畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

2011-08-07 20:15:07 | 暮らし

8月7日(日)  ときどき 

午後には、もなるが、パラパラした程度。

昨夕方から、にぎやかな子供の声と、動き回りを、堪能する。こんなことは、何年振りだろう。元気で、大人慣れしている、一年生だった。一行は、夕方帰ってゆき、また静かになる。午前中は、なにもせず、のんびり。

午後は、庭に作っておいた、サツマイモ苗床の片付け。草も伸びていたので、取ってきれいにする。秋、冬野菜の苗づくりで、早めに蒔く分を、この場所で、育苗したいと云う、連れ合いの要請である。ほぼきれいにして、不用の苗箱や、畔シートを積んであるあたりの草をむしっていたら、突然、右手に激痛が走る。ハッと集中すると、畔シートの隙間から、アシナガバチが何匹か飛び出してきている。あわてて飛び下がり、激痛の走る右手を調べると、手首の所に赤っぽい点ができている。一匹目のハチに刺されてしまったのだ。水道水で、冷やすが、それほどの効果はないだろう。

早速に敵討の準備だ。まず、敵を知らなければ。どこかに蜂の巣があるはずだ。蜂が飛び交ったあたりの、畔シートに石を投げてみる。案の定、何匹かの蜂が飛び出してきた。この中に、巣があるはずだ。長い棒を用意して、畔シートを動かしてみる。手早くやって、蜂たちが飛び立つと同時に、棒は放り捨てる。奴らは、棒を伝って、飛んでくることもある。蜂の巣が、姿を現す。直径10㎝ほどの大きさになっている。巣を守り、働く蜂たちも、20匹ほどは、いるだろう。ここまで大きくなってしまうと、残念ながら、巣だけを処分するのは難しい。このまま放置しておきと、育苗作業時に、かなり神経質に、注意しなくてはならない。かわいそうだが、せん滅せざるを得ない。

灯油バーナーを用意する。野焼きや、草焼に使うバーナーだ。火炎放射機のようなものだ。圧力を加え、高温で、灯油をガス化して燃焼させるバーナーだ。点火し、延焼防止のため、水道ホースも準備しておく。準備の方が時間を食う。かたき討ちは、あっという間だ。火炎放射機をかざす間もなく、蜂たちは、巣と同時に、燃えてしまい、跡形もなくなる。何匹か、逃げ延びた蜂もいるかもしれないが、周りでもがいている数匹は、潰してしまう。枯れ草が燃え始めるので、水を掛けて、消して、燃え移らないように水浸しにする。

残酷な仕打ちかもしれないが、かわいそうだが、しようがない。私たちが、快適に、作業できるために。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする