畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

ネズミ

2009-12-26 18:36:59 | 農作業
12月26日(土)  のち 

予報は外れて、雨は降らない。昼前に、太陽も出て、すっかり好いう天気に。
午前中は出荷作業。定期出荷の最後の日。
午後は、大豆の脱穀を始める。
「Tさんが、黒豆を譲ってほしいって。」連れ合いに云われていた。それならばと、急遽、脱穀をしてしまおうと、決めた。幸いにして、雨も降らず、晴天になってきた。これからやってしまおう、と、ガソリンを入れ、機械のエンジンをかける。一年ぶりだが、一発で始動。問題なさそう。これなら、今日中に終わるな、と、機械を走らせ、ハウスの中に。袋やシートを用意して、さあ始めようと?。機械の奥の方に何かが。カバーを外して、調べると、銀色のポリの切れ端や、黒マルチの切れ端、などなどが詰まっている。
「ネズミの野郎!」思わず声が出る。機械の隅の方に、ネズミが巣作りしていたのだ。一年間、動かしていない。外敵から身を守るには、最適な場所と、選んだのだろう。いつ作ったのかは分からないが、今は、気配はない。かなり奥の方なので、取り出して、掃除するのにたっぷりと時間を取られた。
日も傾きかけたころに、ようやく作業を始める。まず、黒豆。そして、茶豆。普通の大豆は後日にするしかないからと、茶豆を終わらせたところで、機械を止める。
連れ合いが来て曰く。
「Tさん、黒豆、来年でいいって。」
「えー!」
「自分で、来て、指脱穀して、と云ったら、ちょっとできないから、黒豆は生協で買ったって。でも、豆は好きだから、出来たら、譲ってだって。」

黒豆は、3~4kg。茶豆は、8~9kgの収穫。最近では、最も良い出来だったので、怒らずに済んだ。