昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

イワナ=岩魚(想い出日記より)

2005-07-17 07:22:47 | じゃこしか爺さんの想い出話
 起きてから大リーグ野球(ヤンイース対レッドソックス)を見ていたが、松井秀喜が所属するヤンキースが大量のリードされて、その上連続の二累ゴロで凡退、すっかり見る気も失せてチャンネルを移動した。
 何気無しに回したところが民放番組で、「歩くイワナ」とあった。このイワナについては、樺太での子ども時代の馴染み川魚であったから、番組は途中であったがその後懐かしく最後まで見入ってしまった。
 歩くイワナ(岩魚)の所以は、番組内の実験でヤマメ(山女)との比較で詳しく見せてくれたから、手に取るように解り「ナルホド・・・」と納得出来、これでまた知識が増えたと大いに喜んだ次第。
更に番組ではこのイワナが今では「幻の魚」と呼ばれるほど貴重な川魚となっているという。幻の魚と云えば湿原の置く深くに棲む「イトウ」だけかと思っていたのだったが、子ども時代に大抵の小川で入れ食い状態で釣れて、珍しくも何とも無いイワナ幻の魚とは世も中も随分と変わったものである。
さて私らの子ども時代のイワナ釣りは、今のように「フライフィッシング・ルアー・毛鉤」などは論外であった。イワナ釣りに出かける際には、普通の海釣用の小型釣針と魚網修理の綿糸に小刀だけである。小川を少し遡れば川端に柳の木はふんだんに在るから、その中の手頃な枝を切り取り葉を払う。この時枝先の葉だけは残して置く。これは結びつけた綿糸が外れないための仕組みである。
 この手製の釣竿が出来れば後は餌なのだが、その餌は川床の石を引っ繰り返しさえすれば幾らで手に入る川虫である。
 後は遡りながら、イワナの隠れて居そうな淵や淀みで糸を垂れるだけである。ツボが当れば正に入れ食い状態で、川釣りの醍醐味が満喫出来る。

 なおこのイワナもヤマメも体型こそ小さいが、サケ科の「紅鮭・銀鮭・樺太鱒・マスノスケ」と同族だそうです。その証拠がヤマメやイワナの体に残る小判型の紋であり、鮭にも稚魚の間には現われているということです。

 三十分にも満たない番組だったが、子ども時代に遊んだことや、釣ったイワナを焼干しにして保存食としてくれた母を懐かしく思い出させてくれた。



釧路の梅雨明け・・・?

2005-07-15 22:37:33 | 日々の雑記
 昨日のブログで、最近の気象庁予報が当らず如何に出鱈目であると扱き下ろした所為でも無いのだろうが、今日は晴れるとの予報時刻を大幅に繰り上げ、午後早々に低く垂れこめていた黒雲が薄紙を剥ぐように薄れて行き、遂には天空いっぱいに青空が現われた。
 それに何時も吹いている湿原特有の風は今日に限って無風状態で、そのうえ気温は予報を大きく上回り珍しく21度を超えていた。
 これでこのところずうっと続いていた小雨と海霧の日は終わりとなるのだろう。これはまさしく釧路の「梅雨明け」に違いないと、一瞬思ったもののここは北海道の東の外れ、梅雨とは全く縁の無い話である。この青空も先日の夕方のように束の間の青空なのだろうと、直ぐに悲観的に陥ってしまう。

 案の定夕刊の気象予報を見ると、明日いっぱいは曇りマークの連続であった。或いはこれで釧路の海霧明けと思った期待は、束の間の夢だったのである。
 しかし今日見た空一杯の青空は、嘘でも幻でもなく現実のものだった。

目に染み入るような青空!





