霧繁みかも 柿本人麻呂歌集
1707 山城の久世の鷺坂神代より 作者未詳
1709 御食向ふ南淵山の巌には 柿本人麻呂
1712 天の原雲なき宵にぬばたまの 作者未詳
1738 しなが鳥 安房に継ぎたる梓弓 高橋虫麻呂
1744 埼玉の小埼の沼に鴨そ翼霧る 高橋虫麻呂 (No.2)
1754 衣手常陸の国の二並ぶ 高橋虫麻呂
1757 草枕旅の憂いを慰もる 高橋虫麻呂 (No.2) (No.3)
1758 筑波嶺の裾廻の田居に秋田刈る 高橋虫麻呂 (No.2)
1808 勝鹿の真間の井を見れば立ち平し 高橋虫麻呂 (No.2)
巻第10
1812 ひさかたの天の香具山この夕 柿本人麻呂
1814 いにしへの人の植ゑけむ杉が枝に 柿本人麻呂
1816 玉かぎる夕さり来ればさつ人の 柿本人麻呂歌集
1821 春霞流るるなへに青柳の 作者未詳
1825 紫の根延ふ横野の春野には 作者未詳
1847 浅緑染め懸けたりと見るまでに 作者未詳
1864 あしひきの山の間照らす桜花 柿本人麻呂歌集
1879 春日野に煙立つ見ゆをとめらし 作者未詳
1895 春さればまづさきくさの幸きくあらば 柿本人麻呂歌集
1927 石上布留の神杉神びにし 作者未詳
1942 ほととぎす鳴く声聞くや卯の花の 作者未詳
1966 風に散る花橘を袖に受けて 作者未詳
1985 ま葛延ふ夏野の繁くかく恋ひば 作者未詳
2115 手に取れば袖さへにほふをみなへし 作者未詳
2177 春は萌え夏は緑に紅の 作者未詳
2185 大坂を我が越え来れば二上に 作者未詳
2231 萩の花咲きたる野辺にひぐらしの 作者未詳
2244 住吉の岸を田に墾り蒔きし稲 作者未詳
2270 道の辺の尾花が下の思ひ草 作者未詳
2289 藤原の古りにし里の秋萩は 作者未詳
2314 巻向の檜原もいまだ雲居ねば 柿本人麻呂
1980年代後半の大阪転勤時のものから、その後の関西旅行、それに地元関東が主な写真です。
万葉集の巻別に並べてみました。
万葉集(巻別)卷1-10
巻第1
0001 籠もよみ籠持ちふ串もよみふ串持ち 雄略天皇
0002 大和には群山あれどとりよろふ 舒明天皇
0013 香具山は畝火を愛しと耳梨と 天智天皇
0017 味酒三輪の山あをによし奈良の山の 額田王
0018 三輪山をしかも隠すか雲だにも 額田王 (No.2) (No.3)
0020 茜さす紫野行き標野行き 額田王 (No.2) (No.3)
0021 紫草のにほへる妹を憎くあらば 天武天皇 (No.2)
0027 よき人のよしとよく見てよしと言ひし 天武天皇
0028 春過ぎて夏来るらし白栲の 持統天皇 (No.2)
0037 見れど飽かぬ吉野の河の常滑の 柿本人麻呂
0038 八隅ししわご大君かむながら 柿本人麻呂
0045 やすみししわが大君高照らす日の皇子 柿本人麻呂
0046 阿騎の野に宿る旅人うちなびき 柿本人麻呂
0048 東の野に炎の立つ見えて 柿本人麻呂 (No.2)
0049 日並の皇子の命の馬並めて 柿本人麻呂
0051 采女の袖吹きかへす明日香風 志貴皇子
0054 巨勢山のつらつら椿つらつらに 坂門人足
0064 葦辺行く鴨の羽がひに霜降りて 志貴皇子
0069 草枕旅行く君と知らませば 清江娘子
0078 飛ぶ鳥の明日香の里を置きて去なば 持統天皇 (No.2) (No.3)
巻第2
0089 居明かして君をば待たむぬばたまの 磐姫皇后
0090 君が行き日長くなりぬ山たづの 衣通王
0092 秋山の木の下隠り行く水の 鏡王女
0095 吾はもや安見児得たり皆人の 藤原鎌足
0096 みこも刈る信濃の真弓我が引かば 久米禅師
0097 みこも刈る信濃の真弓引かずして 石川郎女
0103 我が里に大雪降れり大原の 天武天皇
0104 我が岡の龗に言ひて降らしめし 藤原夫人
0107 あしひきの山のしづくに妹待つと 大津皇子 (No.2)
0108 吾を待つと君が濡れけむあしひきの 石川郎女 (No.2)
0111 いにしへに恋ふる鳥かも弓弦葉の 弓削皇子
0112 いにしへに恋ふらむ鳥はほととぎす 額田王
0133 ささの葉はみ山もさやにさやげども 柿本人麻呂
0141 岩代の浜松が枝を引き結び 有間皇子
0157 三輪山の山辺真麻木綿短木綿 高市皇子
