畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
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食、農への思い

暑>涼

2011-08-19 18:08:31 | 農作業

8月19日(金)  のち   

午前中は、曇り空ながら、蒸し暑く、昼上がりには、シャワーを浴びて、着替えをする。夏の昼寝もいつも通り。外で、パラパラと音がして来て、目を開けたのは1時をかなり回ったころか。外は、暗く雲がかかり、大粒の雨が、土埃を上げるほどに降り始めていた。しばらくすると、本降りになり、カラカラの庭土も潤い、一時間ほどで、小さな水溜りもできるほどになる。この雨は、前線の南下による雨ということで、教科書通りに、気温も急降下。昼に31℃ほどあった気温が、2時過ぎには、22℃位になっている。いい雨だ。そして、よいタイミングの、秋の空気の入れ替わりだ。

今日は、よい仕事をした。天気予報を確認した上で、選択した仕事なのだが。花畑に、ニンジンを蒔く。予報は、午後からは雨になり、気温も下がる。しかも、明日からの2~3日は、曇りや雨の天気が続く。ニンジンを蒔くために与えてもらったような、そんな天気だ。

草を取り、片づけておいた、畝の、透明マルチフィルムを撤去する。脇を押さえている土を落としながら、フィルムを剥がす。その土が畝の上にかからないように、丁寧にはがしてゆく。マルチの下で、熱処理された、畑土に、無処理の土がかかっては、草の種を蒔いてやるようなもの。ここは、充分、注意すべき所だ。フィルムには、畑土の水分が結露して付いていて、べっとりしている。畝の中は、ある程度の水分を保ってもいるはずだ。そこに小雨でも降ってくれたら、発芽に足りる水分となってくれるだろう。種蒔は、シーダーテープを専用の機械で、土中に延ばして埋め込んで行くだけだ。手直しは、テープが露出している所に、覆土すればよい。二畝分、テープの長さで、約400m。それほどの労働ではないが、汗びっしょりで、畑を後にした。

そして、期待していた、この雨。予想以上に降ってくれた。雨足が、若干強いかな、との心配もあるが、雨量は十分だろう。覆土が流されるほどの強さかどうかは、明日にでも、確認に行けばよい。

午後は、雨を眺めながら、秋の空気をゆっくりと楽しむ。