 

霧(海霧)の釧路

2005-07-14 21:13:04 | 日々の雑記
 少し続いて呉れるかと期待した先日の青空はあの日の夕方で終わり、その後の予報では晴れマークは出ているものの、気象庁の予報は相も変わらぬ出鱈目ぶりで、今更腹も立って来ない次第である。
 今日も黒い雲が低くたれこみ、新聞の予報欄に出ている晴れマークの時間帯が来ても、晴れる気配はさらさらに無く、むしろ今にも落ちて来そうな雲行きとなった。
無理してウォーキングに出かけて、途中で雨に降られて身体を濡らせば、それが素で風邪にもなるかも知れないと、今日の歩きは止む無く諦めた。

ならば日頃からの懸案の所用を済ませようと、街へと出掛けることにした。所用が予定より早く済んだので、図書館で植物図鑑でも見ようと思い立ち、図書館の建つ高台に向かった。図鑑の調べが済んで裏の駐車場に立って下に広がる市内を見下ろすと、何時の間にか霧(海霧)に包まれていた。
私の住まいのある地域と違って、海に近く川にも面しているだけに、海霧の到達も何処よりも早いわけである。
釧路特有のこの霧は今更とやかく言うことも無いのだが、この霧を逆手にとって市民の楽しみにしようと、最近街の青年会議所が「霧フェスティバル」なるものを主催して市民に喜ばれている。
昨日の夕刊にその開催日などのことが掲載されていた。今ではすっかり定着して、市民待望の年中行事の一つとなっている。

因みに晴れた時と霧に包まれた時を比較する為に、幣舞橋界隈の写真を載せてみた。
晴れた日の釧路幣舞橋界隈

海霧に包まれた幣舞橋界隈


久しぶりの青空の下で

2005-07-12 22:49:15 | 日々の雑記
 全く当てにして居なかった青空が今日の昼間、前に見たのは何時だったのか思い出すにも容易でないほど久しぶりに姿を現した。
初めは中天に有るか無いかほどの淡い青空だったが、見る間に広がり始め天空の一画を占めるまでに広がっていた。まだまだ真っ青と云うまでには至らず、綿のような白雲を交えた青空だったが、目に染み入るような新鮮な蒼さだった。

今日ウォーキングに訪れた釧路市大規模運動公園は、週日のこともあってか公園にもその周りの遊歩道にも人影は疎らだった。
気温は16度ほどにしか上がらなかったが、無風状態だったのと久しぶりの陽射しの所為で、幾らも歩かない内に全身が汗ばむほどの温かさとなった。

早速く以前来たときにマガモの親子が遊んでいた小さな池に行ってみた。あれから大分日が経っていたから当然もう居ないだろうと余り期待していなかったのだが、近付くにつれて「グエッ・グエッ」と鳴き声と、水面を羽ばたく激しい水音が聞こえて来た。

前に見た「マガモ」で無くそれは「カルガモ」群れだった。鳴き声を上げていたのは成鳥で、水面で羽ばたいていたのは成鳥前の小鴨で、飛び立つ練習に励んでいるようだった。
また親鴨の周りには、ヒヨコほどの小鴨が8羽ほど群がり、お互い勝手に遊びまわり始めたが親との間隔が空くと慌てて素早く親の元へ駆け寄る様子はとても可愛いいくて、何時まで見ていても飽きの来ない眺めだった。一とおり撮り終えて傍のベンチで休んでいると、今度は近くの草叢から大きなのが2・3羽私らに近寄って来た。
どうやら餌でも貰えると思ったらしい。しかし手許にはエネルギー補給のために持ち歩いて黒砂糖だけである。欠片を少し投げてやったが、どうやら口に合わないようで見向きもせず去って行った。

実に久しぶりに現われた青空

水面で戯れるカルガモの子たち

餌が貰えると思って寄って来たカルガモ

遊歩道の帰りコースで見つけた白いハマナス




三度目の釧路市春採湖

2005-07-11 20:36:09 | 日々の雑記
 朝から雨雲が低く垂れ込めていた。予報では午後早くから雨になるとのことだった。それにそれ以後の天候は下り坂と云う事で、また明日からは外歩きの出来ない日になるだろうと、せめて今日の内に歩いて置こうと早目に家を出た。
 初めはブログ仲間のK子さんお勧めの、「釧路湿原細岡展望台」を予定して居たのだが、雲行きの悪さから、それに途中の山道で雨に降られての運転を心許無く思い、展望台は次回の天候の良い日に回す事にして、急遽予定を変えて春採湖へ行く事にした。

