飛鳥への旅

飛鳥万葉を軸に、
古代から近代へと時空を越えた旅をします。
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万葉アルバム(関東):栃木県、下野市 天平の丘公園 花広場

2013年01月07日 | 万葉アルバム(関東)

紫草の にほへる妹を 憎くあらば
人妻ゆゑに 我れ恋ひめやも
   =巻1-21 天武天皇=


 紫草のように香れる君がもし憎かったなら いまは兄の妻の君を どうして恋い慕うことがあるものか。という意味。

この歌は額田王の「あかねさす…」の歌に答えて大海人皇子(後の天武天皇)が詠んだ歌。
この二首はセットになっているので、一緒に紹介されている場合が多い。

 この万葉歌碑は、天平の丘公園の花広場に建っている。


花広場には、日本各地の桜の名花が移植されて、開花時は「花まつり」で賑わっている。

この近くの下野国分尼寺跡付近には額田王の「あかねさす…」の万葉歌碑が建っている。