ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

「有賀さん」の思い出

2021-11-14 | 地域の話題
 「11月11日」は、実に様々な「記念日」のある日です。「ポッキー&プリッツの日」「乾電池の日」「チンアナゴの日」…etc そして、実は、ウチの末息子の誕生日でもあります。(^^; 
 更に、この日は、私の生まれ育った所と、今住んでいる所、その近辺に古くから伝わる、ある伝統行事の行われる日でもあります。(^.^) それが「有賀さん」。

 私の実家は、今は合併して「水戸市」となってますが、「大洗街道」と呼ばれる国道沿いにありました。(^^) そこを、毎年「11月11日」になると、ある行列が通りました。その行列が近付くと、派手な「鳴り物」の音が聞こえるので、あちこちから見物の人が集まりました。
 行列の「本体」は、派手に飾られた不思議な形の車で、それが近付くと、大人たちは「お賽銭」を投げたりしてました。そこで、沿道に人が多く集まったタイミングで? 担当の人たちが、売り歩くモノがありました。(^.^) それは、笹の葉に「お札」や「お菓子類」がぶら下がったモノで、当時は特に「名前」も知らなかったわけですが、今調べると「虫切り菓子」と呼ぶそうです。


 なぜ、そんな名前かと言うと、そもそも「有賀神社」というのは、子どもの「虫切り」にご利益がある、と伝わる神社だそうです。(^_^) 「虫切り」とは、小さい子が「ぐずったり」「癇癪を起こしたり」「夜泣き」することを、昔の人は「虫がいる」という風に考えたことから、来る話らしいですね。

 その笹の葉にぶら下がっているお菓子の、主なモノは「にんじんポン菓子」と呼ばれる、お米が原料のお菓子でした。




 とても素朴なお菓子ですが、幼少期の頃の我々は、それを買ってもらって、近所の子どもたちで集まって、みんなで食べるのが、とても楽しみでした。(^-^)

 私にとって「有賀さん」は、その程度の知識しか無く、思い出もそんなモノで、やがては「忘れていた?」行事でした。
 でも、やがて「大洗町」に嫁いでから、同じく「11月11日」になると、毎年「朝のうち」に花火が上がり、近所の人たちが、少し騒がしく?なるので、何かと思ったら、この「有賀さん」は、その後も毎年続いていて、その「行列」が、近くの神社に「寄る」とのことでした。(・・;)
 そしてなんと、行列の最終目的地は「大洗磯前神社」だそうで、結局、水戸市内原にある神社から、大洗の神社まで、「御神体がやってくる」行事だったんだそうです。




 なるほど、こういうことを、簡単に?調べられるようになって、初めてわかったことですが、こういう伝統行事が、ずっと続いてること、それを考えると、それだけでも「凄いこと」だと思われますネ。^_−☆






コメント (2)
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