 約一週間ぶりで今年三度目の春採湖は、今にも雨にもなりそうな天候にも関わらず、バーベキュ設備の在る高台の方からは、若者達のはしゃぐ声が聴かれたし、また遊歩道にもサイクリングやジョキングの若者、中年のカップルに私らのように体調に合わせてのんびりと歩く老人カップルなどで結構な人出だった。
 それに湖の三方が高台に囲まれて丁度盆地状態になっている所為か、風は殆ど感じられず、そのうえ折り良く曇り日で陽射しの心配が無く、むしろ格好のウォーキング日和と言えた。

 たったの一週間で遊歩道沿いの草叢の様子はすっかり変わっていた。山側の方にはイタドリなどが2メートルほどに伸びきっていて周りの風景を遮り、一方湖面側に繁茂しているのは蕗類の丈の低いものが多いから、ある程度湖面が見渡せ岸辺で戯れる水鳥や鯉などの姿が以前どおりに見ることが出来た。湿原の花類は既に咲き終わったのか見当たらず、ただイタドリより背丈の高い「オオハナウド」が、最盛期とばかりに数多く咲いているのが目に付くだけだった。そんな中でようやく見つけて、カメラに収めてきたのが「アザミ」種類と思われるものと、PCでの検索の結果確信が持てた「ミヤママタタビ」の二種類だけだった。
 
湖面でなく駐車場脇の池で咲くスイレン

アザミの種類・・・?

夢中で蜜を吸うミツバチ

」ミヤママタタビ」葉の先の一部が赤く変色している

」ミヤママタタビ」の小さくて可愛いい白い花


刈り取られていた湿原道路の草原

2005-07-09 23:42:25 | 日々の雑記
 今日は久しぶりに湿原道路を歩いて来た。先月の28日以来の湿原であった。 このところ雨に降られたり風が有ったりで、ウォーキングは近場の街中の公園で済ませていた。
今日行ってみて先ず驚いたのは、道路脇の草原がすっかり刈り取られていたことである。これまでウォーキングに訪れる度に目を楽しませて呉れた、多くの草花が悉く消えて、見事に丸坊主になっていた。

中には名前は分からなかったが、雑草の陰で懸命に花を咲かせていた小さくて可愛いい花たちは見る影さえ無かった。特に可哀そうなのは小鳥達で、何時もは余り姿を見せないのに、今日ばかりは道路上を飛び交い中には、何かを捜すかの様に歩き回っていた。
恐らく刈り取られた草原の中に、巣でも在ったのでは無いかと哀れに思えたが、これも道路の保全上仕方のことなのだろう。
綺麗さっぱりと刈り取られていた草原

赤く色付いたオオハナウドの花

コバイケイソウの群生




ロックガーデン

2005-07-08 22:21:03 | 日々の雑記
 先日春採湖畔へ歩きに行った時のことである。復路の途中坂道に差し掛かった処に、矢印つきの立札があった。これまでに何度か来ているのだが、場所的に目立たない場所の所為か今まで気付かなかった。その立札には「この先ロックガーデン」と書かれてあった。初めの内は「ロックガーデン」・・・?と戸惑いはしたものの直ぐに気が付き、生来の好奇心・・・否!物見高い野次馬的なムシが頭をもたげてきた。
 
 その矢印の先にはややきつい坂道が見えたので、膝の悪い老妻にはとうてい無理と思われたので、車まで先に戻らせてから、その矢印に沿って進んだ。老妻を先に帰したのは正解だった。男の私でもかなりきつく、一度は戻ろうかとも思った程だった。どうにか登り切ったところで気が付いたのだが、そのロックガーデンなる場所はなんの事無く、この高台にある私立博物館の横にあったのである。それも駐車場の直ぐ近くだったのである。距離こそ長くなるが遊歩道を其の儘戻れば、平らな取り付け道路があったのである。要らぬ体力を消耗したものである。
 程なく私の姿を見つけた老妻もやって来て一緒に、その「ロックガーデン」を見物した。
石灰岩

緑色片岩

ドレライト(疎粒玄武岩)

安山岩(熔岩)

輝緑岩(日高石)





