畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

不安定

2011-08-24 18:30:00 | 暮らし

8月24日(水)  ときどき  いちじ 

どうにも不安定な天気が続いている。これからも数日は、こんな天気のようだ。ピンポイント天気は、ほとんど傘マークの連続。曇りマークがポツリなのだが、実際の天気は違う。おおむね晴れて、太陽の日差しは強く、白い入道雲。時折、南の空から、灰色か、薄黒い雲がサアーっと流れてくる。降り出すのかなと思うと、ポツポツ程度で終わったり、傘を広げなくっちゃと思うような雨になったり。その雨もほんの2~3分の時もあれば、10分位続くこともある。一日中こんな天気だ。

今の時期、こんな天気は、一番困る。他の作業なら、どうということはない天気ではある。しかし、稲刈には本当に困りものの天気なのだ。今は、収穫する機械は、コンバイン。この機械は、イネを刈ると同時に、脱穀して、籾を収穫する機械だ。稲藁や、籾が乾燥していることが、作業の条件である。梅雨が付いている状態で作業すると、脱穀された籾が、つまってしまうこともある。詰まらないまでも、藁屑や粉じんと一緒に排出されてしまうなどの、収穫ロスが発生する。また、収穫した籾は、出来るだけ早く、乾燥機に入れて、乾燥しないと、品質が劣化する。乾燥機は、最低量があり、少なすぎた場合、均一な乾燥ができないこともある。少量での乾燥より、機械の基準量あった方が、能率は良い。

だから、こんな天気は、農家を悩ませる。稲刈はしたい。しかし、雨はどうなのだろうか。一種の、賭けである。思い切って、田んぼに出て、作業を始めた葉よいが、雨に降られて中断。そのまま中止に追い込まれ、がっくりと、恨めしく雨空を眺める。半端仕事を嫌い、稲刈を中止し、そのまま夕方になり、ほとんど雨を落とさなかった空に、あるいは、天気予報に、思い切り怒鳴りつけたい気分になる。

今日あたりは、あまりにも、天気予報が傘マークだったから、機械を動かした人は、ごく少なかっただろう。しかし、午後に限っては、ちょっとばかり機械を濡らすほどの雨が二度ほど降っただけ。ベターではなかったが、どうにか持ってくれたと云える、そんな稲刈日だった。

私の場合、早生のもち米だけは、ちょうど収穫適期。量から云って、半日もしないで、終わる量。あまり焦ることなく、天候とにらめっこ。で、今日は、畑に行く。秀畑。二度目のロータリー耕。雨が適度に土を湿らせてくれたので、土埃を気にせずに、作業出来た。家のハウス周りの草刈も着手。