0158 山振の立ちよそひたる山清水 高市皇子 (No.2)
0165 うつそみの人なる我や明日よりは 大伯皇女
0166 磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど 大伯皇女
0172 島の宮上の池なる放ち鳥 草壁皇子の舎人
0185 水伝ふ磯の浦廻の岩つつじ 作者未詳
0197 明日香川しがらみ渡し塞かませば 柿本人麻呂 (No.2)
0200 ひさかたの天知らしぬる君ゆゑに 柿本人麻呂 (No.2)
0202 哭沢の神社に神酒据ゑ祈れども 檜隈女王
0207 天飛ぶや軽の路は我妹子が里にしあれば 柿本人麻呂
0208 秋山のもみぢを茂み迷ゐぬる 柿本人麻呂 (No.2)
0210 うつせみと思ひし時に取り持ちて 柿本人麻呂
0212 衾道を引手の山に妹を置きて 柿本人麻呂
0231 高円の野辺の秋萩いたづらに 笠金村 (No.2)
0267 むささびは木末求むとあしひきの 志貴皇子
巻第3
0235 大君は神にしませば天雲の 柿本人麻呂
0255 天離る夷の長道ゆ恋ひ来れば 柿本人麻呂
0264 もののふの八十宇治川の網代木に 柿本人麻呂
0282 つのさはふ磐余も過ぎず泊瀬山 春日老
0316 昔見し象の小川を今見れば 大伴旅人
0324 三諸の神奈備山に五百枝さし繁に生いたる 笠金村
0325 明日香川川淀さらず立つ霧の 笠金村
0330 藤波の花は盛りになりにけり 大伴四綱
0334 忘れ草我が紐に付く香具山の 大伴旅人
0335 わが行きは久にはあらじ夢のわだ 大伴旅人
0356 今日もかも明日香の川の夕さらず 上古麻呂
0378 いにしえの古き堤は年深み 山部赤人 (No.2)
0382 鶏が鳴く東の国に高山は 丹比真人国人
0383 筑波嶺を外のみ見つつありかねて 丹比真人国人
0390 軽の池の浦廻行き廻る鴨すらに 紀皇女
0415 家ならば妹が手まかむ草枕 聖徳太子
0416 ももづたふ磐余の池に鳴く鴨を 大津皇子
0426 草枕旅の宿りに誰が夫か 柿本人麻呂
0433 葛飾の真間の入江にうち靡く 山部赤人
0447 鞆の浦の磯のむろの木見むごとに 大伴旅人
巻第4
0496 み熊野の浦の浜木綿百重なす 柿本人麻呂
0501 未通女らが袖布留山の瑞垣の 柿本人麻呂
0513 大原のこの市柴のいつしかと 志貴皇子
0521 庭に立つ麻手刈り干し布(ぬの)さらす 常陸娘子 (No.2)
0709 夕闇は道たづたづし月待ちて 豊前国の娘子、大宅女
0712 味酒を三輪の祝がいはふ杉 丹波大女娘子
0760 うち渡す竹田の原に鳴く鶴の 大伴坂上郎女
巻第5
0798 妹が見し楝の花は散りぬべし 山上憶良
0800 父母を見れば尊し妻め子見れば 山上憶良
0801 ひさかたの天路は遠しなほなほに 山上憶良
0802 瓜食めば子ども思ほゆ 山上憶良 (No.2)
0803 銀も金も玉も何せむに 山上憶良 (No.2) (No.3) (No.4)
0816 梅の花今咲ける如散り過ぎず 小野老
0822 わが園に梅の花散るひさかたの 大伴旅人
0865 君を待つ松浦の浦の娘子らは 山上憶良
巻第6
0917 やすみししわご大君の常営と 山部赤人
0918 奥つ島荒磯の玉藻潮干満ち 山部赤人
0919 若の浦に潮満ち来れば潟をなみ 山部赤人 (No.2)
0922 皆人の命も我れもみ吉野の 笠金村
0924 み吉野の象山の際の木末には 山部赤人
0925 ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる 山部赤人
0947 須磨の海女の塩焼き衣の慣れなばか 山部赤人
0992 故郷の明日香はあれど青丹よし 大伴坂上郎女 (No.2)
1018 白珠は人に知らえず知らずともよし 元興寺の僧
巻第7
1087 穴師川川波立ちぬ巻向の 柿本人麿歌集
1088 あしひきの山川の瀬の響なへに 柿本人麿歌集
1093 みもろのその山なみに子らが手を 柿本人麿
1094 わが衣色に染めなむうまさけ 柿本人麿
1099 片岡のこの向つ峰に椎蒔かば 作者未詳
1101 ぬばたまの夜さり来れば巻向の 柿本人麿歌集
1109 さ桧隈桧隈川の瀬を速み 作者未詳
