カキ氷の話の続きということで...。
いつの頃からか、カップに入った、市販のタイプも登場して、よく買うようになりました。味は相変わらず「イチゴ」「レモン」「メロン」が主流で、時に「みぞれ」や「あずき」もあったように思います。
それから数年経って、私はテレビCMにて、不思議なものを見ました。「♪ 宇治金時~! 練乳がけ~! パ~イン!♪」 この音楽と一緒に映像も流れました。「練乳」はミルクのことだし、パインはそのままだからわかりましたが、謎だったのは「宇治金時」。何やら、黄緑色のシロップをかけ、その上にあずきを乗せている...。
なぜだか、その商品は、私の周りでは出回らなかったのか、実物を見かけなかったので、確かめるチャンスもなく時は過ぎ、「メロンシロップ」に「あずき」は合うわけないし、あの黄緑色のシロップは、いったい何だろう? またまた私の疑問病?が登場し、その後ずっと引きずる結果となりました。
疑問が解けたのが、二十歳を過ぎて、京都方面へ旅行に行った時。京都では、「宇治金時」ばかりでなく、抹茶シロップをかけた「宇治」だけのカキ氷が、どこにでも出回っていました。「そうか、あの黄緑色のシロップは、‘抹茶’だったか...。なるほど、お茶とあずきなら、味も合うだろう...。大いに納得できた瞬間でした。
そして、あれは私が大学に入ってから、また別の疑問にぶつかりました。サークルの先輩たちに「フラッペ食べにいかない?」と誘われ、そこにいた数人でぞろぞろと、構内にある食堂?に向かって歩いていきました。「‘フラッペ’って、そういえば、喫茶店に、『カキ氷より更に細かく削った氷のデザート』があったのを見たことあるけど、あれかなァ?」 と内心不思議に思いながら、仲間に加わっていた私でした。 そして、そこで出てきたものは、どう見てもフツ~の「カキ氷」でした。しかも、シロップも「イチゴ」「レモン」「メロン」の、超オーソドックスなものだけ。一緒にいた男子学生が、ぽつりと「‘フラッペ’って言ってもさァ、これって‘カキ氷’だよね。」と言ってましたが、たぶん私と同じ感想だったのかも。
いったい、いつから「カキ氷」が「フラッペ」になってしまったんだか...?
やがて、時は過ぎ、今では、また「カキ氷」と呼ぶようになってますね。お店によっては「フラッペ」もあるけど、その場合、「カキ氷にアイスクリームが乗ってるもの」を指すみたい...。
ということで、私の、しょーもない「カキ氷談義」は、これにて。
姫が国会議員になって、国会で取上げるべきだ。