畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

バーベキュー

2011-08-12 08:04:56 | 暮らし

8月11日(木)  

一日、カンカン照りの、真夏。午前、午後ともに、刈払機での草刈。ちょっと油断していた田んぼ、低い所に水が溜まり、土がドロドロ状のままだった。深い所のある田んぼなのだが、一度水を干して、ぬからないほどになっていたので、安心しきって、水を落とすのを遅らせていた。まだ、二週間ほどあるから、今日のような天気が続くと、固まってくれるだろうが。念のため、水の溜まっている所から、溝を切り、水手の方に、流れ道を作る。汗と泥で、汚れてしまう。

バーベキューの用意。庭にコンクリーブロックで、釜戸状を作り、炭を焚けるようにする。一年振りか、二年ぶりになるのか、庭でのバーベキューは。以前は、大勢の子どもたちと、ひと夏に、何度、ワイワイやったことだろう、などと、思い出に浸りながら、ジュンペイを待つ。納戸から、鉄板と、網を引っ張り出す。最近は、年に一度も使わないこともあるが、この上で焼かれた、野菜や肉は、どの位だったのか。ほこりを払い、水道場で、よく洗う。まだまだ、現役を十分やれる鉄板。

物置の隅には、炭があったはずだ。なにやかやと放り込んである物置を、ひっくり返し、炭の袋を見つけ出す。過って焼いた竹炭も何袋も出てきた。庭に運ぶ。夜の庭を照らす、照明もつるす。すっかり準備を終わらせ、台所に立つ頃、電話。少し遅れるとのこと。野菜や、肉を用意して、待ちくたびれて、缶ビールを干した頃、到着。7時をだいぶ過ぎてから、乾杯。二人の結婚式の写真や、DVDを肴に、遅くまで続く。


観光地

2011-08-10 19:21:10 | 暮らし

8月10日(水)  

夏ー、という一日。午前中は、大豆の中耕徐草。宮畑を終わらせ、花畑の大豆もと向かう。しかし、ほんの数日の差だが、花畑は、ほとんど草が発芽していない。今やってもあまり効果ないと中止。昼まで、草取りをして帰る。

午後は、田んぼの草刈。モアで3時間ほど。

明日から、ジュンペイ達が来る。結婚式以来だが、今年は、新婚旅行などで、かなり会社を休んでいるので、夏はどうだろうと思っていたが、二人で来て、二泊するという。盛大な結婚式で、かなり気を使って、接待してもらっていたので、そのお返しにでもと思い、一泊は、ホテルへの宿泊をプレゼントすることにして、その手続きを、夏真っ盛りの日中仕事とする。ちょうど、海の街だから、トップシーズンで、最も高い金額になるが、それでも、直前なのに空きがある。やはり、3・11そして、原発事故の影響は、まだまだ続いているようだ。

地元自治体や、観光協会、旅館組合なども、あれやこれやと、観光客誘致の対策を行ってはいるが、大変な状況は続いている。今のレジャーのあり方が、いいのかどうかは、別として、地元に住む者としては、ある程度のにぎわいが戻ることを、祈りたい。


映画会

2011-08-09 20:19:04 | 暮らし

8月9日(火) 

夏空。気温も高く、待っていた天気だ。三日目の「サボり」一日目は、子供の相手をよいことに。昨日は、胃カメラ。三日目は、映画の上映会。

「原発切抜帳」。30年ほど前に作られた映画だが、見る機会はなかった。今回の福島原発の事故で、DVDが発売される。そのDVDでの上映会だ。房総半島南部で、地域医療や、終末期医療に取り組んでいる、クリニックの企画によるものだった。同時上映が、「病気は回復過程である/ナイチンゲール看護覚書より」だったが、時間の都合上、こちらは途中からだったが、よい映画のようだった。

「原発切抜帳」は、チェルノブイリの事故の前に作られた映画だ。私たちが、移住する頃の時代で、移住前なら、見ていただろうが、という頃の映画だ。しかし、主催の医師が、いみじくも語っていたように、今でなお、というより、今でこそ新鮮に感じられる、そんな映画になっている。それほどにも、映画監督や、詩人や、きかくしゃはとびぬけた感覚を持っているのだろうか。そんな、感想をもって、会場を後にした。