赤いタンポポ

2005-07-06 22:03:58 | 日々の雑記
      
 この2・3日曇り日とか小雨が降って、かなり気温の低い日が続いている。今日も昨日同様に朝夕ストーブを点けて過ごした。昨年は如何だったかと振り返ってみたがあらかた忘れて仕舞っているが、例年の運動会の開催されるこの時期には、冬用コートや毛布に包まって見ていた記憶が多く残っているから、必ずしも今年だけが不順と言うわけでも無くて例年どおりで余り変わらないのだろう。
 この日も何時もどおりの身支度、長袖シャツにベストで歩き始めたのだが、時折り吹く風の冷たさに堪らず車に戻り、不意の雨対策に用意してある晴雨兼用のジャンパーを取り出して着込んだほどである。

 パークの方たちの好意により、藤の花を存分に撮り終ってから再び歩き始め、公園を一周して帰途についた。ただ来た道をそのまま戻らずに、草叢の中に設けられてあるミニ湿原の散策路葉入った。そこで思いも掛けずに目にしたのが、次の写真の赤いタンポポ・紅ウツギ・ハマナス・キショウブである。

 例え小さな街中の公園であろうとも、四季折々に自然の営みがあって新たな発見に繋がるものであり、偏ることなく満遍なく見て回ることがやはり大事なのだと思った。

☆・赤いタンポポ
 家に戻って直ぐにパソコンで調べたところ、「コウリんタンポポ=紅輪蒲公英」であることが分かった。タンポポに赤いのがある事は前から知って居たが、実際に見るのは初めてであり、それも何時も歩きに来ていた公園内の身近なところで在るなんて・・・。


※・ベニウツギ

※・ハマナス

※・ミニ湿原の木道から見たキショウブ




P・ゴルフ場の中の藤棚

2005-07-05 20:43:50 | 日々の雑記
 朝からひんやりとした曇り日で、朝の内は何時に無くストーブを点けていた。
家の造りにも因るのだろうが気温が10度前後では、老人世帯ではチト辛すぎると云うものである。
 低い気温ながら雨の気遣いも無いままに、何時もの時刻に二人連れ立ってウォーキングに出かけた。恐らく駐車場はパークの人で混雑しているだろうと、今日は久しぶりに運河跡公園の突き当たりの豊川公園に車を停めて歩き始めた。
 此処の公園は面積が一番狭いうえに遊歩道が砂利道のせいからか、何時もウォーキングの人が少なく、それも犬の散歩が大半である。

 そこの駐車場から歩き始め信号を渡って、パーク場のある隣の公園に着いた。
 普段はこの公園の駐車場から東側は良く歩くのだが、この西側の入り口から歩き始める事は滅多に無く今日は久しぶりのことだった。歩き始めて少しして藤棚が目に付いた。今日まですっかり忘れていたが、満開の藤の花が咲き誇っていた。                       

パークゴルフ                 
                             ☆・17年7月4日の日記より
 
☆・藤棚

その藤棚は何番目かのホールのスタート地点の直ぐ傍にあったから、ゴルファーたちは皆其処だけでは遠慮がちクラブを振り回していた。






春採湖の睡蓮

2005-07-02 22:22:22 | 日々の雑記
 今日はブログ先輩のKさんの薦めもあって、近隣の厚岸町の「あやめがはら」へ出掛ける予定だったのだが、朝早くからの雨は九時頃にどうやら上がったものの、また直ぐにでも降り出しそうな雲行きであった。
 100キロ足らずの距離ながら、まだ若い時ならともかく加齢とともに長距離ドライブは苦手なもの一つ、そんな心許ない途中で雨に降られたら大変と、急遽予定を変えて春採湖へ行く事にした。

 先月の十六日以来今年二度目の春採湖である。土曜日だから歩行者が多いだろうと思って行ったのだが、曇り日のせいか意外に少なくなかった。
 私等二人の専用道路宜しく、彼方此方好きな処で立ち止ってカメラを構えて歩き続けた。睡蓮を見付けては歓声をあげたり、道を占拠して互いにポーズをつくって写し合ったり楽しく過ごして来た。

 心配した雨は降ることも無く、時折り明るくなりかけた空にトンビ飛んで来たり、また時にはうるさいと思うほどに野鳥たちの鳴き声が聴かれた。

 デジカメのメモリースティック(二枚)を使い切ったところで、切り上げ坂上に建つ釧路市博物館前のロックガーデンを見て帰途に着いた。
 
※・スイレン

※・同上

※・トリアシショウマ

※・同上

※・オオハナウド