昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

お客さんのお帰り・・

2004-07-19 19:28:58 | 日々の雑記
北海道観光に来ていた妹夫婦が全ての日程を終えて、今日の「スーパーおおぞら6号」で札幌経由で帰った。思えば長い逗留で特に我が家には八日に着いてから今日(19日)まで、実に一二日間の滞在であった。
 
 この間知床への一泊旅行にも出かけたし又濃霧の中だったが、近郊の略農施設や湿原展望台を訪れたり市運営の温泉のも行き、更に市内の名の有る食事処で外食もしたし、市内の名所などへも足を運んだ。年金生活での許される範囲で精一杯の持て成しをしたつもりである。

  病気上がりの妹と老い先短い私とは、今後何時会えるかは全く分からない。妹夫婦は心から喜んで帰ったようである。私達もそれなりに満足している。

 二人と駅で別れて帰宅、ホットすると同時に疲れがどっと出て後片付けする気力も起らないほどである。

 因みに疲労困憊は我ら夫婦の身体だけでは無かった。我が家の経済も正に疲労困憊そのものである。
 
 明日からは当分の間粗食に耐えて節約の一語あるのみ・・。 

   

伊能忠敬「大地図展」in釧路

2004-07-18 18:55:21 | 日々の雑記
 この度釧路市で史上初公開された伊能忠敬(1745~1818)の日本全国大図フロア展示会を見て来ました。

 207枚(31m×55m)の壮大なスケールの全国地図を一挙公開したのです。この大きさですから壁に貼る訳にもゆきません、そこで会場(40m×70m)の床面を利用したようです。
 フロアに地図を広げその上を厚手の透明ビニールで覆ったのです。閲覧する場合はその地図の上を直接歩きながら見る事が出来るわけです。こんな閲覧方法は全く初めての体験でした。まさに感動ものです。

 それにしても精密機器が何も無かった時代に、自ら工夫開発した機器を駆使しながらの測量作成は大変だったに違い無い。それも現代の地図に比べても大差が無く、海外からも高い評価を受けたと言いますから驚きです。不撓不屈の精神と弛まぬ努力に唯々頭が下がる思いです。

 この先人の偉業は日本が世界に誇れる偉大な人物であるとの思いを強くした次第です。

蓄音機

2004-07-18 18:51:45 | 日々の雑記
釧路川の岸壁広場で行われていた骨董展示会場で見付けて物です。此の様な前時代的な音楽再生機器は見た事も無いだろうから、当然分からないでしょうね。でも・・レコード盤さえあれば立派に音が出て立派に通用するのです。

 今更昔話するのもなんですが、このゼンマイ手回しの「蓄音機」は高嶺の花でなかなか手に入らなかった物です。特にサラリー低い若い人にとってはまさしく高嶺の花でした。

 我が家の蓄音機はゼンマイが切れたりして修理不能でかなり昔に処分されましたが、75回転SP盤レコードのアルバムの幾つかが物置の奥に眠っている筈です。

 ひょんな事から今日は思いがけなく良いものを見せて貰いました。一瞬昔の事を想い出し幸せなな気分に浸りました。

たかが・・鋏

2004-07-17 21:39:26 | 日々の雑記
 たかが鋏と云うけれど此のチッポケな鋏が、先日来北海道観光に来ている妹夫婦の本道入りを危うくする基ともなり、幸いそれは免れたものの搭乗も手荷物の受け取りの際も共に約30分ずつ遅れる羽目となり、折角の旅行に初っ端にケチを付けた・・たがが鋏されど鋏の正体である。 

愛用ドリンク

2004-07-17 21:35:16 | 日々の雑記
暑さ寒さに関係なく愛用しているドリンクである。ただ昨日今日と此の地方では事の他暑くなると、日に飲む本数が増えてしまう。

 取り得はビタミン類とミネラル類の含有量でであるが、その中でも「ビタミンC」が1000mgと圧倒的に多く含まれている。風邪の流行る冬季は勿論だが、夏の暑い時期のウォーキング中の水分補給には最適である。

 しかし飲む本数にこそ異なるものの年がら年中愛用している。

えりもシャクナゲ

2004-07-17 21:05:09 | 日々の雑記
我が家の「えりもシャクナゲ」が今年も例年通り咲いて呉れた。揃って70才を過ぎた老夫婦だけに何時も気にはしながらも、追肥などの手入れは何もしてやって居ないのに、そんな事は一切構わずにもう30年以上も愉しませて呉れている。