1112 羽根かずら今する妹をうら若み 作者未詳
1118 いにしへにありけむ人も吾が如か 柿本人麻呂歌集
1123 佐保川の清き河原に鳴く千鳥 作者未詳
1135 宇治川は淀瀬無からし網代人 作者未詳
1194 紀伊国の雑賀の浦に出で見れば 藤原卿
1212 足代過ぎて糸鹿の山の桜花 作者未詳
1213 名草山に言にしありけり我が恋ふる 作者未詳 (No.2)
1215 玉津島よく見ていませあをによし 作者未詳
1217 玉津島見てし良けくも我はなし 作者未詳
1219 若の浦に白波立ちて沖つ風 藤原卿
1222 玉津島見れども飽かずいかにして 作者未詳
1269 巻向の山辺響みて行く水の 柿本人麻呂
1295 春日なる三笠の山に月の舟出づ 作者未詳
1330 南淵の細川山に立つ檀 作者未詳
1335 思ひあまりいたもすべなみ玉だすき 作者未詳
1353 石上布留の早稲田を秀でずとも 作者未詳
1357 たらちねの母がその業る桑すらに 作者未詳
1366 明日香川七瀬の淀に住む鳥も 作者未詳
1369 天雲に近く光りて鳴る神の 作者未詳
1380 明日香川瀬々に玉藻は生ひたれど 作者未詳
巻第8
1418 石ばしる垂水の上のさ蕨の 志貴皇子 (No.2)
1424 春の野にすみれ採みにと来しわれぞ 山部赤人
1431 百済野の萩の古枝に春待つと 山部赤人
1448 我がやどの蒔きしなでしこいつしかも 大伴家持
1500 夏の野の繁みに咲ける姫百合の 大伴坂上郎女
1512 經もなく緯も定めずをとめらが 大津皇子
1517 味酒三輪のはふりの山照らす 長屋王
1537 秋の野に咲きたる花を指折り 山上憶良
1538 萩の花尾花葛花なでしこの花 山上憶良 (No.2)
1549 射目立てて跡見の岳辺のなでしこの花 紀朝臣鹿人
1560 妹が目を跡見の崎の秋萩は 大伴坂上郎女
1593 こもりくの泊瀬の山は色づきぬ 大伴坂上郎女 (No.2)
1616 朝ごとに我が見るやどのなでしこの 笠郎女
1619 玉桙の道は遠けどはしきやし 大伴家持
1623 我がやどにもみつかへるて見るごとに 大伴田村大嬢
1636 大口の真神の原に降る雪は 舎人娘子
1658 わが背子と二人見ませば幾許か 光明皇后
巻第9
1704 ふさ手折り多武の山霧繁みかも 柿本人麻呂歌集
1707 山城の久世の鷺坂神代より 作者未詳
1709 御食向ふ南淵山の巌には 柿本人麻呂
1712 天の原雲なき宵にぬばたまの 作者未詳
1738 しなが鳥 安房に継ぎたる梓弓 高橋虫麻呂
1744 埼玉の小埼の沼に鴨そ翼霧る 高橋虫麻呂 (No.2)
1754 衣手常陸の国の二並ぶ 高橋虫麻呂
1757 草枕旅の憂いを慰もる 高橋虫麻呂 (No.2) (No.3)
1758 筑波嶺の裾廻の田居に秋田刈る 高橋虫麻呂 (No.2)
1808 勝鹿の真間の井を見れば立ち平し 高橋虫麻呂 (No.2)
巻第10
1812 ひさかたの天の香具山この夕 柿本人麻呂
1814 いにしへの人の植ゑけむ杉が枝に 柿本人麻呂
1816 玉かぎる夕さり来ればさつ人の 柿本人麻呂歌集
1821 春霞流るるなへに青柳の 作者未詳
1825 紫の根延ふ横野の春野には 作者未詳
1847 浅緑染め懸けたりと見るまでに 作者未詳
1864 あしひきの山の間照らす桜花 柿本人麻呂歌集
1879 春日野に煙立つ見ゆをとめらし 作者未詳
1895 春さればまづさきくさの幸きくあらば 柿本人麻呂歌集
1927 石上布留の神杉神びにし 作者未詳
1942 ほととぎす鳴く声聞くや卯の花の 作者未詳
1966 風に散る花橘を袖に受けて 作者未詳
1985 ま葛延ふ夏野の繁くかく恋ひば 作者未詳
2115 手に取れば袖さへにほふをみなへし 作者未詳
2177 春は萌え夏は緑に紅の 作者未詳
2185 大坂を我が越え来れば二上に 作者未詳
2231 萩の花咲きたる野辺にひぐらしの 作者未詳
2244 住吉の岸を田に墾り蒔きし稲 作者未詳
2270 道の辺の尾花が下の思ひ草 作者未詳
2289 藤原の古りにし里の秋萩は 作者未詳
2314 巻向の檜原もいまだ雲居ねば 柿本人麻呂
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