この作品が公開された後に、チェルノブイリの事故があり、はるかロシアの地から、放射性物質は飛来した。春、植物が、旺盛に生育を始めるまさにその時に、生まれた我が家の子ヤギ。母ヤギに与えた若草が汚染され、その乳を飲まざるを得なかった子ヤギ。私たちは、それ以降の追跡はしていない。だから、影響があったのかどうかは知らない。しかし、かくじつに、汚染があったのは事実だ。

しかし、それから、25年、原発は、停止するどころか、増えて行った。そしてこの何年かは、地球温暖化の防止をスローガンに、原発こそ救世主と、持ち上げられた。脱原発、原発離れをしていた、西洋の国々も、再び、原発を再開しようと、舵を切り始めていた。

そんな矢先の、最悪の原発事故を、東電が、日本が、起こしてしまった。

さあ、どうするかは、私たち一人一人が、決めて行かなくてはならない。

午後は、大豆畑。ひどく伸びた大豆の畝間の、中耕徐草。全部終わらなかった。

草に埋もれそうな大豆

管理機で中耕してやると

 


夏の朝虹

2011-08-08 19:37:45 | 農作業

夏の朝虹

8月5日の早朝の風景だ。昨日、大豆を植え付けて、たっぷりと水かけをした。空は、それを見ていて、親切に、畑を潤してくれた。同時に、私たちの眼にも、きれいな虹をプレゼント。こればかりは、イラつく気持ちも忘れ、しばし、うっとり。朝日の東の風景が一枚紛れ込んだ。

8月8日(月)   いちじ 

朝、ハチに刺された右腕は、パンパンにはれている。手の甲から、肘の少し上まで、痩せて骨ばった私の腕が、血管も見えないほどに膨れている。しわしわの皮膚も、はちきれんばかりに張っている。痛みはない。むしろ痒みと、太った違和感を感じる。夕方になっても、ほんの少し、ひいたかなという程度だ。今までも、こんなだったかなー。連れ合いの場合は、刺されたら、すぐに医師の下に行き、点滴を受けなければならないのだそうだ。そして、蜂の毒は、刺されるごとに、抗体を作るようになり、経るごとに、ひどくなるのだと、連れ合い。調べてみよう。

そんな状態なので、きょうは、うまい具合に、年に一度の胃カメラ撮影の日だ。ゆっくり休んで、冷房の利いた病院で、半日過ごし、昼過ぎに帰宅。今回は、延焼の個所一つを生検。組織を摘出する。それで、一晩、アルコール禁止を言い渡されてきた。この暑い晩、ビールを飲めないのは、ひどい拷問だ。

午後は、昨日片づけた、サツマイモの苗床後に、防虫ネットを張り、キャベツなどの育苗トンネルを作る。撤去しておいたマルチを、産廃ようにまとめて縛っておく。そんな作業で、作業場脇に置いておいた、プラスチックを動かした途端、5~6匹の蜂が、ブーン。昨日の今日。二日続けて、刺される訳にはいかない。とっさに、飛び下がり確認すると、プラスチックの手箕に5㎝ほどの蜂の巣。蜂は、10匹位。昨日のの半分位だが、これも、場所が悪すぎる。落ち着かせておき、夕方最後の仕事で、ガスバーナーで、焼却処分。

 


2011-08-07 20:15:07 | 暮らし

8月7日(日)  ときどき 

午後には、もなるが、パラパラした程度。

昨夕方から、にぎやかな子供の声と、動き回りを、堪能する。こんなことは、何年振りだろう。元気で、大人慣れしている、一年生だった。一行は、夕方帰ってゆき、また静かになる。午前中は、なにもせず、のんびり。

午後は、庭に作っておいた、サツマイモ苗床の片付け。草も伸びていたので、取ってきれいにする。秋、冬野菜の苗づくりで、早めに蒔く分を、この場所で、育苗したいと云う、連れ合いの要請である。ほぼきれいにして、不用の苗箱や、畔シートを積んであるあたりの草をむしっていたら、突然、右手に激痛が走る。ハッと集中すると、畔シートの隙間から、アシナガバチが何匹か飛び出してきている。あわてて飛び下がり、激痛の走る右手を調べると、手首の所に赤っぽい点ができている。一匹目のハチに刺されてしまったのだ。水道水で、冷やすが、それほどの効果はないだろう。