 40年近く前に札幌の親戚(姉夫婦)から分けて貰って来て植えたもので、当座はこの寒い道東の地で育つのか如何か心配したものだが、すっかり根付いて今の此の立派な姿である。

 因みに其処の主人(義兄)も25年ほど前に他界してしている。いずれ私がそうなるのもそんなに長い先の事ではないだろう・・しかし花たちは此の先ずうっと咲き続けて呉れるだろう。

新秋刀魚

2004-07-15 20:14:47 | 日々の雑記
予報に反して午前中はぐずついていた天気も午後にはカラッと晴れ上がり、約一週間ぶりに青空とお日さんがその姿を見せた。早速く低温でジメジメした霧雨から開放されて、買い物がてらドライブに出かけた。思っていた以上に外気温が暖かく、久しぶりに半袖姿で出たのだが窓からの風がとても心地良い。

ひとしきり湿原道路を飛ばしてから何時もの大型店で買い物、地下の魚売り場で銀色に輝く秋刀魚を見つけた。まさに解禁されたばかりの新秋刀魚である。「刺身用新秋刀魚」の品書きに食欲をそそられ、値段はさて置きひとまず二匹買った。解凍さんまなら四・五十円で何時でも買えるが、新さんまとなると四・五倍はする。今日のは中型だからそんなもの済むのだが、これが大型になると優に十倍近くにもなるだろう。

 刺身にするには身おろしの後最も厄介な手順がある。それは毛抜きでもっていちいち小骨を抜くことだが、それは毎度の事ながら妻の仕事で、私はもっぱら食べる役にまわるから到って気楽なもので、もう今から食べる事を考えている始末で、生姜醤油に刻み葱・・そう考えただけでゴクリと生唾を飲み込んだ。

知床旅行を終えて

2004-07-14 22:23:28 | 日々の雑記
 今回の旅行(11~12日) はまさに濃霧との戦いに等しく、少しでも良い景色を見せてやりたいと遠回りを承知で選んで走ったのだが、内陸に入って晴れるかに見えたのも束の間むしろ益々濃くなって行く気配で、フォグランプの点灯が必要なほどにまでになった。折角の湖それに阿寒連山やその他の山々一切は乳白色の濃霧の中に沈んでいた。あの最大の目的の摩周湖さえも同じで心底ガッカリさせられた。

 しかし大きな収穫もあった。それは二日に亘り72歳を目の前にした老体ながら、何一つトラブルも起さず約450キロを走破したことである。これは大きな自信に繋がった。何しろこの5年間ほど遠乗りなど一切していなかったのである。せいぜい阿寒湖畔温泉の往復くらいなもので、この体験は実に大きい。
 
 翌日は疲労困憊の態で1日中ゴロゴロしてしていたが、根っからの車好きの私としては夕方には車に乗りたくてウズウズ・・大した用も無いのに近くのスーパー出掛ける始末である。

 更に今回の事で大きな自信を得た私は、今度はラベンダー街富良野市に出かけようなどと大それた事を考えている次第です。

知床国立公園(六)

2004-07-14 08:23:40 | 日々の雑記
 その6(霧の羅臼岳)

 目差す羅臼岳のその雄姿はは普通ならば知床峠から見られる筈であったが、残念ながら折からの濃霧にすっかり閉ざされて居た。何時までも待っている訳にも行かず仕方なく峠の駐車場を出発して折り始めて間も無く、それまで周りの全てを覆い隠していた霧が流れ始め、待ち望んでいた羅臼岳が姿を見せてくれた。
 ほんの短い時間だったが・・。 

 

知床国立公園(五)

2004-07-14 08:20:01 | 日々の雑記
 その5(鹿の親子)

 荷物を運んで呉れたホテルのボーイが言った通り、そのホテルの敷地の草原に親子連れらしいエゾシカが三頭が何処からとも無く現われた。やはりこれも人間から餌を貰いに来たようである。五階の客室の窓からでは一寸遠過ぎると思ったが、久し振り長距離運転で疲れていた事もあって敢えて窓から撮った。