畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

刈置き

2011-08-30 19:42:48 | 農作業

8月30日(火)   ときどき  いちじ 

廃鶏だし。例年より3カ月も遅くなり、今年の雛は、育雛舎に押し込まれたままだったので、これで、一安心。広い鶏舎に移す準備が急がれる。

朝、5時過ぎ、霧かな、と思う間もなく、細かな雨が地面をうっすらと濡らす。予報も、朝のうちは、断続的に、雨雲が通過する、そんな雨雲予報だ。明日からは、本格的な雨の連続。今日は、何とか助けてほしい、と思いながら、母の、デイサービスの迎えを待つ。

雨は、その後は降らず、陽射しが強くなる。どうにか、一日持ちそうだ。昨日、手間のかかる所はやっておいたから、今日は能率が上がる。3時前には、乾燥機を満杯にするだけ、刈り終えた。しかし、田んぼに残る稲は、籾搬送コンテナに、一杯弱、8俵分くらいだ。これを残すと、4~5日後の、雨上がりの稲刈の再開は、ここから始めることになる。台風の下、コンバインを、家から離れた、田んぼに置くのも心配だ。この稲を刈ってしまえば、コンバインも引き上げ、格納庫の中で、台風を通過させれる。稲刈再開は、新たな田んぼから始めることになり、決まりがよい。

刈置きをすることに決める。あまり良くないことだが、乾燥作業は、明日朝から始められる。夜の一晩だけだから、熱を持つこともないだろうと、刈り始める。5時前に刈り終えて、家に帰り、コンバイン引き上げの為、トラックで引き返すが、途中、フロントガラスに、、、、。アルミブリッジを下ろし、積み込み作業をするときは、シャツが濡れるほどに落ちてくる雨滴。コンバインは、少し濡れてしまうが、刈り終えた安堵感は、雨など平気な気分にさせてくれる。コンバインや、軽トラックの籾コンテナを、倉庫にしまい込む頃には、一雨は上がったが、空は、何時降ってもおかしくない黒い雲に覆われていた。