早速に敵討の準備だ。まず、敵を知らなければ。どこかに蜂の巣があるはずだ。蜂が飛び交ったあたりの、畔シートに石を投げてみる。案の定、何匹かの蜂が飛び出してきた。この中に、巣があるはずだ。長い棒を用意して、畔シートを動かしてみる。手早くやって、蜂たちが飛び立つと同時に、棒は放り捨てる。奴らは、棒を伝って、飛んでくることもある。蜂の巣が、姿を現す。直径10㎝ほどの大きさになっている。巣を守り、働く蜂たちも、20匹ほどは、いるだろう。ここまで大きくなってしまうと、残念ながら、巣だけを処分するのは難しい。このまま放置しておきと、育苗作業時に、かなり神経質に、注意しなくてはならない。かわいそうだが、せん滅せざるを得ない。

灯油バーナーを用意する。野焼きや、草焼に使うバーナーだ。火炎放射機のようなものだ。圧力を加え、高温で、灯油をガス化して燃焼させるバーナーだ。点火し、延焼防止のため、水道ホースも準備しておく。準備の方が時間を食う。かたき討ちは、あっという間だ。火炎放射機をかざす間もなく、蜂たちは、巣と同時に、燃えてしまい、跡形もなくなる。何匹か、逃げ延びた蜂もいるかもしれないが、周りでもがいている数匹は、潰してしまう。枯れ草が燃え始めるので、水を掛けて、消して、燃え移らないように水浸しにする。

残酷な仕打ちかもしれないが、かわいそうだが、しようがない。私たちが、快適に、作業できるために。


再訪

2011-08-06 18:01:03 | 暮らし

8月6日(土)  ときどき 

午前中は草刈。大土手の5枚の田んぼの草刈は完了。この時期、天気さえ良ければ、刈り草は良く乾き、きれいになる。

午後は、久しぶりの来客がある。家の娘と、川崎時代の保育園の同園生。我々が、移住してからも付き合いがあり。夏休みなど、よく遊びに来ていた。また、我が家のお客さんで、野菜や卵を食べてもらっている。30年来の付き合いである。10年ほど前に結婚して、以来の久しぶりの来鴨である。子供も、小学一年になったと云う。母親(お祖母さん)と、3人で来ると云う。

我が家に、しげく来ていた子供たちの中では、数少ない、孫を連れての再訪である。

夕飯は、皆で、地魚寿司という。また、飲む機会をいただいた。


2011-08-05 18:44:15 | 農作業

8月5日(金)   ときどき   いちじ  

昨晩、乾ききった体に、ガバーっと吸い込まれたビールに、気持ちよく、さあ、床に就こうかと、思っていた、10時前後。あれー、何の音だろう。まさか、雨。と、勝手口から出てみると、かなりの勢いで、雨が降っていた。やはり降ったのか、恨めしく思いながら、眠ってしまった。

起床。外は充分濡れている。夜中に、雨音を聞いてもいた。おかげで、大豆は、完璧だ。

午前中は、母のショートステイなので、10時過ぎまで、家の中外での雑用。そんな間も、ときどき、ザーッと降ってくる雨。今日の雨の違いは、雨粒も大きく、密度も濃いこと。時間も、何分という間は降っている。だから、庭には水溜りができる。土はしっとりと潤うほどにはなる。そんな感じで、降っては止み、陽が射して、を繰り返していた。だから、母を送った後も、雑用を続ける。今週末から、何組かの来客がある。充分広い母の部屋は、エアコンが入っている唯一の部屋。客間として使おうと、片づける。

ごごも、青空は除くが、ときどき、降りそうな黒い雲が、空を横切る。少しは、野良仕事を、と刈払機を積んで出かける。幸いにして、薄黒い雲は雨を降らせることはなく、汗びっしょりになり、大土手の法面の草刈をする。夜には、集落の役員の集まりがあるので、早めの5時過ぎに引き上げるが、この時、少しパラパラしてくる。

集落の集まりとなれば、当然、アルコール。ほろ酔い気分で、今、帰ってきた。


日記

2011-08-04 19:44:20 | 農作業

8月4日(木)  ときどき 

予報は、曇りで小雨も降るとのことだったが、反する天気。夏の陽射し。雨が落ちることはあったが、地面も濡れないほど。しかし、洗濯物を干しっぱなし、にしておくには、勇気がいる位は降る。

午前中は草刈。汗びっしょり。

午後は、最後の大豆の植付。茶豆、1トレイと半分。これで、畝が一杯となる。水をポリタンクに二つほど持って行ったが、昨日植えた黒豆に遠慮しながらかけても全部に回らないほどだった。かなり枯れ切っている所もあるし、今日植える茶豆の畝も、ほとんど水分はない。急遽、家に戻り、ローリータンクに200Lほど積んで、たっぷりと水を掛ける。黒豆の一部は、枯れてしまうだろうが、他は生きて、育ってくれるだろう。皮肉なことに、明日は、夜半から、一日中小雨の予報であったが、そんなことは信じないことにしての、作業だ。

すこしばかりだからと、ポンプは用意せず、人力での散水で、時間と労力を浸かってしまう。腰が痛い。


夏帰る

2011-08-03 18:38:56 | 農作業

8月3日(水)  いちじ 

予報は曇り。雨も降るかもしれないと云う。不順な7月がぶり返し、8月にバトンタッチをするのかと、不安になる。

大豆の植付は、残りが、茶豆が2トレイ、黒豆が2トレイ残っている。曇るようなら、植えてしまおうと出かける。宮畑は、植え終わり、花畑の短い畝の所を植えるように用意した。枝豆用の青大豆を2トレイ植えてある続きに、黒豆を植える。畑はかなり乾いてきている。水を掛けないで大丈夫か心配になる。天気も、曇りというが、太陽の強い日差しが、強くなってきている。11時前に植え終わり、母の病院の為、家に帰る。「急な雨で、あわてて洗濯ものを仕舞った所」とは、連れ合いの言。しかし、雨粒の痕跡は、かすかに残るのみ。帰路も雨には合わなかった。ほんのちょっとした、雨雲の通過だったのだろう。

病院に云っている間も、降る気配はなく、夏の晴天に逆戻り。それはそれでよいのだが、植えた黒豆はどうか心配だが、明日朝の露が、どうかで、決まるだろう。残る茶豆を植えてから、水が必要なら掛けるようにしよう。という訳で、遅い昼食の後は、田んぼの草刈に向かう。青い空にに夏の太陽。白い雲が、そこここに点々と浮かぶ、陰ることのない陽射し。夕方、帰路に着くころは、座席も濡れるほどの、汗だった。

今日は、完全に、夏が帰ってきた、そんな一日になった。この夏がしばらく続いてほしい。


蜂の巣ー異変?

2011-08-02 19:52:56 | 暮らし

8月2日(火)   いちじ 

家の脇の畑、トラクターで耕す。宿根の草を繁茂させてしまったので、何回か耕し、貯蔵根を細かく裁断しておく。午後は、モアで、田んぼの畔の草刈。一月半経過しているので、丈の高い草は、膝以上の高さに伸びている。これが、稲刈前の最後の草刈になってくれればよいのだが。天気次第では、もう一度必要かもしれない。

所で、連れ合いが、蜂の巣を見つけた。アシナガバチは、当たり前に巣を作るので、めずらしくないが、蜂毒アレルギーの連れ合いは、かなり注意して、巣の存在を、気にしている。「今年は、蜂の巣を見掛けないから、台風が来る」とは、だいぶ前に云っていたこと。が、数日前、「蜂が巣を作っている。もう、かなり大きくなっている」と、驚いていた。巣を見ないからと、安心しきっていたからだろう。注意を払っていなかったのだ。鶏舎とか、餌小屋の軒先に、巣を作っている。

昨日の晩、「スズメバチの巣も見つけた、それも二つ。でも、蜂はいないようだ。」

今日、確認してみると、鶏舎と、薪置き場の軒下に巣はできている。かなり時間を掛けてみていたが、蜂の出入りはない。二つとも、今年のものに違いない。去年からのものではない。しかし、少なくとも、今日の所は、スズメバチの姿は見かけない。このように巣を作り始めてから、放り出して、どうしたのだろう。

それこそ、何か異変の前触れでなければよいのだが。